日付をまたいで得た1勝
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HiRO
2006年05月22日 03:11 visibility62
Hawks 7 - 3 Swallows
日付をまたぐ、長い長い試合。
5時間22分、実に試合終了は0時12分。
大学野球の延長の影響で、昨日に引き続きゲーム開始が30分遅れる。
石井一久−杉内の先発で始まったこの試合。終わる頃には先発が誰だったかなんて何かもう遠い昔のよう。
3回にズレータの11号3ランで先制。
以降、じわじわとSwallowsが追いあげ、4-3で9回を迎える。
杉内から、吉武、藤岡、篠原で凌いで馬原に繋ぐ計算通りの展開。
だが、馬原にいつもの球威がない。
153km/h出ているもののバットに当てられる。ストレートを弾き返される。キレがないのだろう。フォークはワンバウンド。
先頭の青木への四球、続くリグスのヒットをきっかけに、満塁のピンチ。ここで投じたフォークがワイルドピッチに。土壇場で同点に追いつかれてしまう。
長い長い延長戦の始まり。
両軍、チャンスを作るものの得点できない、どちらも焦れる展開に。
10回にはランナー2人を置いて的場の代打で大道、11回には馬原の代打に宮地と代打の切り札をつぎ込むが1点がとれない。
11回からは佐藤誠。ランナー2人を出すもゲッツーで凌ぐ。
12回、泣いても笑ってもこの回まで。
先頭ズレータが打った瞬間、HRかと思えたフェンス直撃の2ベース。本間が送り、松田は三振。11回からマスクを被った山崎に打順が回る。
追い込まれて吉川のインコースへのシュート気味のボールをライト方向へ追っつけるとライト前へ。遂に勝ち越し。
さらに宮地の2塁内野安打に続いて、大村がダメ押しの2点タイムリー。
あんなにも遠かった1点で終わらず、この回一挙に3点。
だが、まだ裏が残っている。
佐藤誠が3連打を浴び、無死満塁のピンチ。迎えるはリグス、三木、ラミレス。
だが、満塁となったところで佐藤誠の表情が変わった。いい意味で開き直れたのだろう。闘志を感じさせ、それでいて落ち着き払った表情。眼光は鋭い。それまで中途半端なところへ投げていたボールが絶妙なところへ決まる。
リグスを3球三振、続く三木も三振に斬ってとると、ラミレスはライトフェンス際へのライトフライ。
ただの1勝といえば1勝。
だが、ここまで対戦したパのチーム総てに勝ち越してきた好調Swallowsを相手に、こういう展開のゲームで勝てたのは大きい。若手の多い今のHawksにとっては、こうした経験に勝るクスリはない。
明日が本拠地福岡への移動日という日程もラッキーだ。
これが、ただの1勝ではなく、チームの浮上の切っ掛けとなればよいのだが。
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