熱パ極まれり!

  • HiRO
    2006年09月13日 01:07 visibility69
Hawks 5 - 3 (ORIX)Buffaloes

何という展開か?!
この日、首位Lionsが3位Fightersに敗れ、2位Hawksが勝ったため、遂に、0.5差の中に3強がひしめく事態。120数試合を消化し、残り10試合を切った、この時点で、である。
まさに熱パ!

なかでも、首位Lionsの首元まで迫ったFightersの勢いが凄まじい。
投打に勢いがある。この日も、初回に八木が3点を奪われながら、その裏に直ぐ4点を獲って逆転。以降、追いすがるLionsを退け、5連勝。
この打線の爆発力が、今のHawksには無い。


Hawksは2回、デイビーから3安打を重ねながらも、ズレータの不味い走塁で得点できないという、嫌な展開も。が、1死満塁から山崎の2塁ベースに当たるラッキーなタイムリーで2点を先制。

Hawksは、前回登板、9/5のFighters戦で7失点KOの新垣渚が先発。この渚がやはりピリッとしない。

味方が2点を先制した、その裏。
先頭後藤にインコース一杯のストレートを簡単にライト線へ運ばれる。2ベース。スピードこそ150km/h出ているものの、キレがない。しかもインコース一杯。いいときなら、こんなにいともたやすく打たれない。
続く相川には四球、しかもワイルドピッチもあって無死1、3塁。さらに、グラボースキーの打席でスライダーがワンバウンド。これを山崎が捕れず後逸。バッテリーミスであっさり1点を献上。1死3塁から下山の打球はセンターへ。背走した大村が捕るも、充分な犠牲フライ、難なく同点に追いつかれる。

それにしても、渚の球に力がない。下山にも難なくセンター後方へ運ばれている。
8/29のMarines戦で完璧な投球を魅せた渚だが、そのときと比べると明らかに下半身に粘りがない。いわゆる「手投げ」の状態。だから、ストレートにも力がのっていかない。

同点に追いつかれた直後の3回。1死から信彦が四球で歩き、ズレータの打球が左中間を割る。信彦が1塁から長駆ホームイン。タイムリー2ベースで勝ち越し、2死となってからカブレラの打球は1塁横へのゴロ。1塁グラボースキーがこれをファンブルし、その間にズレータがホームイン。2点をリード。

6回の渚。ヒットと四球で1死1、2塁としたところで、相川を追い込みながらスライダーを簡単にセンター前に弾き返され1点差。渚が本調子なら外のスライダーをあんなに簡単には打たれはしない。ベンチもここで渚を諦め、吉田修司、柳瀬と繋いで、この回をなんとか1点差で凌ぎきる。

7回1死から、信彦、ズレータの連打、柴原四球で満塁。カブレラの打球はライトへ。犠牲フライには充分。信彦が生還し2点差。

この2点を、三瀬、藤岡、馬原で守りきり3連勝。
新垣は、決して良くはなかったが13勝目。負けが3つ。つまり、渚一人で10の貯金。これは立派なもの。

とはいっても、内容的には不安が残る。渚自身のコンディションは言うに及ばず、バッテリーミスも相変わらず多いし、お世辞にも打ち勝ったとは言えない。

勝つには勝った。とはいえ、勝たせて貰った印象が強い。
それでも、残り8試合となった、この期に及んでは、負けなかったこと、それが何よりも大きい。

これだけ、主軸が機能せず、勝てる投手、勝てない投手がハッキリするなか、この位置にいる。それを前向きに捉えよう。
Fightersはチーム状態が投打共に最高の状態で同じ位置だ。

ここから後は、調子の善し悪しは関係ない。そんなことで悩んでいるヒマもない。練習では、如何に調子を上げるか、それに思い切り悩んで汗を流すがいい。
だが、ゲームに臨んで、それを考えるようでは駄目だ。
如何に目の前の一つ一つのプレーに全力で集中して臨めるか。それだけでいい。それが出来れば結果はついてくる。

ここから後はトーナメント。負ければ終わり。悔いを残すな。諦めるな。

俺達は、2005.10.15の感動10.17の悔しさを決して忘れはしない。

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