2006 オールスターゲーム第1戦
-
HiRO
2006年07月23日 00:08 visibility113
Pacific League 1 - 3 Central League
オールスター、神宮での第1戦。
仕事を早めに切り上げ神宮へ。3塁側内野席でマイヤキューのあっこさんとの観戦。
神宮の内野席はハッキリ言って狭い。隣のCarp前田ユニを着たオバチャンの横幅もあって身動きがとれぬ狭さに閉口。はみ出し過ぎやん、オバチャン。
ゲーム前、直ぐ目の前で、先発の松坂がキャッチボール。群がる観客。
これが神宮の良いところ。
スタメンは、1番に宗則が入り、2番が谷。宗則が期待していた、WBCコンビ、西岡&宗則の2遊間、1、2番は実現せず。ってか2人仲良すぎ(笑)
3番新庄に4番清原。ま、この辺はファン投票だから仕方ない。というかファン投票の在り方自体に不満があるが、それは後述。
そして、オールスター期間中、休みのつもりで奥さんとの予定を入れていたため、奥さんが不満顔という本間が9番2塁でスタメン!
(奥さん、喜んでやってよ)
しかし、いくらファン投票とはいえ、目下断トツの首位打者にして、とてつもない打撃を魅せる松中信彦がスタメンに名を連ねて無いのはどうやろう?
と、思いきや実はそれどころではない信彦。おいおい、ガス壊疽って……ペナント5ゲーム出らんくらいで実は調度いいんやない?
その信彦は1回のパの攻撃で3塁コーチャー。マジでオールスターとかペナントレースとかも命あってのも。普段なら「信彦、しっかり腕回せーっ」とか聞こえるように叫ぶのだが、心配の余りちょっとそんな気にもなれず。
オープニングで新庄の派手なパフォーマンスはなし。ホントはヘリで降りてくるつもりやったらしいが規制に引っかかりNGとのこと。
代わりに、森本がピッコロに。ハマりすぎ。もともと爬虫類っぽいのに。
ま、新庄の派手なバットとか電飾ベルトとかありながらも、野球そのものは序盤は地味な展開。ってか、電飾ベルト、客席からは何て書いとるか読めんし(苦笑)
新庄のパフォーマンス、客を盛り上げてくれる意味ではいいけど、野球と関係ない部分でのパフォーマンスも多いので(森本のピッコロもそう)、そこは若干冷めとる自分。
でも、一昨年のホームスチールとか、お立ち台での「これからは...パ・リーグです」、「今日のヒーローは僕じゃありません。みんなです。」といった台詞はたまらない。
もっと野球そのものの球宴的な面白さが欲しい。
と思っていたら、その新庄が7回に二岡のセンター前ヒットかと思ったライナー性の打球を突っ込んでダイビングキャッチ。どうやら顔面を地面に打ち付けたようで、笑顔ながらもかなり痛そう。さすがは新庄、ナイスプレー。
レフト側、ライト側、関係なく盛り上がる。
この日の最高の見せ場は、何と言っても9回。
今や日本の誇る“直球王”藤川球児!
マウンド上で、ストレートの握りを見せるべく、ボールを握った腕を真っ直ぐバッターに伸ばす球児。どっかでこんなの見た。そう、まるで侍ジャイアンツ!
全球直球宣言!
その藤川球児のピッチングに痺れたっ!
カブレラに対し全球ストレートで三振。そして続く小笠原にも全球ストレート。それにフルスイングで応える小笠原も最高に素敵だ。小笠原もバットに当てるのが精一杯でファールを続けた後、ど真ん中のストレートを空振り三振!
打者のベルト付近のボールで空振りをとれるストレートはホントに大したもの。
悔しげに笑う小笠原。満足げに帽子をとって一礼する藤川。真っ向勝負のこの醍醐味。
この後はクルーンが登板。159km/hを記録するものの、里崎にヒットを打たれる。ちょうど真横から観る位置。確かに速い。だが、球速表示ほど、藤川のピッチングほど、興奮がなかったのも事実。
なんやろう?
球児の渾身の投球には、「絶対に、このストレートで抑えてやる」といったような気迫がみなぎって見えた。そして、それに打者もフルスイングで呼応した。
その意味で、藤川球児に軍配。
MVPは往々にして試合の勝敗が絡んだり客観的な成績が絡んだりするが、このゲームを観た観客にとって、最高の見せ場を演じた、これがなければこのゲームは面白くなかった、という意味では球児こそMVP。
Hawks勢の活躍は大村の2ベースのみ。
ま、信彦はしょうがないとして。馬原のピッチングも観れず、スタメン起用の宗、柴原、本間には快音無し。
宮崎の和巳の先発に期待やね。
それにしても、ここ数年のオールスター。
ファン投票の在り方を見直した方が良いのではないだろうか。
ホントはどんなシステムであってもファンの自制が効いていればよいのだが、特にインターネット投票も出来るようになって、ファンによる組織票、同じ人間による票が、選手の選出を歪ませている気がする。
セはこの数年、Tigersの選手だらけだし、セからパに移っても清原票は凄まじい。
その清原に関しては、元々パの出身でもあり、同じ年齢というのもあって、自分も彼には、まだまだ頑張って欲しいと思っているし、少しでも長く現役を続け、そして凄みを魅せて欲しいと願っている。
だが、オールスターで投票するかというと別問題だ。今季の清原はかなり長く戦線を離脱していたし、その成績も期待していたものには全然ほど遠い。
自分なら絶対に選ばない。今後頑張って欲しいという期待も含めて。
憶測でものを言って大変申し訳ないが、清原の選出にはセのファンの投票もかなりあったのではないかと思う。
パのファンは、元々パの出身の清原に関して、人によって反応は様々ながら、良くも悪くも冷静に見ている感じがする。
自分がHawksファンであることを度外視しても、パのファンとして今年のDH枠でオールスターで観たい選手を選ぶなら松中だろう。清原は気になる存在だが、彼を選ぶという選択肢は自分のなかでは有り得ない。
その意味では、セとパ、一緒くたに投票できるのも考えものかも。
別に清原を悪く言うつもりはない。彼本人は何も悪くない。ただ、典型的な例として挙げているまで。
やはり、実績も踏まえるが、少なくとも、そのシーズン、活躍しているなかから選びたい。その年のオールスターにふさわしい旬な選手。過去の実績があろうと、その年、全く活躍できていない選手をオールスターで観たいとは思わない。
その意味で、今のファン投票は幾らでも投票できてしまうし、活躍の度合いに関係なく、ただの人気投票になってしまっている。至極残念。
組織票は阻止できないまでも、せめて、単純に1人1票でやって欲しい。そして、セはセ、パはパで。
さて、今日の宮崎サンマリンは和巳の登板予定だったが、明日に順延。
九州やし、和巳にも、他のHawks勢にも活躍を期待したいところだ。
オールスター、神宮での第1戦。
仕事を早めに切り上げ神宮へ。3塁側内野席でマイヤキューのあっこさんとの観戦。
神宮の内野席はハッキリ言って狭い。隣のCarp前田ユニを着たオバチャンの横幅もあって身動きがとれぬ狭さに閉口。はみ出し過ぎやん、オバチャン。
ゲーム前、直ぐ目の前で、先発の松坂がキャッチボール。群がる観客。
これが神宮の良いところ。
スタメンは、1番に宗則が入り、2番が谷。宗則が期待していた、WBCコンビ、西岡&宗則の2遊間、1、2番は実現せず。ってか2人仲良すぎ(笑)
3番新庄に4番清原。ま、この辺はファン投票だから仕方ない。というかファン投票の在り方自体に不満があるが、それは後述。
そして、オールスター期間中、休みのつもりで奥さんとの予定を入れていたため、奥さんが不満顔という本間が9番2塁でスタメン!
(奥さん、喜んでやってよ)
しかし、いくらファン投票とはいえ、目下断トツの首位打者にして、とてつもない打撃を魅せる松中信彦がスタメンに名を連ねて無いのはどうやろう?
と、思いきや実はそれどころではない信彦。おいおい、ガス壊疽って……ペナント5ゲーム出らんくらいで実は調度いいんやない?
その信彦は1回のパの攻撃で3塁コーチャー。マジでオールスターとかペナントレースとかも命あってのも。普段なら「信彦、しっかり腕回せーっ」とか聞こえるように叫ぶのだが、心配の余りちょっとそんな気にもなれず。
オープニングで新庄の派手なパフォーマンスはなし。ホントはヘリで降りてくるつもりやったらしいが規制に引っかかりNGとのこと。
代わりに、森本がピッコロに。ハマりすぎ。もともと爬虫類っぽいのに。
ま、新庄の派手なバットとか電飾ベルトとかありながらも、野球そのものは序盤は地味な展開。ってか、電飾ベルト、客席からは何て書いとるか読めんし(苦笑)
新庄のパフォーマンス、客を盛り上げてくれる意味ではいいけど、野球と関係ない部分でのパフォーマンスも多いので(森本のピッコロもそう)、そこは若干冷めとる自分。
でも、一昨年のホームスチールとか、お立ち台での「これからは...パ・リーグです」、「今日のヒーローは僕じゃありません。みんなです。」といった台詞はたまらない。
もっと野球そのものの球宴的な面白さが欲しい。
と思っていたら、その新庄が7回に二岡のセンター前ヒットかと思ったライナー性の打球を突っ込んでダイビングキャッチ。どうやら顔面を地面に打ち付けたようで、笑顔ながらもかなり痛そう。さすがは新庄、ナイスプレー。
レフト側、ライト側、関係なく盛り上がる。
この日の最高の見せ場は、何と言っても9回。
今や日本の誇る“直球王”藤川球児!
マウンド上で、ストレートの握りを見せるべく、ボールを握った腕を真っ直ぐバッターに伸ばす球児。どっかでこんなの見た。そう、まるで侍ジャイアンツ!
全球直球宣言!
その藤川球児のピッチングに痺れたっ!
カブレラに対し全球ストレートで三振。そして続く小笠原にも全球ストレート。それにフルスイングで応える小笠原も最高に素敵だ。小笠原もバットに当てるのが精一杯でファールを続けた後、ど真ん中のストレートを空振り三振!
打者のベルト付近のボールで空振りをとれるストレートはホントに大したもの。
悔しげに笑う小笠原。満足げに帽子をとって一礼する藤川。真っ向勝負のこの醍醐味。
この後はクルーンが登板。159km/hを記録するものの、里崎にヒットを打たれる。ちょうど真横から観る位置。確かに速い。だが、球速表示ほど、藤川のピッチングほど、興奮がなかったのも事実。
なんやろう?
球児の渾身の投球には、「絶対に、このストレートで抑えてやる」といったような気迫がみなぎって見えた。そして、それに打者もフルスイングで呼応した。
その意味で、藤川球児に軍配。
MVPは往々にして試合の勝敗が絡んだり客観的な成績が絡んだりするが、このゲームを観た観客にとって、最高の見せ場を演じた、これがなければこのゲームは面白くなかった、という意味では球児こそMVP。
Hawks勢の活躍は大村の2ベースのみ。
ま、信彦はしょうがないとして。馬原のピッチングも観れず、スタメン起用の宗、柴原、本間には快音無し。
宮崎の和巳の先発に期待やね。
それにしても、ここ数年のオールスター。
ファン投票の在り方を見直した方が良いのではないだろうか。
ホントはどんなシステムであってもファンの自制が効いていればよいのだが、特にインターネット投票も出来るようになって、ファンによる組織票、同じ人間による票が、選手の選出を歪ませている気がする。
セはこの数年、Tigersの選手だらけだし、セからパに移っても清原票は凄まじい。
その清原に関しては、元々パの出身でもあり、同じ年齢というのもあって、自分も彼には、まだまだ頑張って欲しいと思っているし、少しでも長く現役を続け、そして凄みを魅せて欲しいと願っている。
だが、オールスターで投票するかというと別問題だ。今季の清原はかなり長く戦線を離脱していたし、その成績も期待していたものには全然ほど遠い。
自分なら絶対に選ばない。今後頑張って欲しいという期待も含めて。
憶測でものを言って大変申し訳ないが、清原の選出にはセのファンの投票もかなりあったのではないかと思う。
パのファンは、元々パの出身の清原に関して、人によって反応は様々ながら、良くも悪くも冷静に見ている感じがする。
自分がHawksファンであることを度外視しても、パのファンとして今年のDH枠でオールスターで観たい選手を選ぶなら松中だろう。清原は気になる存在だが、彼を選ぶという選択肢は自分のなかでは有り得ない。
その意味では、セとパ、一緒くたに投票できるのも考えものかも。
別に清原を悪く言うつもりはない。彼本人は何も悪くない。ただ、典型的な例として挙げているまで。
やはり、実績も踏まえるが、少なくとも、そのシーズン、活躍しているなかから選びたい。その年のオールスターにふさわしい旬な選手。過去の実績があろうと、その年、全く活躍できていない選手をオールスターで観たいとは思わない。
その意味で、今のファン投票は幾らでも投票できてしまうし、活躍の度合いに関係なく、ただの人気投票になってしまっている。至極残念。
組織票は阻止できないまでも、せめて、単純に1人1票でやって欲しい。そして、セはセ、パはパで。
さて、今日の宮崎サンマリンは和巳の登板予定だったが、明日に順延。
九州やし、和巳にも、他のHawks勢にも活躍を期待したいところだ。
- favorite1 visibility113
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件