応援したくなる気持ち

サッカー日本女子の試合を見て久しぶりに爽快な気分になった。とある元なでしこの話を聞くと、今大会へ臨むなでしこたちの危機感は高いらしい。

ここでいいところを見せなければ日本の女子サッカーは滅亡するとまで語っていたらしい。つまりはなでしこ達にとって今回は日本女子サッカーの存亡を賭けて臨んだオリンピックなのだ。


マーケットの小さい日本女子サッカーを取り巻く環境は厳しい。FIFAランク上位の相手をオリンピックの舞台でボコっても、荒川は日本に帰ればスーパーのアルバイトを続けるのだろう。そんな中で健気に取り組んできた彼女たちが見せたパフォーマンスには感動させられた。


一方、サッカー日本男子は何を賭けて臨んだオリンピックなのだろうか。もちろんまだ若い青年たちにいろいろ背負わせるのは酷だし、女子とは置かれている状況が異なるのは彼らのせいではない。


ただ、日本男子がこのオリンピックでどんな負け方をしようが、そのうち誰かが帰国後いきなりアルバイト生活になるイメージは湧かない。自分はどちらかといえばサッカー日本女子のほうにシンパシーを感じるのはこのあたりが理由だろう。


白状すると、自分は1998年をピークに緩やかに日本代表(男子)へのシンパシーを失いつつある。
もちろん一日本人として代表を応援をしていないわけではない。ただ、サッカーが日本でマイナースポーツだったころから抱いていた日本代表への想いと現在のそれとはどうしても異なるものになるのだ。


トシをとるということはこういうことなのか。


男子よ、オランダに一泡吹かせてオヤジを狂喜させてくれ。

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