改めて感心する
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yomo
2006年06月05日 22:01 visibility37
広島・木村拓也外野手と巨人・山田真介外野手の交換トレードが成立
先日、オリックスが広島・木村選手を金銭で獲得か?という記事を見ていた矢先の出来事でした。
私が何に感心したかというと、巨人というチームがいかに金銭を気にせず、戦力・勝利優先の戦略をしているかということである。もちろん数年前のあきらかな4番候補ばかりを集め、同一タイプの過剰な選手集めは、評価に値しない。
怪我人続出している現状、若手にチャンスを与えるだけではなく、多少の危機感も与えることは大切なことだと思う。敢えて、オリックスを引き合いに出して申し訳ないが、先日のニュースでも木村選手獲得の障害は高年俸ということだった。巨人と同じように怪我人を多く抱える球団にとって、最良であるとの判断が現状の戦力でチャンスを与えることなのか?それともトレードや補強をすることなのか?
最近の成績は巨人よりもオリックスのほうが悪い。例え、木村選手が戦力にならなかったとしても、内外野をこなす選手を獲得できたことは様々な効果を生むと考える。
近年、野球選手も年俸の格差は大きくなっている。そのなかで巨人は、他球団では年俸が下がるような成績でも十分な年俸で契約していると思われる。確かに巨人のレギュラーになることは難しい。しかし、一軍に籍をおいている選手は、それなりの評価をされている。昨今、人の価値観の多様化は驚くほど進んでいる。野球で飯を食いたい、しかし失敗するかもしれないから安定した職業を選択すると言う考えは意外に多い。また、お金は二の次でプロでレギュラーで活躍したい、だから巨人のようなチームは敬遠すると言う選手もいるようだ。価値観の多様化は、球団の個性も生むはずで、どの球団がいいのか、社会人・大学生ならば、スカウトの挨拶時に明瞭な挨拶をすることで、意中外の球団には断りをいれることも可能であろう。ファンとして地域密着という球団の選択もあれば、球団の個性でファンになるということも、現実で多くなっているのでは?
ルールを作り替えてまで、自球団を強くすることは言語道断だが、ルールの中で今できる最良の選択肢を自ら狭めてしまう事は、非常に悲しい。
応援する球団が行っている人事に係る行動が、その球団のファンとしてどうなのか?己のチームに問うて欲しい。芳しくない成績が続いた時、選手・監督・コーチを批判する前に、球団幹部の責任をファンが問うことが、日本球界にも必要であろう。
大リーグならば、まず選手を集める役目のゼネラルマネージャーからくびをきられる。監督や選手だけを挿げ替える日本の球団はどこかおかしい部分がないだろうか?
最後に言っておくが、無能な監督・コーチを擁護するつもりはサラサラない。誰かが公平な目線で一年一年の全てのスタッフに成績をつける必要がある。
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- 事務局に通報しました。
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