巨人の沢村“一本釣り”で問われるドラフトの意義(と横浜の最下位で〜以下同)

  • DIME
    2010年10月31日 01:58 visibility2201

言葉遊び程度ですが(笑)


 


この件について触れてなかったのは、とても単純で完全に思考の外にあった為です。


ぶっちゃけ、まだそんな前時代的なことを言い出してくることがあると思ってなかったわ。


 


日本語って、使う言葉をちょっと選べば、誘導するのが非常に簡単なのですよね。


タイトルにしても、「意義」という単語は本来ならば私は避けます。


類義語に比べて肯定的表現との関連性が強い言葉ですのでそもそも正当な価値のないドラフトに対して意義という表現はふさわしくないです。


逆に言えば、ニュートラルに書くべきところに意義という単語を使うことでこの時点で、まるでドラフトは正しいことであるかのような誤解を招くことが可能です。


ほんと日本語はむずかしい。


ただまぁこの程度の小細工なんて、素人にでも簡単にできることであり、排除しながら読んでるほうが普通だというのはそろそろ書きモノ屋さんも自覚すべきじゃないのかなぁ。


最近ますます下手ですよ、日本語。


 


これでまたしばらく更新が滞るかと思います。


いい加減ちゃんと時間配分のできる人間になるよう努力が必要ですね。



-------------------------------------
人気blogラン キング>[Category:野球]
-------------------------------------


 


28日に行われたプロ野球のドラフト会議で、巨人は中大・沢村拓一投手(22)の単独指名に成功した。空前の「豊作ドラフト」と言われ、中でも早大・斎藤、大石とともに沢村は「ビッグ3」として競合は必至とみられていた。それが、ふたを開けてみれば、沢村を指名したのは巨人だけ。本人の強い意志に裏打ちされたもので、「選手が個人として持つ自然な感情を塞ぐような制度は形骸化して当然」との声もあがっている。



現状、日本学生野球協会が定める規定により、沢村自身が希望球団を口にすることはできない。そんな状況の中、今月8日、読売新聞系列のスポーツ報知が「関係者の話を総合すると」という表現で「沢村の巨人に対する思いは強く、ドラフト会議で他の11球団から指名を受けた場合には、メジャー行きや浪人も辞さない決意を示しているという」と報道。間接的な形で本人の希望が明らかになった。


 


それでもまだ、他球団の中には沢村の意思を軽視する形での強行指名を模索する動きがあったが、今月26日には「米大リーグのヤンキースが沢村の身分照会を行った」という報道が他紙からも報じられた。これまでも複数の大リーグ球団が沢村の視察に訪れているのは周知の事実であり、「巨人でなければメジャーも」という可能性が現実味を帯び、指名拒否のリスクが高まった。

また、中大の高橋善正監督(66)も「嫌なところに当たって『どうですか?』と聞かれたとき、答えに困る。『なんで指名したんだよ』と言いたくなる」と心境を吐露し、巨人以外からの指名を受けた際はドラフト当日の会見を拒否する事も辞さないことを匂わせた。高橋監督も東映で50勝をあげたのち巨人に移籍して10勝をあげ現役引退後は4球団でコーチを歴任したプロ野球OBで、「行きたいチームがあるのに、そう言えないのはおかしい」とかねてより学生野球協会の規定に疑問を呈している。

「他球団に度胸がない」という見方もできるが、現在のプロ野球においてチーム強化の大部分を占めるドラフトで1巡目指名枠を棒に振るリスクを負うのは難しい。また最近では、巨人以外の2球団からの指名を断った長野久義外野手の例もある。


長野の場合、巨人以外からの指名はいずれも2巡目以下での指名でありリスクも少なかったが、沢村は1巡確実、まして今年のドラフトは沢村以外の逸材も豊富なことから、強行指名して入団拒否されるリスクは例年よりもさらに増していたといえる。



こうして無事に夢がかなった形となったが、ドラフト制度の持つ負の部分が改めて示された今回の事態にファンからは「協会は選手には心がないと思っているのか」と批判が噴出。「メディアを使ってまるで悪行に仕立て上げるのは、実質的に偏向報道と同じ。個人攻撃にも繋がりかねない」と問題視する声が上がっている。



-------------------------------------
人気blogラン キング>[Category:野球]
-------------------------------------


 


また、今シーズンはドラフトの弊害が如実に現れたシーズンでもあった。戦力差の付き辛いドラフトでの比重が戦力強化に大きなウェイトを占めるため、一度ついてしまったチーム間の戦力差を埋めることが難しくなっている。


 


昨シーズンオフ、異例の形で巨人から尾花監督を招いた横浜は、補強にも積極的でシーズン中も含め6件のトレードを成立させた(1件は横浜側が金銭のみ)ほか、FAで橋本将、外国人選手でスレッジ、カスティーヨを獲得するなど12球団でもっとも戦力強化に手を打った。


 


しかし、結果は前年度と同じく首位に大きく引き離されての最下位。清水をはじめ新たに入団した選手も気を吐いたが、それでも上位球団との戦力差は否めない。更なる戦力強化が必要といえるが、既に昨年の横浜は戦力強化へのカードはほぼすべて切ってきており、これ以上の戦力強化策は限られている。


 


住生活Gの撤退という形となった身売り騒動でも根本的な解決策としては短期的なチームの強化であると言われているが、皮肉にも現在のプロ野球のシステムはその解決策を横浜に与えていない。


 


現在のドラフト制度の不備は、戦力の大幅な改善をもたらす柔軟性を各球団から奪っており、それはもはや球団消滅・球界再編の呼び水とすらなっていると言え、今後はそのやり方をめぐって、新たな議論を呼ぶことにもなりそうだ。

chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。