中井大介
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DIME
2009年05月12日 19:34 visibility207
正直なことを言えばあげてほしくなかったかなと。
二塁手で起用するには無理があると思いますけど、別に無理すればいいとおもいます、そっちはいいんです。
問題は打つ方。
今の2軍での数字が非常に良いんですけど、開幕直後から一月ぐらいは数字が全く違っていたはずなんですよね、打率2割代前半だけど、IsoDと長打率がちゃんとあるかんじだったはず。
それが今の数字になっているって事は打撃に大きな変化があったことが予想されます。問題は、果たしてそれがいい変化だったのかどうか。
気になるのはIsoD、つまり四球がまた極端に少なくなってしまっているというところです。ちょっとデータログをとっておくのを忘れてしまったので記憶が確かなら、なんですけど、5〜60打席たってる時点で12,3個選んでいたはずなんですよ
ってことはたぶんここ60打席ぐらいで2つか3つぐらいしか選べてないんですよね。
結局ここ最近のデータでは、去年露呈していた数字上の大きな問題点の1つを解決していないってことになります。
長打率5割は褒められていい数字ですけど、去年の時点で4割あったわけで、こっちは順当な成長。むしろ長期的に見れば、欲しかったのは出塁率のほうの成長。
だから、開幕直後は打率や長打率が悪くて、数字が残っていなかったですけど、四死球が選べていたので、このまま苦しんで一皮向ければ非常に面白い数字を残せるようになるだろう、と期待できていたんですよ。
それが数字を見ていると、70打席前後あたりから、数字の傾向ががらっと変わってしまったんですよね、打率も長打率も良くなったけど、出塁率(というよりIsoD,打率があがったんで出塁率自体は上がってる)が伸びなくなった。
それは、悪く予想をすれば、去年までの打撃としては問題点が存在するままの打撃に戻っただけではないかという懸念がありそうな数字です。
悪い言いかたをすれば、せっかくいい方向に悩んでいたのに、そこの解決策にしっかり取り組むことから逃げてしまって、目先の結果をとりにきてしまっている結果の数字ではないか、と懸念しているわけです。
具体的に言えば、打撃フォームを改造していたはずですけど、これを去年までのに戻してしまったんじゃないのかなぁと。それじゃあ2軍では数字が残るでしょうけど、たぶん1軍では通用しないはずなんですけどね。
2軍と違って、ストライクなしで勝負してくることが忌避されない1軍では、四球の選べないような打者は徹底的にボールゾーンで勝負されるでしょう。2軍じゃあ投手のほうも「育成」なんですから、ボール球さえ投げておけばいいとわかっていてもストライク投げてもらえるんですよ。
あがってくるので、自分の目で確認することが出来るでしょうから、わかるでしょう。
大きく勝っていますからね、去年の坂本勇人と同じで、どてっぱらに大きな穴をもう1つぐらいあけてもチームの航行は可能でしょうから、しばらく穴開けておけばいいと思います、守備においても。
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- 事務局に通報しました。
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