番組紹介

  • DIME
    2008年10月23日 23:46 visibility78

道作さんのところでちらっと書いたんですが、番組紹介。
明日のNHKのスポーツ大陸、22時からですが、ウリに入った高津の放送です。
身売り話がうまくまとまらなかったウリは、今の韓国球界の実態を伺い知る一面としても興味深いんですが、あんまりその辺の参考になる内容ではなかったです。
ただ韓国球界でのデータ活用、これも番組の本題とは違っているので少ししか触れられませんが、それでも非常に興味深い映像がでます。
バックネット裏でビデオやパソコンで収集したデータをリアルタイムでベンチに送ってました。その中身も単純なもんでなくその日のリード傾向のいつもとの違いとかまで。
バレーのデータ活用を思い出すような映像でした。イタリアが席巻したときのあんな感じ。

あれだけ日常での野球へのデータの取り込み方が違えば、五輪での「統計から導かれそうな野球の考え方」との親和性の日韓の差が必然であっても不思議じゃないなと思うぐらいのカルチャーショックでした。

今の日本野球界は見ている限りでは、データが先でなくデータが後にきている印象があります。そんな使い方している上に、データ情報の絶対量まで圧倒的に差があれば、本気でヤバいですよ。
っていうかむしろ、あれぐらいをやっていないのは日本ぐらいかも知れない、なんて可能性もあるから笑えない。
2軍とかで収集している姿を見てきた限り、収集してるデータ量は同じぐらいで単純な情報量は変わらないかもしれません。ただその情報の質を考えたときに果たして同じと言っていいのか。
どれだけデータ収集していても、今のようにスコアラーの比重が高すぎて客観性に疑問(スコアラーの質は非常に高いだろうと思います。問題は客観性)があったり、それを使うコーチ側が正しく使いこなせるのか疑問があったり、じゃあちょっとね。
ちなみに2軍だとチームによっては公式戦でもしっかりデータとってなくない?って所も数年前には見受けられました、フェニックスリーグにまでなるとビデオやパソコン持ち込んでしっかりやってる方が少ないです。ビデオはバックネット裏から一台だけ、撮っているのはあがりの投手、とか。あ、巨人はちゃんとやってます、スコアラーが。


明文化されたものを見たことがないから断言できないんですが、今のNPBでは試合中にベンチの外から情報を入れるのはアグリーメントで禁止されていた、はず。
でも、昔とは違ってリアルタイムのデータ分析とかも含めて「チームの力」とするべきが世界の流れ、日本野球界全体でデータ分析にもっと力を注ぐべきじゃないでしょうか。
サインを読まれるとか言うのももう時代じゃない。ドラフトの話でも少し書きましたが、紳士協定でそういうのは可能ではあってもしませんよ、って話にできる時代です、バレた時の社会制裁が強くなりましたから。
ビデオが貴重だった時代ならともかく、もはや集められる機材に差がでるとも思いませんし。マンパワーや分析能力の差はチームの実力、ではダメですかね。

データスタジアムも変わってくれないかなぁ。あそこが個人に加工してない生データを有料でいいから提供してくれるだけでも、日本野球界への大きな外部圧力になるんですが。少なくとも適当なことは言えなくなる。
失礼ながら野球小僧やBTとか見てるかぎり、加工の点ではどうしようもなさそうですからねぇ、最新号の野球小僧の秋男ってのあれ何ですか、30打席以上での出塁率とか。
あぁいうのが、「データが後」なんですよ記事のアイディアが先。秋男ってアイディア思い付いてあんな記事を作りたいって気持ちはわかりますが、無理なものは無理というのが、データ屋の仕事でしょうに。
球界ではデータの使われ方はあぁいうのが蔓延しすぎてる。

だいぶ話が逸れましたが、データの映像は、特にそっちに興味がある方は見ておくべきだと思います。

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