巨人来季契約予想2008 外国人選手編 その2

  • DIME
    2008年11月20日 14:26 visibility141

改めてログを浚っていったら、バーンサイドとオビスポについて触れるのを忘れていたことに気づきました、枠の確認もあるので、その2です。

改めて今年の外国人選手について考えると、延べ8名がいたことになります。

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※外国人=8名
投手:5名
 姜建銘、グライシンガー、バーンサイド、クルーン、オビスポ
内野手:2名
 ゴンザレス、李承ヨプ
外野手:1名
 ラミレス
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そしてここからの離脱者が今のところ以下の通りです。

●離脱
 姜建銘
 ゴンザレス
 ラミレス(外)

日本人扱いになるラミレスもリスト上の離脱者として考えます。
そうすると残る内訳としては投手4名と野手1名の5名、1枠は空き枠として置いておくとすれば、新規獲得に使えるのは2枠。
投打のバランスを考えるとできれば野手に2枠を使いたいところです。もし投手もさらに補強するとなるとその前に現在いる4名、彼らの契約続行の可否について先に論じるべきでしょう。

っていうことでバーンサイドとオビスポの個別論評です。

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○バーンサイド

今年の登板結果については、リンク先のようになっています
5月末から、間に中断を挟みつつ8月末あたりまですべて先発で15試合。正直期待していた以上に大きなピースになってくれたと思います。「この役割は若手投手にしておいて欲しかった」、っていう意見はバーンサイド個人の残した成績とは何ら関係のないことです。
ただ、中身は「合格ラインぎりぎり最低限」だったのも事実です。6イニング以上投げたのが4回、いずれもQSは達成していますけど、それでも4/15QS、「合間を埋めてくれた」事は高く評価できますけど、単純に先発投手として十分だったかと言われれば全く不十分と言わざるを得ない。
来シーズンを考えるならば、この結果を残した投手をまた登板させるよりも他の投手をまず検討すべきじゃないかと思います。今後他の選択肢として新外国人選手を考えるときに、特にNPBで実績のある外国人投手が市場に出てきたときには、バーンサイドよりも優れた選択肢である可能性が高い。その時はそちらを選ぶべきでしょう。

もう一つ可能性としては、変則左腕だと言うことで中継ぎでの可能性を見いだせるかってところなのですが、いつも言っているとおり、私は中継ぎ投手の大事な基準として奪三振率をあげています。
ところが、バーンサイドの今年の奪三振率は5.64でしかありません、先発であることを差し引いても非常に低い。変則であれば誰でもOKなはずはなくて、変則だろうが正当だろうが右だろうが左だろうが、打たれない投手が良くて打たれる投手が悪い、そこだけで判断するならば、これもまた中継ぎとして可能性を見いだせるか微妙なところです。

個人的には、他にめぼしい選択肢が出てこなければ、契約続行。NPBで実績のある投手の獲得にめどが立つのであれば戦力外でも良いと思います。たぶん他に誰か見つけてこれるんじゃないかな。

○オビスポ
とりあえず、育成途上ということで、特段何もないんですけど、数字だけで言えば今年も去年もあんまり変わっていない感じがします、これが来年も続くようであれば見切りをつけてしまわなければいけなくなるのかもしれません。
ちなみに彼はドミニカのウィンターリーグは今年は参加してないんでしょうか。フェニックス・リーグにはいましたから、下手したら日本でチームと一緒に練習中だったりするのかもしれません、だとしたらおもしろいですね。

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さて、それで新外国人を獲得するかどうかの話なのですが、まず野手については論議の余地がありません。李承ヨプしかいませんから、最低2名は取りましょう。
で、投手です。とりあえず現時点で4名残っていますので、枠から言えばこのまま4名でいった方が良いのではないかなと思います。
ただバーンサイドの項で述べたとおり、彼は決して満足できるほどの結果を残してくれたわけではなかった。もちろん「外れ」もたくさん出てくる外国人投手の中で、「外れではなかった」だけでもたいしたものであり、新外国人を検討するぐらいならば、バーンサイド残留という線でよいと思います。
問題は、「今年のNPBである程度の結果を残した投手」が市場に出てきた場合にどうするか。現在のところ今年のNPBである程度の結果を残した投手で市場に出てきそうな選手として、グリンとボーグルソンの名前があがっています。
個人的には、バーンサイドよりは彼らの方が良いのではないかなと思います。両名とも勝ち星は伸びていませんが、QSで見れば非常に良い結果を残していて、勝ち星ほど悪く見る必要はないのではないかと思っています。
特にグリンですね。26試合に登板して、6回以上なげたのが19試合、QSが16回です。7勝14敗と大きく負け越していますけど、そこはあまり気にすることはないのではないかと思います。QSで評価すればこれぐらい安定した投球を見せてくれる外国人投手はそうそう出てこないような水準の結果です。

グリンに関しては、去年のグライシンガーと同様、普通に日本ハムと争ってでも獲得に乗り出すぐらいの価値はあるのではないかと思います。今年の数字よりダウンなんてとんでもなくて、1億前後で取れたらもうけものってぐらい。
川上や三浦と同じく、先発投手であるとはいっても、それで獲得にためらいが生まれるのは人的補償による大きなネガティブがあるFA選手だからです。
外国人投手に関しては外国人枠の問題だけですから、先発投手は特に重要なポイントではないから獲得する必要はないとは思いません。特に重要なポイントではなくてもチームの強化に繋がるのであれば獲得に動くべきです。
現時点で来季の外国人枠は、グライシンガー、クルーン、李承ヨプの3名に、新外国人やオビスポ、バーンサイド。確定の3人が3人とも結果を残してくれるとは思いませんから、バーンサイドを残したとしてもそこにさらにグリンを重ねても「多すぎる」とは思いません(“投手が”多すぎますけど)。
今年そうだったように、とりあえず確定的に枠を使うであろう選手を4枚確保した上で、そこにさらに計算できない選手を重ねる、それぐらいが正しい「多さ」だと思います。今年も結果としてバーンサイドもこれだけ投げたし、ゴンザレスは解雇されるまで主力の一員だったわけですから。
そう考えれば、グライシンガー、クルーン、李承ヨプに「計算できるもう一枚」の計4枚を確保した上で、あと3枚用意し、1枚は緊急補強用にあけておく、外国人枠の使い方としてはそれが今のところ一番良いのではないかと思っています。

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