クライマックスシリーズの日程統一
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DIME
2007年11月15日 08:10 visibility145
について昨日のオーナー会議で多くの意見が出ていたようです。私もコレは賛成です。
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CSの日程検討を…オーナー会議
プロ野球のオーナー会議が14日、東京都内のホテルで開かれ、コミッショナー権限強化などを盛り込んで改定する新しい野球協約は来年1月をめどに条文化することを了承。
協約改定に合わせて実施するコミッショナー、セ、パ両リーグの3事務局統合などの組織改革は、新会計年度となる来年10月1日の施行を目標に調整することになった。
西武の球団呼称を「埼玉西武ライオンズ」に変更することも了承されたほか、来季から実施する新ドラフトの制度設計についての中間報告があった。新ドラフトは20日と27日の12球団代表者会議で議論される。
今季からセ、パ両リーグで実施されたクライマックスシリーズ(CS)に関し、日程の改善を求める意見が出た。
巨人の滝鼻オーナーは開催時期について「セ、パを同時並行でやってもらいたい」と提案。オリックスの宮内オーナーは「今年の日程は間が抜けた。セ、パの試合を1日おきにやるのはどうか」と訴えた。
また、西武の後藤オーナーは「1勝のアドバンテージが必要ではないか」と、上位チームが有利になるように改善を求めた。
巨人・滝鼻卓雄オーナー
「ドラフト改革で3点、要望した。選手に希望球団があれば表明してもらう。二つ目は希望が重複すればウエーバーでなく抽選。最後は二つ目とFA期間の短縮を連動させる。戦力均衡も大事だが、機会均等も大事」
広島・松田元オーナー
「FAありきのドラフトになってしまっているので、いろいろな側面から考える必要がある。(FAで)選手をとられた側から見ての改革があってもよいのではないかと思う」
西武・後藤高志オーナー
「試合が3時間以内で終わるようにできないかという問題提起をした。(テレビ中継は)時代劇で言えば主人公が悪代官を切り捨てる一番いいところでブチッと終わる。視聴者も怒るだろう。オーナーが短縮の意識を発信することが大事」
オリックス・宮内義彦オーナー
「リーグ戦の日程を調整すべきだ。阪神とオリックスが関西で同時に試合をしていることもあれば、両方がいないときもしょっちゅうあった。日程を考えていないのは悲劇だ」
スポーツ報知
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セ・リーグがクライマックスシリーズ(以下CS)を導入した理由の1つとして「CS導入以降、それによって勢いに乗ったパ・リーグチームに呑まれてしまっている」という事も有りました。
ただ、そういう前提で言えば、今年のように日程にズレてしまうと、今度は同じタイミングで行われていないのだから、勢いに水が差されたパ・リーグに今年の日程はちょっと不利だったといえてしまいます。
それを考えても、やはり、同日に同日程をするってことが一番望ましい。
何でズレてしまったかといえば、パ・リーグ側が少しでも露出(=マスコミでの取り上げ)を増やそうとして、セ・リーグの発表をわざわざ待ってから、それとわざとずらしたからなのですが。
ちょっと話が逸れますけど、ちょうどMLBの来季開幕戦が日本で行われることが正式に決まったようですが、これについてバレンタイン監督が頓珍漢な発言をしていましたね。
趣旨としては「今回の日程だと、MLB開幕前に既にパ・リーグは開幕しているため、オープン戦などを組むことができません、それはNPBのパ・リーグ軽視で、もっと同列に扱って欲しい」と。
多くの方がご存知のとおり、パ・リーグの開幕が早いのは、CSのズレと同じように少しでも露出を増やすためにパ・リーグが行っていることです。今回の件はパ・リーグの自業自得。
バレンタイン監督がせっかくMLBが来ているのにセ・リーグチームしかオープン戦ができないと嘆くのは最もですが、その批判をNPBに行うのは全くもって無意味です。パ・リーグの開幕が早いのはパ・リーグの意思です、批判するならそこを批判すべきです。
それを前提として、この件についても述べさせてもらえれば、やはり両リーグの同日開幕が望ましいと思います、同じ日だとどうしても露出が少ない、という事はもはやないと思うんですけど。パ・リーグの改善をねがってやみません。
話を戻しますが、CSの日程統一については、やるならば他にも同時に解決しておいて欲しい課題が有ります。
まず1つ目は、3戦制→5戦制となっている現状をせめて5戦制→7戦制にして欲しいと言うこと。3試合というのはあまりにあっさりしすぎていますし、そうでなくても短期戦には向いていない野球の特徴を晒しだす結果になりかねません、それはあまり望ましいことではないと思います。
で、もう1つは、上記の試合数増加にも繋がってくることなのですが、現在の中止になった試合をシーズン最後に持ってくるという消化方法を改善して欲しいと言うこと。
CSの日程を調整したとしても、そのCSの前に中止試合を中心とした「穴あき」のレギュラーシーズンをやっていたら間違いなくだらけます。この部分も同時に改善しておかないと、いくら日程を統一したとしてもCSの盛り上がりを演出すると言うことに関して中途半端に終わってしまう感がぬぐえません。
やっぱりプレーオフをするのであれば、レギュラーシーズンの最後の盛り上がりからそのまま突入できる体制がベストです。この点を改善することは即ち現状の予備日程(=消化試合の開催方法)を改善することと同義ですから、予備日程の週が浮く分、現状では日程的に難しいプレーオフの試合数増加も可能となるでしょう。
そのためには、1つの解決策としては、MLBにならって、中止になった試合はダブルヘッダーなどですぐにでも消化してしまうこと、これが一番楽なんですが、実際のところ興行収入を考えると多くの球団が懸念を示すと思います。2つめの解決策としては、現在一番最後になっている試合予備日を9月あたりに1週間ほど設けること。そこでダブルヘッダーだろうがなんだろうがまず消化します。残った一ヶ月前後で中止になった場合もMLBにならって翌日ダブルヘッダーなどで消化する、でもこれもそう何試合も出ることはないと思います。
問題となってくるのは先にも書いたように興行収入の問題。例えば交流戦の時の代替試合の開催を思い出していただければわかると思いますが、一回中止になって、その試合をすぐに行うとなるとどうしても観客動員は見込めません、そのマイナスをどれだけ全球団が許容するかって事だと思います。リーグ全体のことを考えた英断が欲しいものです。
今後の実行委員会に於いては、ただ、CSの日程を統一するって言うことだけでなく、CSに突入する直前のレギュラーシーズン最後の盛り上がりも統一できるように考えて欲しいと思います。
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