ぶつぶつ

  • DIME
    2008年07月12日 15:51 visibility86

リーグ戦再開以降、12試合で58得点=4.83点/1試合。
交流戦終了時点でしばらくは「4点取れれば御の字だろう」と思っていたので正直驚いています。
理由を考えると、誰か打てる選手が新たに加わったと言うよりも、全体的に打てるようになってるって事でしょうか。何となく「これ」と言えるような大きな変化が見受けられません。
結果が残っていなくても使われ続けていた(チーム事情から使わざるを得なかった)小笠原道大と坂本勇人+ぶっつけで復帰してきた高橋由伸、穴であることを承知の上で打線に組み込んでいたこの辺りが穴でなくなっているので機能し始めているのかと思いますけど、それ以上になんかみんな調子が良いだけ、水物が偶然活きが良いだけの気もします。

今後は二岡智宏と李承ヨプをどうするかってことになってくるでしょう、小笠原道大の膝次第ですが、どちらか一枚あればひとまず内野は落ち着きます。小笠原がまだサードができるとは思えないので、二岡を戻すのが無難でしょう。
ただ現状では、打線が得点取れていますので、そんなに復帰を急がなくても良いです。醜聞はどうでも良い事なんですが、それをおいといても守備の方が大丈夫なのかちょっと気になります、トンネルとかいう記事も見受けられますし。
点が取れてないならすぐあげろって言うところなんですが、取れていますので、守備に万全を期してからもいいと思います、バカなことをしでかしたせいで色々言われるでしょうが、判断に影響があるのが一番馬鹿げています、選手は実力でだけ判断していればいいです。もちろん客商売ですから、客の受けが悪いので×っていうのはそれはそれで構わないですけどね。そこは現場の範疇じゃないので営業側が行う判断に従えばそれでいいです、わざわざ考える事じゃない。

ちなみに、言うまでも無いことですけど、何を勘違いしているか知りませんが「坂本が出てきたから二岡はもう不要」とかありえないですからね。
そんな事を言うなんて坂本の評価において楽観論を通り越して夏の暑さで脳が茹ってるんじゃないですか、待望の若手が出てきたからといってバカなこと言い出してるんじゃないですよ。
坂本の成績は規定打席到達者の中では最下層、彼は「実力でレギュラーを掴み取っている」わけでは全く無いです、結果だけで言えば1軍にいることすらおかしいぐらい。今の坂本を評価するとすれば「全然使えない」ですよ、そこを勘違いしちゃいけない。
あんな結果でありながら起用されてるのは一重にチームがそんな大穴を開けたままでも何とか航行できるぐらいの大船になったからです。そういう意味で「結果度外視で若手を起用する枠」を打線の中に設けられるぐらいチームが強くなってきたとは言えますけど、それは坂本の力じゃない。
今年はもうこれでチームが何とかなっている限り大穴開けながら進んでいればいいと思いますけども、来シーズン以降は、最低でも「二岡以上の打撃成績」を出さない限りレギュラーは二岡、こんな成績でレギュラー確約するなんてチームを破滅させるような沙汰ですよ。
「プロ野球界最高クラスの選手」であるのが巨人のレギュラーである為の最低条件です。今年はチームの事情が良くていい感じに経験つめさせているんですから、そこまで届かせる為に2,3年はまたファームで漬け込むぐらいで良いと思っています。
で、その為には高いレベルに到達していないにも関わらず安易に試合出場が約束されることの無いように、彼以外の選択肢をちゃんと用意しておかないとダメです。
これが仁志敏久みたいに、既に巨人のレギュラーたる条件を満たせるような成績を残せなくなってきていた選手であれば別ですけどね、二岡はまだ下降線を見せてないですし。
FAがあるのでその点で流動的ですけど、当然引き留めなければならない選手だと思っています、坂本がここからOPSで鳥谷に追いつくぐらいの結果を出せばまた別ですけどね(笑)。

坂本に関して一番評価するべきなのは何度か言っていますが、「試合に出続けていること」です。よく体力が持っているものだと思います。
去年のファームでの結果についてもそこを一番評価してきたのはこれまでも書いてきたとおりですが、2軍と1軍では移動距離も試合数も試合時間(昼か夜か)も違いますから、2軍で出来てたから1軍で出来て当たり前なわけでもありません。そもそも高卒1年目から2軍で試合に出続けるという時点で非常にレアです、今年も中井大介がでずっぱり、田中大二郎も2年連続でずっぱり、いい指名が出来ていますね。

谷佳知は思ったより良い成績を残してくれていると思います、それでも長打率が低い(PFが異常な東京DのHRで稼いでるだけ)んですけど、今の打線を考えると彼がいるおかげで何とか壊れてしまわずに済んでる気がします、やっぱりこれぐらいの頭数はいないとダメですね。
岩舘学が少ない打席数ながらしっかり四球を選べてたりするのは好印象です、そろそろ来シーズンも見据えて戦力外選手を考え始めるところで、やっぱり彼はどうしても当落線上になってしまう選手なんですが、是非もっと困らせてください。
越智大祐や寺内崇幸がなんだか当たり前のように1軍の中に入っているのはまだ違和感があります、まぁ今成が打ってたり石川雄が守ってたりするのも十分違和感なんですが。越智大祐はどこでどう転がってこうなったんだかなぁ。1回ファームに落ちて戻ってきたところですかね、先発を少ない人数で回した副作用でもあるでしょう。

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上原浩治は何らかの意図があってこんな特別扱いをしているんでしょう、どういう意図なのかは今ひとつわかりませんが、たぶんショック療法なんでしょうね。別に特別扱いと言っても、チェンバレンのような「手厚い保護」をしているわけではなく、むしろ逆ですからだったらあまり問題はないと思います。
去年、一昨年からずっと言っていることですが、既にFA資格を取り、本人もそういう意向を示している以上、巨人としては上原は「もう壊れても構わないコマ」ですから、荒く使うことに問題はありません。
最初に触れたように今は今シーズンの中では珍しく打線が調子が良くて多少打たれても何とかなる期間となっていますから、ここで荒療治しておいて、ダメならダメと見切りを付けてしまうつもりなんだろうと解釈しています。
1試合か2試合か勝ち試合を潰すようなことになるかもしれませんが、上原の看板が為に、中途半端に中途半端な位置で使い続ける羽目になるよりも、多少のリスクは犯してでも白黒はっきりさせておいた方がいい、そういう意図を持っての起用だとすれば否やはないです。

中継ぎはこのままだとしても、先発は栂野雅史をオールスター前のどこかで試しておきたいんですけどねえ、8月に入ってしまうと日程がすかすかになるのでそこで新しい先発をテストってのはなかなか難しいでしょうから、この時期に試しておきたいんですけど。テストする必要が無いほど先発陣が整っているとか言えば現状では計算できる投手がゼロですし。
日程的にどこに試す日があるかが微妙、中日との試合が3連戦だったらそこで加えればいいんですけど2戦だけ。雨天中止も一つありましたから、土、日に高橋尚成、木佐貫洋でうまくまわることになっちゃいました。
今の先発ローテから誰かを入れ替えるとすれば、まずはバーンサイド、週頭に中日・阪神との試合が続く事も考えるとやっぱりバーンサイドを変えてみたい。雨天中止が無かったら日曜にバーンサイドを持ってきて、中日・阪神戦からは外すという目論見だったんでしょうけどね。
一方で栂野が7/9のファーム登板で完投しているんですよね、打者が30人だけなんでもしかしたら球数がとても少ないのかもしれないのですが、普通に考えたらしっかり間を挟みたい。ただ、内海の登板が7/10なんで、中日との2試合ならできれば7/16に登板させたい。
栂野を下で早めに交代させていれば、彼を7/15に持ってきて、内海が7/16にと素直に考えられるんですが、球数が情報として入らなくなってしまったので何ともいえません。
残りの日程もまたデーゲームが多くて特に日曜日が全部デーゲーム、そのあたりもちょっと気になるんですよねえ、中5日だと複数名の投手がデーゲームに投げる羽目になっちゃいますから、日曜に関しては中6日で特定の投手だけデーゲームに専念させたほうが良いと思いますし。7/15がデーゲームだってのもやっぱり内海の登板は避けさせたい理由の1つ。
どの先発も今ひとつピリッとしていないことを考えると、更にずらしてまで木佐貫洋や高橋尚成を週頭の連戦(中日・阪神)に回して栂野を週末の連戦で使おうとするほどの事も無いでしょうし。
対戦相手をみればむしろ週末は横浜とが6つですからね。今の勝率から考えれば阪神に1勝2敗は阪神の勝率以上なので合格ですが、横浜に2勝1敗は不合格ですからね、阪神に勝つより横浜に負けないほうが大事。

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まぁなんか、こういう事をつらつら考えています。どうも今の巨人はいろいろ判断に困るところが多い。
オフの戦力外も今の調子だと大変な選択になりそうですからねえ。
常々言っていることですが、若手の起用・育成の対極にあるのは、ベテランの処遇です、このままある程度若手が結果を残してくるとなると、今年も去年以上にベテランを切らないと行けなくなるかもしれません。補強する以前にドラフトで指名する選手分の枠すらそこから供出しないと厳しい。
で、去年既に中堅どころのベテランは切っていますから、今年もまたそことなると、ある程度のビッグネームを切らなきゃいけません、具体的に言えば、門倉健、野口茂樹、吉武真太郎、小坂誠、清水隆行。
彼らとの天秤にかけるのが、加登脇卓真、深田拓也、深町亮介、深沢和帆、梅田浩、岩舘学。ただ特に投手の4名ははっきりいってまだ見切るには早すぎる年数なんで、私なら検討すらしないです、でも他に名前を挙げようが無いんですよ。
実力だけで言えば、例えば小坂誠なんて守備だけで言えば下手したらもう及ぶ選手は出てこないような域にあった選手ですから、岩舘学とか寺内崇幸とかと比較することすらおこがましい。ただ年齢とチーム事情を考えれば小坂誠を残すという選択が正しいとは思えない。
今の時点で言っておきますけどね、今シーズンオフに誰を補強しに動くかはわかりませんが、その時に比較対象となるのは補強する選手と小坂誠や清水隆行ではありません、両天秤にかかるのはあくまで若手、出て行く選手と入ってくる選手がそのまま比較されるわけではないですから。
加登脇卓真は下でどうしているんでしょうね、登板機会が与えられていない(フューチャーズで投げてる)ようですが、野手転向も視野に入れているのであればそろそろ決断の時期かもしれません、上の年代の右腕投手が多すぎる。辻内崇伸は今年いっぱい使って復帰するぐらいのタイムテーブルでいいです。

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