巨人現有戦力評価 2008 Ver.1 外野手編

  • DIME
    2008年03月14日 15:37 visibility155

すみません、素で忘れてました。いや読んでる方ももう忘れていたかもしれませんが。
最後、外野手です。
一応建前上はキャンプ開始時点ってことで。

■内野手■



○右打:6名
 ・(R)中井大介 (19)
 ・(R)加治前竜一 (23)
 ・梅田浩 (25)
 ・矢野謙次 (28)
 ・谷佳知 (35)
 ・(外)ラミレス (34)





○左打:6名
 ・田中大二郎 (19)
 ・松本哲也 (24)
 ・亀井義行 (26)
 ・鈴木尚広(両) (30)
 ・高橋由伸 (33)
 ・清水隆行 (35)








●異動
離脱
 ・川中基嗣
 ・小関竜也
 ・斉藤宜之
 ・三浦貴
 ・(外)ホリンズ





加入
 ・中井大介
 ・加治前竜一
 ・(外)ラミレス

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同じくおさらいから。昨年の9/21時点(つまり高校生ドラフト前)での日記(巨人現有戦力評価 2007 Ver.L 内野手&外野手)では現在の状況を以下のように記しました。
ちょっと長いんですが、抜粋します。

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今年はトレードで獲得した谷佳知、新外国人のホリンズがまがりなりにも(特にホリンズの起用については異論もありましょうが)機能して、高橋由伸の新境地の開拓、矢野謙次の成長、清水隆行のベテランとしての自覚なども相まって1軍は非常にバランスの良い布陣だったと言えます。
ただし、ここに挙がる1軍選手では矢野謙次以外はほとんど30歳以上、14名のうち半数の7名も30歳以上であることを考えれば若返りは急務です。
2軍を見ると今年は田中大二郎と松本哲也がルーキーながら多くの出場を果たし、結果を残しています。両名とも長距離砲と俊足という特徴をもっていて、順調な成長があれば非常に面白い存在です。
問題は中堅選手の伸び悩み。矢野謙次・鈴木尚広は今年また成長したと言えますが、亀井義行、三浦貴は1軍ではほとんど結果が残せていません。これから彼らが順当に育ったとしてもすぐに30代になってしまいます。
それぐらいならば田中大二郎と同じぐらいの若い世代を重点的に強化し、一足飛びに世代交代を図るのも一つの手だと思います。
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昨シーズンの終了時点での見立て、そしてこのオフでの活動の結果としての現在の陣容、この変化を見たときにまず最初に言える事は「チーム全体の世代構成のバランスが良くなった」ということです。
一部時間軸が前後しますが、トレードで獲得した谷佳知が一定の結果を残し、実績のあるラミレスを獲得した。この結果としてチーム全体におけるベテラン主力選手の能力水準は高まりました。しかし同時にその結果としてベテラン選手の数も単純増加した事になります。それに対処をしなければベテラン選手の割合が許容できないレベルにまで達します。
何度も書いている通り、育成とは補強の一手段に過ぎません、育成の対極にあるのはFAや外国人獲得などではなく、チーム内でのベテランの処遇です。
この段階で、谷佳知やラミレスが入った分だけベテランを放出し、全体の枠におけるベテラン選手の占める割合が一定に保たれるようにする。それをしないと過日の巨人のように数年後に破綻が来てしまいます。逆に言えばそこさえしっかりしていれば、少なくとも編成上はチームの外にある内部より優れた選択肢を選ぶことになんら問題はありません。
で、これはしっかり行われました、川中基嗣、小関竜也、斉藤宜之、三浦貴の放出です。
川中は引退なので置いておくとして、小関も斉藤も三浦もみんな他球団に拾われました、それはつまり彼らはまだ十分に戦力になるだけの力を有していると他球団にも認められているということでしょう、正直もったいないと言えばもったいないことです。
しかし、その目先のもったいなさにしがみついてしまうと、育成が疎かになってしまうわけです。たとえこの3名が今後一定以上の活躍をしたとしてもだからと言って残しておくべきだったかと言われれば決してそうではないのです。
仮に「小関・斉藤・三浦の放出」という巨人の選択に問題が出る事があるとすれば、それはこの3名が谷・ラミレス・清水など残ったベテランよりも優れた結果を残した場合です。この時、巨人がこのシーズンオフ時点で下した選手の優劣の見極めに問題があった事になります。
ただし私も評価をするなら巨人と同じ評価です、多数派の意見としてはそうなるのではないでしょうか。それでも尚見抜けなかったことを批判するならそれはそれで自由だと思いますが少なくとも私にはその資格はありません。

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で、本題の戦力評価です。
1軍28名枠における外野手の枠は6〜7名が一般的です、ここでは6名で考えます。個別の選手の怪我の状況などは考慮しません。

●レギュラー
 ・高橋由伸
 ・ラミレス
●準レギュラー
 ・谷佳知
 ・矢野謙次
●控え
 ・鈴木尚広
 ・清水隆行
-----------ここまで6名-------------
 ・亀井義行
●1軍半
 ・(隠善智也)
●2軍
 ・田中大二郎
 ・梅田浩
 ・(R)加治前竜一
 ・松本哲也
 ・(R)中井大介



繰り返しますが、キャンプスタート時点ってことで。
首脳陣の評価としては谷佳知はレギュラーに入っているだろうと思いますが、あくまで私の中での評価なのでこうしています。谷と矢野の両名が去年と同水準の結果を残せば3つ目の席は矢野のものです、私の評価ならですが。
谷に関しては進塁打とか小技が出来るところを首脳陣が評価していますから、私の評価とは差が出ると思います。私は前にも書いたとおり、それらの「戦術的選択」の勝敗に与える影響は軽微だと思っていますので、そこの出来不出来で評価は変わりません。
もちろん出来ないより出来る方が良いですよ、出来るのはそれだけ評価を加えるべきです、軽微なだけで。実際に過去ログ見ていただければわかると思いますが「この場面で進塁打が出来たからOK」とか書いてるはずです、ただそれは結果の評価であって能力の評価ではない。
能力においては「得点生産力が高いこと」が前提、前提をひっくり返すものではないです。

こうやって挙げてみると非常に良く分かると思いますが、矢野は既に放出した選手を自力で越えていたとみなせるにしても、亀井にいたってはこのオフの球団の活動はむしろ甘やかしすぎです、その活動はベテラン選手の整理が目的であって若手を甘やかすことを第一の意図とした活動ではないのですけど、でもそういう意図も無いわけではない。
甘やかしてしまう原因を求めるとすれば、同年代の選手層が薄いことにあります。何故そうなったかといえばこれまたいつも言っているとおり矢野や亀井の頃のドラフトが投手偏重だったからなんですけどね、もし球団の活動において批判するべき箇所があるとすればそこです。矢野・亀井両名とも指名順は3人目以降と思えば良くやってくれているほうだと思います。
壁が厚くなった?とんでもない。それどころか今まで上にあったはずの壁がことごとく取り外されてますよ。薄い厚い以前に壁が無い。
どこかでだれかがきっと怪我していてくれますから、上記リストの下にいる選手に抜かれない限り絶対使われますよ。(これを書いてる時点で言えば、オープン戦で結果を出していて積極的理由で1軍に残れそうですが、その結果がなかったにしても消極的理由で1軍で使われるでしょう)


んで引き続いて個別に。まずレギュラーの2名に関してはほぼ議論の余地はないと思います、両名とも安定に欠けるきらいがあるのですが、そこを差し引いても順当でしょう。怪我だけですね、気をつけなければいけないのは。

その次の2名、谷佳知は長打率次第です、今更四球を選べる打者になれとまで要求するのは難しいでしょう、なので出塁率が“打率による見た目”よりも低い打者なのだということは考慮しておかなければいけません。
それを考慮した上で問題となってくるのが長打率です、ある程度出塁率が低くてもそちらがよければ目をつぶれるのですが、昨年の結果がちょっと気になります。
月で分けるのは恣意的な区分けですから数値そのものには価値はないのですが、全体としてシーズン中盤以降、長打率がずっと下がり続け、結局下げ止まりませんでした。後ろにグラフを付けておきます。
この理由が本人の怪我(手術した肘など)や体力の衰えから来るものか、相手に研究されたのか、なんにしろ原因は断定できないのですが、事実として長打率が低かった。
ここにおいて問題なのは原因ではなく結果です、こういう結果を残した以上、今後もこのような結果をのこす可能性があります。
原因究明した上で対処できるのが最善の手法でそれが既に解決されたことを望みますが(例えば肘が原因であれば手術によって解決済といえる)、安易に断定はせず、シーズンが始まってからの結果を見て判断すべきです。
また、05、06あたりのデータで谷佳知の衰えがもっとも顕著にあらわれていたのは、この長打率なんです。その点からどうしても去年の最後の落ち込みが気になってしょうがありません。
ですから、開幕してから谷佳知の良し悪しを判断するのは一重に長打率だと思います、打率や出塁率では悪くてもある程度の成績は残せるタイプです、逆に言えばそこだけ見ていると実際の得点能力より過大評価をしてしまう危険性が非常に高くなります、この点は重々気をつけておいて欲しいものです。

矢野謙次ですが、根本的に彼はまだ実績のほぼ全く無い選手であるということが考慮されなければなりません。
どうしても露出の多い球団だけに、世間での評価が一人歩きするのは避けられません、今の坂本勇人も明らかにそうです。矢野には使われたシーズンはあっても使われてかつ主力たる結果を残したシーズンは全く無いんです、ゼロです。
矢野の昨年の結果だけを見れば非常に素晴らしいものです、首脳陣の目利きが下手でない限り昨年と同水準の結果を残しさえすれば、レギュラーは彼の手の内にあります。
問題はそれが出来るかということです。繰り返しますが彼はレギュラーとして満足できる実績を残したことが無い、去年の結果にしても安定を見るだけのサンプル数(=打席数)であるかと聞かれればちょっと首を捻らざるを得ません。
彼の問題はもうここだけです、ホンモノなのか、メッキなのか。彼の能力の“極大値”は金色であることはもう疑いの余地はないでしょう、後は変数としての安定性です。
しかもベテランを悉く切った結果として現在の陣容からすればレギュラーが1人怪我すれば、4人目は矢野“しかいません”。この点において前述の亀井と同じく、非常に過保護です、必要以上じゃないかと思うほど過保護です。
怪我人が出ない方がおかしいですから、ほうっておいても自然に機会は来ます、内部競争すらありません、困ったことに。そんな状況に甘えずに結果を残して欲しいものです。

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残りの選手ですが、まず清水隆行。昨年の彼はベテランの分、役どころを自覚しそれに徹することが出来ていたと思います。仁志はそれに我慢が出来なかったわけですが、清水は出来た。ここが出来るか出来ないかでベテラン選手の価値は大きく変わります。
出来るか出来ないかは個人のスタンスですからどっちが良いか悪いかっていうのはありません(私自身、どっちかといえば仁志の方の性分ですし)が、チーム運営として「使える」か「使えないか」は明らかに違います。スムーズな世代交代をはかれない選手は使いづらい。
私は本当のプロフェッショナルというのは清水の姿勢だと思います、私もそれが出来るようにならなければいけないと思ってはいるのですがね(笑)。
若手を積極的に試してみる、その行動を逆にベテランの選手の側に当てはめれば、若手のことがまず行われそれで足りない部分を適宜補ってもらうということ。それは流動的だし予測もしづらい、けっして簡単な役割でもないし重要性の低い役割でもありません。それをしっかり行ってくれればと思います。

亀井義行。3/14現在で言えば、オープン戦で調子がよく矢野謙次の調子が悪いので開幕1軍当確に近い状況ですが、キャンプスタート時点ではまさかこうなるとは思いませんでした、トレードの実弾に名前を挙げていたぐらいですし。
彼はとりあえず矢野謙次の一つ前の段階、安定しなくてもいいですから極大値に達すれば十分に1軍でやっていける水準にまであるということを示すのが当面の目標といえるでしょう。
彼もまた露出が先行しています、宿命というか副作用というかしょうがないと言ってしまえばそれまでなんですが、現実を知っておかなきゃダメです。
過去3年、一番打席数が多かった06年で打席数は151、OPSで.602です。05年が45打席で.372(どっちかじゃないですよ合計でこれです)、07年が23打席で.368(同)です。むしろ何でこれであんなにも評価が一人歩きするのか、そっちの方が私には不思議です。
一昨年のシーズンオフ(11月)にも書いたんですが、彼は明らかに2軍では一つ頭抜けてます、去年は悪かったですけど順当に能力を発揮すれば「もはや2軍レベルに無い」可能性は非常に高いです。でも所詮まだその程度です。
これも前にも書いたのですが、「2軍レベルに無い」事と、「1軍のレベルである」事には大きな隔たりがあります、一部の選手にとっては絶望的なほどに。その隔たりを超える選手なのか、そうでないのか、現時点(キャンプ時点)では亀井はその谷間に落ち込んでいる選手だと言わざるを得ません。

隠善智也。基本的に育成選手は触れないんですが、彼の場合はすぐにでも支配下になる可能性がゼロではないので一応。
順番はここだと思います、外野手だけで見れば7番目と8番目の間、上から離脱者が2名出れば支配下に入ってくる可能性があり、それは決してありえないことではないと言うか、むしろ起きない方がおかしいぐらいの数字です。怪我人1名に調子が悪いのが1名とかね。
ただし、それでじゃあ即支配下かといえばそういうわけでもなく、大道や木村拓もいますので彼らに枠を占めてもらおうと思えばそれで十分対応できることも多いでしょう。
例えば清水が欠けた、矢野が欠けた、で代打不足とかなら大道や木村が使われることがまず検討されるでしょうけど、鈴木尚が欠けて代走不足となったときに大道が検討される事はまずないでしょう、そうなってくると隠善が使われる可能性はあると思います。
誰かが離脱することを幸運といって良いかどうかはわかりませんが、後は他の選手次第です、ここまで登りつめている時点で十分育成選手としては合格だといえるでしょう、合格だとしても必要の無い限り支配下に上げる必要はありませんが。

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問題点を挙げるとすれば、まず第一に今年は薄いです、明らかに戦力が薄い。
ただし、その薄すぎるのが悪いかと言われれば悪いとは思いません、内野手を「世代交代への“準備”のシーズン」と表現しましたが、外野手はその「世代交代のシーズン」の頭です。
ベテランが整理され、次代を考えての若手の働く余地が“意図的に”空けられています。若手が計算できない以上それが薄く見えるのは当然のことです。
怪我・不振などによる離脱者、これが平均的なところより下にぶれれば間違いなく足りなくなります、去年あまり離脱者が居なかった事や最後まで優勝争いをしていたことを踏まえれば下にぶれる可能性が非常に高いです。これは世代交代をするための痛みとして受け入れざるを得ません。
こっちもやっぱり若手次第です。今年の巨人は他球団と比べても明らかに若手がチャンスを得るのは楽ですよ、中日や阪神などとは比べ物にすらならない。下手したらセ・リーグで一番選手層が薄いんじゃないですかね。
今年の陣容は薄すぎます、相当苦労するだろう事が予想されます、万が一のことがあれば(ラミレス離脱とか)シーズン途中での外国人選手の補強すら検討されるのも想像に難くない状態です。
高い確率で矢野・亀井、まででは足りません、あと1名か2名必要だと思います。大道なり木村拓なりでカバーできる役割は代打などに限られます、代走要員、守備固め要員ということになればレギュラー・準レギュラーの3人よりもむしろ、矢野や亀井が抜けたときの方が足りなくなるかもしれません。
今のところ、そうなったら隠善でしょうが、ここにもうちょっと名前があがってくれることが望まれます。希望するだけで期待は出来ないですけど。松本哲也は走塁技術はまともになったのでしょうか、どんだけ足が速くても去年の技術レベルじゃ代走要員には絶対なれませんよ。

その他に問題点を挙げるとすれば、若手、ここでは2軍で過ごすだろうそれ、にもっと長打力のある選手が欲しいですね。強いて名前を挙げるとすれば梅田浩でしょうが、彼は典型的な長距離砲でそれ以外の部分がちょっと怪しい、三浦などもそうでしたが確実性と長打力はどちらか一方だけでは足りません。
先日あぁは書きましたが(上記引用参照)実際のところ田中大二郎を長距離砲と評するのは多大に贔屓目で見ています。去年2軍でチーム内でもっとも本塁打の多い打者でしたが、312打数での10本(31.2打数に1本)です。例えばEL本塁打王だった日ハムの金子は13.8打数に1本、同じく日ハムの糸井が18.0打数に1本。
2軍は1軍に比べて本塁打の出にくい傾向がありますので単純に比較は出来ませんが1軍で長距離砲といわれるバッターは最低でも20打数未満に1本、大抵15打数は切ってきます、それに準じるには2軍では最低25、できれば20を軽く切ってほしいところです。
特に彼が一塁手としても使われることを目指すのであれば1軍で確実に15打数は切れなければ巨人の一塁手は務められません、外国人、FAも含めた巨人内での競争には打ち勝てません。そう考えるとやはり2軍で15は切って欲しい。
中井、加治前は蓋を開けてみないと何ともいえません、内野手編でも書きましたが今の陣容だと中井はサードの方が都合がいいでしょうし。
今年以降のドラフトでこのあたりのカバーは必要となってくるだろうと思います。
・・・・・一応全員触れたかな?
鈴木尚広にあんまり触れてなかった。もういい年なんですから、一芸屋としての存在意義を追い求めてもいいと思うんですよね、本人にしても首脳陣にしても。
巨人はそういうタイプの選手が生まれにくい、評価されにくい土壌があるように感じます。これは優れた選手を出来るだけ多くの手段を使って集めるという活動をする以上避けられない事でもあるのですが、それを少しでも軽減させる為には、やはりスペシャリティが存在していることも示せなければいけません。
鈴木尚広、古城茂幸、小坂誠、彼らはレギュラーではありませんが、ベンチという「ポジション」を占める重要な役割をしっかり果たせている選手です。首脳陣も積極的に“一芸”を評価し、下手に全ての選手に全てを求めようとするのは控えるべきだと思います。

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まとめますと、何度も書いていますが、このシーズンオフの活動は非常にバランス感覚に優れていたと思います。
ラミレスの獲得ばかりに目が行きがちですが、むしろこのオフの活動の主だった内容は中堅からベテランにかけての選手をがっつり切った所にあります。これによって年齢階層的に非常にバランスが良くなりました。
去年の編成だと日本人外野手14名中7名が30歳以上でした、これは明らかにバランスがおかしかった。それがシーズン開始時点で11名中4人、外国人選手を加えて考えても適正な水準に落ち着いたと思います。

実際のところ、今年のシーズンが始まれば「小関(或いは他の誰か)がいれば」という場面は間違いなくあるでしょう。でもその目先の局地的な場面のために彼らを残すという解決策を取れば大局が荒れます、戦略が崩れます。
そういう状況になった時に、間違いなく、特に夕刊紙などで「なんで残しておかなかったのか」とかいう記事が出るでしょう、報道もほとんど確信犯で書いてるんでしょうが、それは近視眼です、気にする事はありません。
まったく傷を負わないのが最善ですが、傷を負わなければならないのであれば軽症を選ぶが次善です、70人枠という制限で最善が選べない以上はこれでいいです。
先にも書きましたが別の言い方をすれば、小関、斉藤、三浦、彼らの比較対象は矢野や亀井ではないということです。高橋、谷、清水、彼らと比較したときにどうであるかというのが正しい観点です、そう考えたら小関や斉藤を選ぶ方が不自然である事は誰の目にも明らかでしょう。

矢野、亀井のでき次第で今年はちょっと苦労することになるだろうとは思いますが、過渡期なのでしょうがないですね。
最悪二人ともダメで他の伸びも悪いようでしたら即戦力級の補強(主にドラフト)も視野に入れておかなければ行けないと思います。
ただドラフトについて一つ申し添えるとすれば、今年の彼個人が残す結果に関わらず、長野は下位で囲い込む、これは至上命題です。
実際の価値より安く買える可能性のある商品を適正な値段で買うなどという馬鹿げた行為はしていはいけません、せっかくのチャンスです、他から非難を浴びるほど安く買い叩かなければいけません。長野の今年の出来とは全く無関係です、彼が今年の野手No.1になろうとも下位で囲めなければたとえ指名できても巨人編成部は無能のそしりを免れえません。
そもそも彼は大学時点でも巨人は4巡での指名予定で実際に日ハムにも4巡で指名された選手、それが野手No.1という評価になるとすればそれは評価の一人歩きだと思いますが。最上位枠を消費してまで取らなきゃいけないとは思いません。
余談ですが、ドラフト全体としてはここ2年高卒で右腕を取っていないので上位2枠のうち1枠が高卒右腕、もう1枠が打てる内野手、その次に長野、が今のところの大まかな道筋かなぁとおもいます。高校生の方はまだ評価が固まる時期じゃないからわかりませんけど、内野手の方は上本が取れるといいんですけどね。

話を戻して、今年の目標としては、ベテラン陣を無理が来ないように上手に使いながら、矢野と亀井に白黒つけるって事ですかね。ついでに多くなった若手から1人でも2人でも1軍で何か役割を果たせる選手が出てくれたら嬉しいなぁってぐらいですか。































































































































































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