【ニュース】 長野選手の決断
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DIME
2006年12月11日 23:31 visibility109
ニッカンスポーツやスポーツ報知のニュースを見る限りてっきり日ハム入りするものだと思っていた。
ただスポニチだとまったく逆の社会人の意志を固めるようなニュースになっていたのでなんで割れたんだろうか不思議に思っていた。
長野が日本ハム入り、11日初交渉:ニッカンスポーツ
「日本ハム・長野」11日に誕生:スポーツ報知
長野帰国 ホンダ入りの気持ち変わらず:スポーツニッポン
ところが結局、スポニチのほうが正しかったらしい。
日本ハム4巡目長野が入団拒否:ニッカンスポーツ
ドラフトで得られるのはあくまで独占的に「交渉をする権利」だし、別に制度上他球団から指名されることを覚悟する必要はあっても別にそうであっても入団する必然性は無く拒否するのも選手の権利。とやかく外野が言うことじゃない、本人の意思を尊重するだけ。
とはいえ個人的には何度か書いてきたように、強行指名された以上は入団した方が良かったんじゃないかなぁとは思う。野球界全体のために彼が見れないのはもったいないな。ってでも本人からすれば勝手な言い分だなぁとは自分でも思う。
自分が子供の頃からファンだった球団があってそこに入団したいと強く願っていて、それが叶わなかった時に涙を流したほどのファン。別に同じ球団でなかったとしても心情は痛いほど理解できる。 自分が同じ状況に置かれて巨人以外に指名されたとすればあんなもんじゃすまなかっただろう、平気で放送禁止擁護を連発してに違いない(笑)
偶然その球団が巨人であったばかりにこれで裏金がどうとか密約がどうとかありもしないことを散々いわれることになるかと思うが、巨人ファンならそういう嘘が飛び交うのが巨人の宿命であるのは十分承知しているだろう。頑張れ同志よ。
それにしてもやっぱりドラフト制度には不備が大きい。戦力均衡も重要なお題目だがそもそも「能力のある選手にプロ野球を選んでもらえる体制」にしておくことの方がよっぽど大事だ。
まだ日本ではそうなっていないからいいけど、客にだけでなく選手に対してまで「殿様商売」ができる状況には既に無いはず。
プロ野球に入りたい選手に対して「戦力均衡というプロ野球側の都合があるので、不利な条件を呑んでもらうよ、それでもプロになりたいだろ?」ってふんぞり返っている今の状況では、今後能力のある選手からすれば「じゃあそんな不利な条件のないMLBに行く事にします」なんて言い出されることになりかねない。
そういう流れが出来てしまってから慌てて修正しても間に合わない。もうちょっと選手側にこれなら入ろうと思ってもらえるような制度改善が必要だろう。
戦力均衡というのはプロスポーツリーグとして重要な条件の1つだけど、必ずしもその均衡を達成するために選手側にだけ犠牲を強いるドラフト制度のような形で戦力均衡を達成しているリーグばかりではない。
今ドラフト制度もまた改めて話し合われているが、戦力均衡だけしか見えてない視野狭窄に陥ってそれでプロ野球の魅力を損なうような制度にだけはなって欲しくないと思う。
このまま社会人に進んだとしてもプロ入りが遅れる被害者であり、日本ハムに進んだとしても自分の希望する球団に入れない被害者であることも変わらない。
誰もが被害者にならないような完全な制度なんてものが不完全なる人間の手で作れようはずもないがせめて被害者になるのが選手ではなくプロ野球側になるような、自分たちの制度の問題点は自分たちが当然被るような制度にしておいて欲しいものだ。
また長野選手本人の態度とすれば、いろんな方が指摘していたとおり一度しっかり会うだけは会うのが筋ってもの。
これで自分の意思を伝えたのでそれでちゃんと筋は通した、その点は素直に賞賛したい。
そこから先は個人の自由、他人がとやかく言うべきことではない。
でも惜しいけど。1年でも早くプロで見たい選手なんだけどな。
・・・・・どうもこの話題は書きにくい。希望先が巨人じゃなければ良かったんだが、巨人なばっかりにどうも下手な書き方すると建前はこうかいてるけど巨人に来た方がいいと思ってんだろ?ってな文章になってそう。自分が斜めから自分の文章見すぎなんだろうか。
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