喜田←→山田 のトレードですか。

  • DIME
    2007年05月19日 10:36 visibility100

どうも巷を見る限り、広島有利のトレードというのが大勢の評価のよう。ただ個人的には、とんとんかなぁと思います。
ウェスタン、イースタンの成績ほど鑑定の難しいものはないんですよね。吉川元浩なんていい例で。
2軍で本塁打王、打点王に輝けるのならば1軍でもってのが無条件に正しいなら吉川も今のように燻ってはいないはずなんですが。
彼も守備位置がほとんど1塁のみ、昨年はじめて1軍にあがったときはなれないレフトで起用され、いきなりエラーを犯してすぐに交代させられた。
やっぱり喜田とちょっと被る気がします。年齢も一緒なんですよね確か。そう考えると吉川もまだまだ雌伏のときかも。

それにしても阪神に関しては去年の10月にこんな日記書いていたんですよね。
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主力野手の高齢化が進む阪神、それと同時に若手野手をみても実は散々ヤバイと指摘している巨人と25歳以下の野手の比率はそう代わらない、つまり平均年齢が頭一つ高い。
そんな中で中堅どころの石橋、萱島あたりに結果が出ず解雇となったのは厳しい。彼らの一つ上の世代である上坂・喜田・藤原あたりには期待が持てるがいかんせん既に年齢が20代後半、本来ならば2軍で主力をはるような年齢ではない。彼らには来年は1軍での抜擢を期待しつつ、桜井・赤松・前田大に新人の野原あたりを中心に2軍も思い切った若返りを図って欲しいところ。
最近の巨人の迷走をまるで阪神のようだと形容されるが、個人的にはむしろここ最近の阪神2軍の強さが90年代の巨人2軍とだぶる。当時の巨人2軍の編成は1軍とあまり代わらない世代のいい選手が結果を残しているので切るに切られず、そのぶん若手を補充する枠が足りずに先細っていった。 
結局1軍主力と2軍主力の年齢層が近すぎたためにいざというときに世代交代がうまく行かず、2軍の強さは1軍に活かされる事がなかった。FAでチャンスを与えられなかったと短絡的に決め付ける人が多いがこの年齢層の近さがあのときの2軍問題の本質。この問題がここ数年の阪神に見える気がしてならない。
結局2軍とは将来を見据えた場でもあるわけで、現在の主力とそう年齢の代わらない中堅選手で固められた2軍であるならば、それがどれだけ強かろうとも将来的に期待がもてるはずもない。この状況を解消するためには上坂・喜田・藤原あたりを1軍で積極的に起用しつつ、彼らが1軍で結果が出ないようならば2軍の成績に関わらずトレードなどで思い切ってしまい、痛みを伴う世代交代が必要だろう。阪神が一時的な強さに終わらずダイナスティを築くためには単純な選手能力だけでなく年齢層も考えた戦力編成の出来るチームへの進化を求めたい。
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これを思い返すとと、林が定着しつつある現在喜田を放出することは編成戦略としてやはり間違ってはいないのかなと思います。
もちろん阪神ファンの方からすれば誰も彼も活躍して欲しいでしょうし、その気持ちはわかりますが、同じぐらいの年齢の選手が固まって世代交代がうまく行かないというのは85年の優勝からの流れでわかっているはず。
喜田と同年代の林に目処がついて、より若い桜井に期待をかける、そうなってくると優勝争いを同時にするのであればそれ以上若手に渡せる枠の余裕はないと思います。

ただ気になるのはその代わりに同年齢の野手である山田を選択したということ。若返りにはなっていない。。。。

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