バカなこと言い出す輩が出るだろうから。
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DIME
2008年02月28日 10:25 visibility100
後はそれがこの問題とは全く関係のないことである事だけに気をつけていればそれでいい、パウエルの問題ね。
個人的には両申請とも一度却下した上で、再申請があれば認めると言う形はあまり賛成はできない。
オリックスがサイドレターによる実質的な契約合意にまで至っていないと認定するのであれば(実質的にそう認定したって事でしょ?)、両方を却下するのではなく、オリックスの申請のみを却下し、ソフトバンクの既にある申請を承認するべきだろうと思う。
その辺りをしっかりと行っていないので、まだ微妙に玉虫色の決着に見えるが、とりあえず先のに比べればよっぽどましな解決策だ。
んで表題の件だけど、今回の問題は、契約書の不備、これに尽きる。契約書の中身がもはや現在の法律やスポーツビジネスに見合っていない、50年も使っているのだからズレが出ない方がよっぽどおかしいけどね。
この辺りは今後の議題ともなると言う話なので、出来高等の付帯年俸契約もより広く認められるような内容に改めておいて欲しい。
ただ、一点どうしても気になるのは、「外国人選手、契約が満了すれば自由にどの球団とも交渉できる、この状態は日本人選手とあまりにも違いすぎる」との理由から「外国人選手にも保留権(或いはそれに近い何か)を設けるべき」だと戯言をいいだす阿呆が間違いなくいるだろうって事。
そもそも、今回のパウエルの契約問題ではこの「契約実態の差」はなんら影響を見るものでもない、巨人と他球団がパウエルを奪い合ったならともかくね、関係のないことなのに無理矢理結びつけるバカが多いってのは前にもいった話。
まぁそれでも一応続けると、前者は正しい、しかしその現状は「日本人選手のほうが不当に制限されすぎていておかしい」のであって後者の対応策は向くべき方向が全く逆、改善どころか悪化しか招かない。
もし仮にそうでないならば、「正当な状況」におかれている日本人選手会側のFA権利取得期間の短縮化は不当な状態への退化を促すものであるということになる、そんなわけないでしょ。
正常の状態にあるのは、外国人選手の契約の方であって、近づかなければいけないのは日本人選手の契約の方。
そうでなくても、MLB市場規模の差では太刀打ちできなくなってきている(そんな状況だからこそ、中南米から若い選手を育てて自前で育成という考えを多数の球団が持ち始めている)NPBなのに、これ以上選手側の条件を悪くして、選手から敬遠されるような市場になってどうするのよ、潰れたいのかね。
いつまでも殿様商売できると思ってるんじゃないよ、もう今はNPBがダメだと言うなら他の選択肢(MLB)を行使しますって言われる状況、最低限あちらより条件だけでも良くしなきゃやってられないよ。
ま、結局はオリックスの中村球団本部長がこの事件の最初の最初に「正式合意まで至ってない」とポロッと言ったのが一番事実を指し示していたって事でしょう。
直前ではあっても契約は済んではいなかった、未契約の選手と契約を結んだだけ。終わってみれば何の不思議もない。
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