備忘録。

  • DIME
    2008年06月20日 13:01 visibility81

今後の見通しとか色々書いてる事もあるんですが、今ひとつ筆がのらないので、出来上がりません。
なので気になったニュースをちょっとピックアップだけしておきます。

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日本野球機構、7億数千万円申告漏れ

プロ野球を統括する社団法人「日本野球機構」(東京都千代田区)が東京国税局の税務調査を受け、07年9月期までの4年間で7億数千万円の申告漏れを指摘されたことが18日、分かった。

追徴税額は過少申告加算税などを含め約2億8000万円に上り、同機構は「国税局とは見解の相違があるが、修正申告に応じた」としている。

同機構は税制上の優遇措置がある公益法人だが、自ら主催する日本シリーズやオールスター戦は課税対象の収益事業に当たる。

関係者によると、税務申告の際、日本シリーズなどだけでなく、各球団が主催するペナントレースに派遣している審判員や公式記録員の人件費も経費に含めて売り上げから差し引いて所得を算出していた。

これに対して国税局は「ペナントレース分は収益事業に当たらず、経費計上は認められない。公益事業として別会計で処理すべきだ」と指摘したとみられる。

同機構は、各球団からの会費などで野球規約の制定や審判員の編成などを行っている。機構によると、審判員と記録員の費用は、報酬や交通費などを含め年間約十億円に上るという。

[2008年6月18日23時54分]
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最近、つっても数年単位での最近ですが、国税局が厳しいですよねぇ、前まではOKって言っていたのにダメって言われるってのはそこかしこにみられます。
よほどの内容・金額で無い限りは、法廷闘争に持ち込むより、素直に支払っていた方が面倒がないでしょうからねえ。
ザルだったのが適正になっただけともいえますし、ザルだった時代にバカ正直に払っていたのだとすれば、それこそ責められるべきことですから。お目こぼしがなくなった、ということでしょう、時代の流れですね。
どっちの主張に正当性があるとか、公益事業と収益事業が変わると何が変わるのとかは私の手に余りますんで聞かないでください。

それよりもこのニュースで一番興味深いことは、審判員や記録員の経費の部分ですね。
私の記憶が確かなら、1試合に審判員が5名、記録員が2名だったかと思います。
1・2軍それぞれの費用や遠征経費の違いなどは置いて大雑把に考えてみたときに、7名で10億だったら、一人当たり約1.4億。
6人制でやる為に審判員を2名増やそうとすれば、単純計算で3億ぐらい経費がかかるんだろうとは推測できます、非常に大雑把ですが。
育成からしなければいけないとか、2軍の審判数が増えるので単純増加はしないとかいろいろ修正しなきゃいけない部分はあるんですけど、とりあえず億単位の経費が必要なのは間違いないでしょう。


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喜び取り上げられた…中日私設応援団提訴

球場での鳴り物での応援を禁止されたプロ野球の中日ドラゴンズの私設応援団に所属するファン約百人は19日、「違法な禁止措置によって野球ファンとしての喜びを享受できなくなった」として、12球団と日本野球機構などに禁止措置の取り消しや計約1400万円の損害賠償を求め、名古屋地裁に提訴した。
訴状などによると、私設応援団の「名古屋白龍会」と、「全国竜心連合」に加盟する7団体は2008年度シーズン中にトランペットなど鳴り物での組織的な応援の許可をそれぞれ球団や日本野球機構などに申請。だが12球団などが組織し、申請の審査を行うプロ野球暴力団等排除対策協議会は今年3月、いずれも不許可とした。
原告側は「(仮に暴力団関係者がいるとしても)暴力団を排除するには該当者や、関連が説明づけられる者のみ排除すればいいはずだ」などと主張。「鳴り物での応援行為の歴史は古く、球場の風物詩として文化を形成し、個人の自由として法律上保護される」としている。

[ 2008年06月19日 スポーツニッポン ]
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色々おもうこともあるんですけれども、どうも今ひとつ事情がわからない上に、「プロ野球球団」と「応援団」という二つの団体の関係性というモノが理解できてないので、何とも言いがたいです。
結局私個人が、応援団というモノにまったく興味がないので、その存在がどういうことなのかまったくわからないんだよね。
はっきりと私個人の考えを言ってしまえば、「プロ野球という文化」において、応援団というモノは文化の範疇の外にあるモノ。その文化にただ乗っかっているだけで、彼らがそれを構成する一部だとは思わない。
巨人戦以外にも交流戦とかで結構BSでの中継などがあるので、中日戦は何度かみているはずだけど、「応援が違っていた」事にはまったくもって気付かなかった。
今ここでこう書いていても「実は応援には何の変化もなかったんですよ」なんて指摘されるんじゃないかと思ってるぐらい、っていうか変化なかったんじゃないの?ないでしょ?
それぐらい私個人は応援団や応援団そのもの存在に興味がないので、今ひとつ状況がわからないんです。
ただ、別に応援団の存在を嫌っているってわけでもないので。ジャマなのはジャマですが、いつもは静かな2軍戦とかにいるとほんとジャマですけど、別に個人の自由の範囲内かなぁと思いますし。

なので、非常に興味深いもので、推移を見守りたいなぁとおもいますが、どう推移するのかなぁと言うのは私には良く分かりません。


で、話が逸れますが、この応援団側の主張の根底にも見受けられますが、プロ野球というのが一種の「社会的活動」であって「公共物」としての存在を持っているんだからそれを親会社は尊重しなければいけない、なんて声をよく見かけるんですけど、私は決してそれに賛成できません。
「公共物」であるかどうかはともかく、少なくとも今のプロ野球は「公共物」であるのならば受けるべきである優遇措置をほとんど勝ち取れていません、国税局通達ぐらいですか。色々受けられないだけの事情はありますけど、現実として「義務」が果たされてないんですよ。
義務を果たしてもらっていないのに権利だけ主張されるって言うのはヒドい話で、我々の側が果たすべき事をまずやってないんです。
公共物であるならば本来我々・或いは我々の代行者としての自治体が負うべきところを、親会社であったりオーナー一族であったりに被ってもらいながら、同時に「球団は我々のもの」って主張するのはとても、とっても恥ずかしいことだと思います。
プロ野球は一種の「公共物」であって欲しいです、これは私もそう思います。しかし今の日本のプロ野球では球団は「公共物」ではないと思います、それは球団や親会社の態度がそうさせているのではなく、我々が負うべき義務を果たしていないから、我々がそうさせてしまっているのです。
で、球団や親会社にしても、何らかの優遇措置を受けていないにもかかわらず、それでも経営が成立したので特に気にせずに来た。「優遇がなくても何とかなるから」で済ませてきてしまったからこそ、今のプロ野球の状態があるんだと思います。
窮状に陥った時にはじめて、本来得られていたはずの権利を受け取ろうとしても、それがないのがデフォルトになってしまっているから理解が進まない。これは地道にそういうモノを得る努力をして来なかったのも原因の一つであると思います。
そういうプロ野球がおかれている環境の変化する契機の一つとなってくれれば良いかなぁとおもうのですけどね。

すんごいどうでもいいところに飛び火すると、オリックスは来年からどうなるんだろうなぁとおもいます。
合併話のそもそもの発端は、府の財政破綻から始まった大阪ドームの使用料値上げでした。大阪府知事が変わって、またぞろ同じことがおきそうな気配がします。
そうなった時に大阪ドームにそれでも残るのか、神戸に戻るのか。オリックスのおかれている状況と言うのはどっちに進もうとも茨の道で非常に大変だと思いますけど(昔書いたと思いますが)、「公共物」として尊重されるべき流れとまるで逆行するような使用料の大幅な値上げがあれば、出て行くべきなのかもしれないなとも思うのですよね。
利便性とか生活圏とか、関西に長期滞在したことがないのでその辺りが今ひとつわからないんですよね、わたし。

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