秋季キャンプ 感想
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DIME
2007年11月15日 20:24 visibility109
無理矢理行ってきた分、今日はやらなければならないことがたくさんあって遅くなりました、秋季キャンプの感想です。
この日の日程は、ひむか球場でアップ、その後午前中は投内連携、午後からは投手陣が木の花でバッティング練習、その後キャッチボールして、ブルペン入り、野手は4組に分かれてトス、フリーバッティング、ケース打撃、走塁練習をローテーション。だったと思います。
このうち、午前中は川口投手のテスト見ていたので投内連携はちょっとだけ、投手陣の打撃練習と、野手陣の一部の組の練習、投手陣のキャッチボール、ブルペンを見ました。
ちなみにこのキャンプの日程はいろんな場所に張り出されいて、キャンプ見学者にも何をしているかが分かるようになっています。ほんとは写真とって来るつもりだったんですが先述のようにカメラ故障。
川口投手のことだけは先に書きましたのでここでは触れません。
投内連携については特に見ていてそう大きなミスもなくやっていました、まぁキャンプも終盤ですからそれが普通でしょうけど。
見てる中で一回だけ止まったのは、1死1塁で投手前にポップフライが上がったのをワンバウンドさせてから2塁に送った場面、コーチの声がしっかりとは聞き取れなかったので自信はないんですが、
「低いフライだったので1塁走者はハーフウェイではなく、スタートを切っていたかもしれない、仮にそうだった場合は打球が上がった時間が長かったため2塁は間に合わず、オールセーフになっていたのではないか。野手の声をちゃんと聞いていたか」
と言うことを質していたようです。あの場合は投手どうこうよりも内野手がハーフウェイなのか、スタートなのかを声を出して知らせる事が大事でしょうけど。
ちなみにその時の投手が誰だったかはよく覚えてません(笑)。コーチも誰だったかわからなかったんですよねえ、職分からすれば福王コーチだと思うんですが。
投手の打撃練習に関しては、見たまんまの観想を言えば、一人野手が混じってました。東野峻です。
トップもしっかり出来ているし手打ちにならずフォロースルーも十分、中継ぎ・抑えとして頭角を現しつつある東野が一番打撃が目に付くなんて、なんてもったいないんだと思うんですがだからと言って中継ぎ・抑えとして育てない方がもっともったいない。変な事実を見つけてしまったなという感じです。
その他に目に付いたのは木村正太、栂野雅史、福田聡志あたりは比較的良く振れている方だったと思います。
逆に内海哲也、木佐貫洋をはじめとした主力組は練習のほとんどをバントに費やしていましたので打撃そのものはあまり見れず。それだけ危機感があるというか、打撃練習がより現実的な問題だって事だと思います。ただあまり上手くなっているようには感じなかったんですけどね。
フリーバッティングは、田中大二郎、円谷英俊、隠善智也、脇谷亮太、寺内崇幸、坂本勇人の6名の2組を中心に見ていました。なので亀井義行がどこで離脱したのかは見ていなかったので全くわかりません。ある程度怪我は仕方がない部分があるにはあるんですが、何やってんだよとは思ってしまいますよねえ。
この6名の中では飛距離に関してはやっぱり田中が1つ抜けてます。ただどうしても気になるのは打球方向の9割(たぶんそれ以上)が真ん中から右だと言うこと、徹底的なまでにプルヒッターです。このまま育てていくのか、それとも今はそこを気にせずに育てようと思っているのか、判断に難しいところです。個人的には今のままだと打率はあんまり残せないかも名と思います、ただしその分だけしっかり四球を選べるようであれば(つまり出塁率が高ければ)打球方向の偏りも許容できると思います。右に偏るのに比べて左に偏るのはマシですし。
坂本勇人は今日の調子ははっきり言ってよく有りませんでした。というか全体的に疲れがピークなんだろうなという感じでしたね、他の選手も見ていてあまり目に付くところがありませんでした。
ただ脇谷亮太だけはトスバッティングなどでも一段上の目的の練習といった感じでしたね。
隠善智也は他と変わらず、つまり支配下と同じって事ですがこれは別に今に始まったことではなく、育成と支配下で練習内容はそもそも違わないんで別段珍しいことでもないです。いろいろ報道はされていますが、去年の今頃に書いたようにこの時期に支配下に上げる必要性は皆無ですし(詳しい理由はこちらでも書いてますので参照)秋に支配下に上がるって事は何か別の考えでもない限りないでしょう。
次に見たのが、投手陣のキャッチボール。私個人の考えとしてはブルペンで見るよりもこのキャッチボール、特にだんだん距離を伸ばしていった時にその投手の良し悪しは素人にもわかりやすいと思っているので、じっくり見ていました。
槙原臨時コーチはいろんな投手にフォークを教えまくっているようでしたが、今日付きっ切りだったのは越智大祐。元々フォークは持っていて投げられる投手なんですが、教えてもらっているフォークは細部が違うようでそちらを試していました。
話が逸れますが、槙原コーチは見ていてびっくりするぐらいしっかりコーチをしていました。昨日も書いたように入団テストにも顔を出していましたしそれもただ見物していると言う風情でもない。キャンプは何度か見ていますがあれだけ熱心な臨時コーチも珍しいです。
話を戻しますが、真後ろから見ていたんですが越智は新しい投げ方(肘の使い方を盛んに教えられていました)でのフォークは上手く落ちない方が多かったものの、上手く落ちた時は凄かったです、あれをつかんでくれると面白いですね。
もう1人気になったのは、福田聡志、彼もこの報道にあったようにフォークを練習中だったようですが、キャッチボールの相手をしていた斎藤コーチが取れないぐらい(ある程度わざとかもしれませんがw)よく落ちていたようです。
引き続いてのブルペンですが、時間がなかったので全ての投手は見れませんでした。
最初の6名(野間口貴彦、内海哲也、福田聡志、深田拓也、上野貴久、久保裕也)の中では内海は捕手を立たせたままでの練習、体重移動を気にしていたようです。
この6名の中で一番目に付いたのは野間口、下半身がうまく使えていると表現すればいいのでしょうか、踏み込んだ右足に股関節が沈み込むように見えるぐらい上下運動をしっかり股関節で吸収して上半身の回旋運動につなげている、最終盤での活躍が納得の出来でした。
次に福田、低めの直球の伸びはやはり野間口と2人が抜けてました、またフォークもキャッチボールから引き続いてなかなか順調にいってるようです。
久保は一番奥にいたと言うこともあるでしょうが、ちょっと印象が薄く、原監督が直接何か言い聞かせていたようでした、内容は当然聞き取れませんでしたが。
上野については、サイドスローと言う話でしたが、実際のところはスリークォーターぐらい、真横ではないと思います。ただ元々あれぐらいの高さだった気もするんですよね、あれでサイドにしている状態なのか、元に戻したのか、ちょっとわかりません。
交代で出てきた投手の中では越智がやっぱり気になりました。報道で名前が挙がったように首脳陣の注目も受けているようでしたが、はまった時の直球の伸び、フォークの落ちはその注目に値すると思います。ただし、まだフォームが安定していないと言うか、踏み込んだ右足が力を抑え切れずブレてしまっていて、球質の良し悪しがはっきりしています。ブレないときは良い球が行くのですが、ほとんどブレています。まだ1軍の可能性があると言うには早いかなと思います、特に良いことばっかり書く報道を鵜呑みにして変な期待をするのは避けた方がいいでしょう。
それにしても、いつだったか誰か解説者が「ブルペンって言うのはほんとに投手が良く見える、ブルペンだけ見ていくと春先はどの球団も素晴らしい投手陣としか思えない」という趣旨のことを言っていたんですが、ほんとそのとおりだなぁと思います。ブルペンで見るとみんないい球投げてるように見えちゃうんですよ。
こんなもんですかね、気になったところは。
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