ぷれしーずんげーむについて。

  • DIME
    2008年03月23日 14:21 visibility111

ライブ中継で巨人の試合を見るのは実は昨日が初めてでした、今年はもうこんな調子でいこうかと思います、そろそろ少し離れてみるのも大事だろうと。
なので、ほんとシーズン入ってしまったら試合を追いかけません、なので日記もそちらにはあまりふれられないと思います、私なんかより、ちゃんと巨人の試合を見ている人の方がよっぽど正確に巨人を見れるはずです。
ですからシーズン中に「今の巨人はどうなの」とか聞かないでくださいね、わかりませんから(笑)。

とはいっても何にも更新しないのもあれなんで、書評でもあげていこうかと思います、ここ半年で200冊ぐらい、野球関連が3分の1ぐらいあるので、いくつか良書だと思ったものは紹介でもしてみようかなぁと。
道作さんが「理科離れ」を懸念されていたように、私は「国語離れ」を懸念しています、だからこそ日記を書いている中でもわざと文語的な表現や単語を使ったり慣用表現を使ったりしてるんですがね。
そういうのって授業で教えてもらって覚えるものではなくて、辞書を繰って覚えるものでもなくて、たくさん文字を読んでいく中で、経験として「こういう意味っぽい?」と体感していくものだと思います、だから私はその取っ掛かりになるものを出来るだけ散りばめて置きたい。
それらの表現になんら違和感の無い人から見れば、気取った文章を書くヤツだと思われているのは必至でしょうが、まぁ自分で見ていてちょっと恥ずかしいんですが、これからもこんな感じでいくつもりです。
せめて、ガリレオを演じたのが福山雅治じゃなくて小日向文世とかだったら良かったのに、「興味深い」とか「実に面白い」とか使いにくくなっちゃいましたよもう(笑)。自由死刑のドラマ化したやつもつまみ食い程度に見てましたけど、面白かったです。
話を戻すと、そういう気持ちもあるので、あまり本を読まない人の何か取っ掛かりになればいいなぁと思って、書評でものっけようかと思います、好きなことの本なら読めるって人も多いでしょうし。

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のっけから、話が脱線に脱線を重ねましたけど、昨日のプレシーズンゲームの話。
ほんと見るのが初めてなので今更誰が良いだとか悪いだとかは言及する気はありません、まぁ小笠原や二岡が見ていてあまり膝の影響が見受けられなかったなぁってぐらいで。
あと栂野雅史が東京ドームで、ブラウン管の“あっち側”で投げていたのが嬉しくもあり、寂しくもあるって所ですが、一軍に残っていてほしいなぁ。
同じ理由から「28人枠」予想もしません、そんな事をするだけ彼らを見ていないので、そんな自分が予想をするのは失礼です。

ただ、一つだけ見ていて思ったことがあります。もういい加減「19時試合開始」にしても良いのではないかと。
球界全体で3時間以内に野球を終わらせようだとか何とか色々やっていますが、本質的に「時間が決まってない」という特徴はスポーツの中でも奇特であり、ある意味それはまた「野球の面白さ」であるはずです。それを無理矢理捻じ曲げようとするのはどうなのかなぁと。
地上波の中継が現在のように延長が無いという流れになるのだとすれば、それに併せて無理矢理に試合を負わせようと努力するのではなく、もう「時間内には全部見せられない」と割り切った上で改めて野球中継というものを見直してみた方が良いのではないかと思います。

そもそも本質的に「試合が終わるところ」が見れないことへの不満というのはどれほどのものなんだろうと思います。その点を放映者側がよく理由としてあげますけど、それはほんとにファンの多数意見なんでしょうか。
少なくとも私個人としては、CSに入った理由は「最後まで見たい」事よりもむしろ「最初から見たい」という欲求です。
「もっとも優れた投手は中継ぎであるべきか、抑えであるべきか」という論議にも通じますが、初回と9回なら普通は初回の方が興味深いのじゃないですか?
9回というのはほとんどの試合において事実上“終わってる”はずです、どちらかがリードしていて残りのイニング数は1、どれほど優れた攻撃力を持ったチームであってもイニングあたりの得点期待値は1を越えません、もっと言えばイニング数が2になっても1を超えない事もめずらしくない。それはほぼ“終わってる”じゃないですか。
んで、18時から始まった試合が19時から中継が始まる、その時には既に試合は動いている事は非常に多いと思います。「決勝点」は既に過ぎた後である試合も相当数あるはずです、ちゃんと調べたわけではないので直感ですけど。
私としては、19時に中継が始まったときに、既に試合が動いていたりするととってもガッカリします、一気に興味を失います。特に大量得点差などになっていると、見る気になります?
試合の興味の1つとして「勝敗の不確実性」があるのだとすれば(普通あると思うんですけど)、その不確実性が最も高いのは初回だと思うんですよね、未来が一番長いんですから。
だから、「テレビ中継のためにも3時間以内に」とかいう旗振りを見ると、なんかそもそも方向性間違ってない?とか感じます。

それが良いか悪いかは別として、だいぶ世間のライフスタイルも変化し、子供連れであっても22時ぐらいなんて遅い時間ではないと思います。むしろもっと遅くても良いでしょう。
18時開催というのは子供のためにそういう時間設定になったんだとか言う話も聞きますけど、そう決めた当時はともかく、現代において子供だけで観戦するって事例は少数派ですし、保護者込みだとすれば21時がデッドラインとか言うのは何十年か前の話にしか私には思えないのですが。
少なくとも私が小学生ぐらいの時点で過渡期ぐらい、高校生になる頃にはもう子供の寝る時間が23時とか珍しくも無い時代だったと思うのですけど。

昔の人だったら「試合が終わった後にいっぱい呑む時間が無いじゃないか」とかいう批判があるのかもしれません、しかし、これにプロ野球関係者が首肯するとすれば無知を恥じるべきです。
スポーツビジネスというのは、ただスポーツをやってそこで入場料を取れば良いってモノではないんですよ、ロッテなどがよくそういう意識を掲げていますが、「球場に行ってそこでできるだけ長い時間を過ごしてもらう」そしてその中で客が持っている需要を上手に取り込んで、収入を得る、そういう方向性に向かっているんです、今は。
「試合が終わった後にいっぱい呑む」という需要がそこにあるのだとすれば、それをどうにか「自分たちの懐に金が入るように」消費してもらえないだろうかと考えるべきなんです。
だったらむしろ、私なら「試合が終わったら店による余裕はない」ぐらいの時間にしたうえで「球場内でも外と変わらないレベルのサービス(ex.居酒屋)を提供する」と考えます。
そういう意味からいっても「野球が終わった後にもう1つ何か出来る」ぐらいの時間の余裕を考えるというのは非常に馬鹿げているんですね。確かにお客様目線には立っているかもしれませんけど、それは自分の身を削ってまでお客様に応えようとしている自殺行為です。

球場に通った経験のある人ならおわかりでしょうが、18時に始まったとき、客の入りはまだ半ばでしかありません、球場には通わず、地上波でしか見たことが無いっていう方からすれば意外に思えるかもしれませんけど、巨人阪神戦@東京Dでもそんなもんです。
そりゃそうでしょう、社会人が何時まで仕事をして東京の交通事情がどうなっているかと考えれば、仕事が終わってすぐ馳せ参じても18時に間に合わない方が大多数なんですから。つまり「18時開始」とは球場に来てくれるお客様らの目線に立っていない、では誰目線か、テレビです。
結局、「18時試合開始」というのは球場に来てくれるお客様よりもテレビの方を大事にしてきた球界の慣習の発現の一つなんだろうと私は思います。
昔はそれでよかった、現在でもまだそっちからの収益が大きい球団であればそちらを選択することが間違いだと断言することも難しいでしょう、長期的戦略から考えると良くないとは思いますけど。話が脱線するので具体的な言及は避けます。
んで、現在のプロ野球は長くテレビ業界に対して「良質のコンテンツの供給」という“メリット”を捧げていたにもかかわらず、業務能力が落ちてきた今、能力の復活を計ろうと手伝ってくれていないように私には見えます。けっしていいパートナーではないと思います。
そう考えるとそこまでしてテレビにいい顔をしている必要は無いと思うんですよね、球界はもっとテレビに対して高圧的でいいと思います、日本シリーズなら少なくともフランチャイズ地では高い数字が取れるのはわかってます、国際大会に関しても同様、そこをちらつかせながら抱き合わせ販売をするぐらいの交渉をするぐらいの立ち位置であるべきです。

で、今までテレビに気を使っていた分、どこに気を使うべきかといえば、「わざわざ球場にまで足を運んでくれるお客様」です、当然でしょ?
その半数以上に対して最初から見せられないというのは異常というかもう奇妙だと思います、何の予備知識も無く日本のプロ野球観戦を体験してみれば、客がちゃんと集まっていないにも関わらず始まるイベントなんてものを奇妙と思わないはずが無いと思いますよ。
とりあえず、本当に見るべき方向に気づいたという姿勢を示すこととテレビ側に対する意趣返しとして「19時開催」はもうやってしまえば良いのにと思います。
っていうかむしろテレビにとって見ても、どんなに頑張っても確実に放送できるとは断言できない終わりよりも、確実に放送できる始まりにこだわった方がプラスだと思うのですけどね。

少なくとも巨人はともかく、パ・リーグなんてテレビ中継のしがらみはあまりないはずですから、結構簡単に出来るんじゃないかと思うのですけど、なぜそうならないのかほんとに不思議です、何か見落としている理由でもありますかね。

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最後にもう1つ脱線しておこうかと思います。
ちょっとタイムリーさにかけますが、試合時間の短縮に関して地球温暖化とクロスさせようとしているプロジェクト、あれは非常に良いと思います。
あぁいう目先の変え方は非常に良いです、「誰しもが反対はしにくい」という問題というのは良くあります、それをうまく利用してあたかもその問題のために頑張るんだと主張する。
これは傍から批判があまり上がってきにくい非常に良い手法です。こうやってしまうと「試合時間短縮なんて狙ってやったり時間を表示したりするのは興ざめする」とかいう主張に対して「地球温暖化はまったないところまで来ている」と議論のすり替えが出来ますからね。
この発表はほんと感心しました、誰が思いついたのかは知りませんが、ぐっじょぶです。

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