【巨人】 紅白戦2試合目

  • DIME
    2007年02月13日 06:59 visibility191

昨日の紅白戦でも公式HPとかに各打席詳細など出るのかと思ったんだけど見当たらず。

映像レポートもあったけど、生中継じゃなければダイジェスト(1分にも満たない)版。G+にしても、生中継はあっても夜間や深夜に再放送がない。昼間から見れる人は限られるわけで。

ネット中継やケーブル中継などにはファンサービスに対する努力が見られるけど、もうちょっとこの辺り考えた方がいいと思う。

って話が逸れてるのでこういう話題はまた改めて。


まぁそれで自分メモとして残してみようかと思います。 

試合は1軍vs2軍形式、6イニングで行われました。


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出場選手表 


紅軍(表):二軍
 1(8) 松本哲也
 2(4) 岩舘学
 3(6) 坂本勇人
 4(7) 梅田浩 →(3)@6回裏
 5 DH 斉藤宜之

  代打 三浦貴 @5回表
 6(9) 田中大二郎
 7(3) 吉川元浩

  代打 隠善智也 @6回表→(7)@6回裏
 8(2) 實松一成

  交代 (2) 伊集院峰弘 @5回裏
 9(5) 十川孝富

投手

 三木均 2回

 深田拓也 2回

 越智大祐 1回

 酒井順也 1回



白軍(裏):一軍
 1(7) 矢野謙次
 2(4) 脇谷亮太
 3(8) ホリンズ
 4 DH ゴンザレス
 5(9) 亀井義行
 6(3) 小田嶋正邦
 7(5) 円谷英俊
 8(6) 寺内崇幸
 9(2) 星孝典

  交代 (2) 加藤健 @6回表

投手

 会田有志 3回

 上野貴久 2回

 福田聡志  1回 


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○1回表○

投手:会田有志 3+8+7=18球

打者:松本  見逃し三振

打者:岩舘  ライト邪飛

打者:坂本  ショートゴロ


会田: 松本には三球三振、岩舘には 0-3とボール先行するがいずれも甘くは外れず最終的にはファールフライ、坂本にもボール先行するが最後は引っ掛けさせる。

寺内: 深いショートゴロだったが送球も早く余裕でアウト。十分プロレベルの守備。経験上からすると一歩目の反応が早いからこそあぁいう守備になってるはず(一歩目の映像はテレビじゃ見れないから断言できないけど)。


○1回裏○

投手:三木均 3+4+2+5+5+2+1=22球

打者:矢野  センターフライ 真ん中高め打ち損じ

打者:脇谷  ライト前ヒット

打者:ホリンズ  ショートエラー

打者:ゴンザレス  3ランHR パスボール1

打者:亀井  四球

打者:小田嶋  センターフライ

打者:円谷  ファーストゴロ


三木: 初球から捕手も取れない逆球、良い球と悪い球がはっきりしすぎていて調整不足なのが明白。コントロールが乱れてカウントを悪くし、整えに置きに来た球をはじき返されるという悪循環。

坂本: ホリンズのショートエラーに関してはショート:坂本に厳しめ判定。やはりまだプロレベルの打球速度になれていないのか、体がしっかり回り込んでおらず、グラブで止めにいっていた。あれは止められるようになってほしい期待を込めてエラー。

實松: パスボールの時は走者を気にしていたか實松の視線がボールにつかず最後は視線が切れていた。思った以上にキレがあったなんてボールでもなかったはずでボールへの注意不足に見えた。

ゴンザレス: 今シーズンチーム初HR(非公式試合も含めて)になる。内角低めの見送ればストライクか微妙ぐらいな球をうまくすくい上げて外野席中段へ。よく飛んだなぁ。

松本: センターフライ(小田嶋)捕球後の返球がすばやい。正直言えば素早く返す必要がある場面ではないのだけど、気持ちが伺える。


○2回表○

投手:会田   2+3+5=10球

打者:梅田  ライトフライ

打者:斉藤  ショートゴロ バット折れる

打者:田中  ファーストゴロ バット折れる


会田: 斉藤、田中と2名続けてバットを折る。斉藤の時はアウトローに構えた球が内に入っていたが田中の時は明らかに内角に投げさせて詰まらせていた。まだ打者の調整が遅い時期なので評価しづらいがこれが続くようなら面白い 

寺内: 1回に引き続いて微妙に難しいゴロを難なくさばく。総天然芝の内野なのでぼてぼてのゴロは勢いが死にやすく難しいはずなんだけど、難しそうに見せない守備。


○2回裏○

投手:三木  2+3+5+4+5=19球

打者:寺内  サードゴロ

打者:星  ライト前ヒット 

打者:矢野  レフト前ヒット 2球目バントの構え(見送りでボール)

     牽制2回 カウント1-3でエンドラン(打球が早く3塁まで進めず)

打者:脇谷  ファーストゴロ

     牽制2回(1回はベースカバーなしで投げられず)

打者:ホリンズ  見逃し三振


三木: 相変わらず。星の2球目に1回裏初球のような捕手も取れない逆球。矢野の1球目に矢野の背中を通過するボール球(よくとったよサネ)。牽制が多かったのも投げにくい気持ちの裏返しだろう。

寺内: 打撃が課題と聞いていたけどほんとに打撃が課題のようだ。フリーバッティングではそう感じなかったけど、構えてからバットを引いた時のトップやグリップの位置のせいか技術的なことは良くわからないがとにかくバットが遠回りして出てそうなスイング、引っ掛けるの多そうだなぁってタイプ。

星: アウトコースの変化球をためて1・2塁間へ。踏み込み足を付いた後にワンテンポ粘って逆方向へ流したからヒットに。普通に打ったら引っ掛けていただろう。あれを本調子の1軍クラスの投手に出来れば成長?期待してます。

ホリンズ: 最後はインローいっぱいを腰をひいて見逃したが判定はストライク。完全にベースの上だったので日本ならあれは間違いなく取られるところ。あぁいう姿をいつまでも見せているようでは活躍は難しい。こればっかりは慣れてもらわないと困る。


○3回表○

投手:会田  2+2+3=7球

打者:吉川  ファーストゴロ

打者:實松  センターフライ

打者:十川  ショートゴロ


会田: 良すぎてなのか打者があっさりしすぎ、気になるところを見つける前に3人終わってた。むしろ打者3人、もう中堅の域なんだからどうにかしてよ〜

ホリンズ: 實松の右中間へのあたりは守備が評価される選手なら届くだろうという位置へ。余裕を持ってランニングキャッチしていたので初めて見た守備機会では十分プロクラスなのかなって印象。

十川: 特に十川かな。坂本が7球、岩舘が8球粘っていたのだからせめてちょっと粘って欲しかったな。吉川・實松はスラッガー(ガガー?)だからある程度仕方がないにしても十川は行き残るにはそういうのあってもいいとおもうんだけどな。


○3回裏○ 

投手:深田  1+6+4=11球

打者:ゴンザレス  捕邪飛

打者:亀井  レフト前ヒット

打者:小田嶋  ショートゴロ


深田: 左打者に内角をついていこうという姿勢はよくわかって好印象。でも捕手が外角に見せ球を置こうとしてるのまで内or高に入るようじゃ打たれちゃう、亀井に打たれたのももっと低く要求されていたはず。牽制誘い出しに関しては映像で牽制の投げ方がテレビで追えてなかったので良くわからないけど誘い出したって事は素直にGJ。

ゴンザレス: 真ん中近い甘いカーブだったんだが、前打席の気負いがあったかスイングが大振りアッパー、なんだかなぁ〜(笑)

亀井: 左右信者の原監督(ほんと夢から醒めて欲しい)だから、左の深田からレフト前にうまく運ぶバッティングを見せられたのはいい。でも直後の牽制(1球も打者に投げてない)で誘い出されちゃあねえ、やる気はわかるけど。

吉川: 小田嶋の場面で邪飛を取れず。グラブに当てたようだし取れない打球じゃなかったはず。内野連係(後述)のも含めてちょっと守備が気になった。

坂本: さっきのホリンズと同じく、打球処理初見。特段難しい打球でもなく、逆に特段守備に目に付くところもなく。


○4回表○

投手:上野  2+8+4=14球

打者:松本  ショートゴロ

打者:岩舘  センターフライ

打者:坂本  ショートゴロ


上野: 綺麗なフォーム。前から見てみないと正確にはわかりにくいが球の出所もしっかり隠してそう。さすがは社会人経由ってところか。横からのスロー映像で見た時に肘の位置にだけ小さく違和感を感じたんだけどそういうのは専門外、それが特徴なのか悪癖なのかは私の知るところじゃない。


○4回裏○ 

投手:深田  4+5+2=11球

打者:円谷  ファーストゴロ

打者:寺内  四球

打者:星  投ゴロ併殺打


深田: 1塁ベースカバーで左足を気にする。ベースに付いたのは右足、気にしていたのは左足。映像で見るとベースを右足で踏む時に左足を滑らせたようだった。その後も続けられたので大きな問題ではなかったようだが。


○5回表○ 

投手:上野  3+3+2=8球

打者:梅田  三振

打者:三浦  サードゴロ 代打

打者:田中  セカンドゴロ


上野: 若干逆球・捕手の構えた位置と違う球が見られたけど、甘く入った球はなかったので打たれはせずってかんじ。


○5回裏○ 交代 捕手:伊集院

投手:越智  3+6+1=10球

打者:矢野  サードゴロ

打者:脇谷  三振

打者:ホリンズ ライトフライ


越智: 全般的に構えたところに球が来てない。1軍の投手との違いはずれても低いか高めに浮くかの違い。変化球の変化はキレてるので(脇谷三振もいい変化球)あとは低目への制球を。

伊集院: なんでもない(とは言えプロの)変化球を1つ落球。上から被せて取ろうとしてたので下にはたいてた。キャッチングにはまだ課題ありか。


○6回表○ 交代 捕手:加藤

投手:福田   4+5+3+6+1=19球

打者:隠善  レフト前ヒット 代打

打者:伊集院  三振 

打者:十川  ライト3塁打 初球バット折れる

打者:松本  三振

打者:岩舘  セカンドゴロ


福田: 低めに制球されていたが隠善には高めの釣り球が打ち頃の高さにいって打たれる。セットからは一転して球が荒れ荒れ。セットはフォームがまだ固まってないのだろう。あとテンポは悪かったなぁ、抑えならもっとぽんぽん投げた方がいいと思う。

隠善: 2軍チーム初ヒット、盗塁1。盗塁でアピールするっていう若手がこうも出てくるのはその心意気だけで嬉しい。

伊集院: 福田も球威だけはあったから、あれで三振するってことは打撃の方でもまだまだ課題が多そう。

十川: ナイスラン。でも2軍とはいっても一番1軍に近い方の1人なんだからこれぐらいはしてくれないとね。


○6回裏○

投手:酒井 2+2+5+5=14球

打者:ゴンザレス  死球

 代走:脇谷

打者:亀井  犠打

打者:古城  三振 代打

打者:円谷  三振


酒井: サイドスロー再転向(再々だっけ)、まぁある意味見慣れてるので別にいいんだけど。三振2つはとったものの個人的には褒める気になれない。詳細後述

亀井: 初球のバントファール(小フライ)は捕手次第では取られていてもおかしくない打球。

古城: 酒井が外にしか投げようとしてないのは打席中に見抜いて欲しかった。どっかで内角内角と思ってるうちに三振していたのじゃないか。


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○気になった選手○


●三木均

もともと被打率はちょっと高めで打たれても結果的に点は与えない投手なのでデータ的にはそう悪いってほどでもないが、今日は間違いなく悪い。そういう投球が出来るのもひとえに制球がいいから。制球が定まらずに本塁打だけで済んだのは単純に野手がまだ力不足だっただけ。


●会田有志

この時期にこれだけ仕上げていれば、ただでさえ目のなれていない時期の野手、打てないのも自然だろう。

ただ今のように低め一辺倒では慣れてきたら1軍レベルはすぐ打ってくる。何打席か試していたようだが、次の段階として高めの釣り球でのけぞらせたりなど高低差をつかって欲しい。


●福田聡志

コントロールがあんなでも球威だけである程度抑えてしまえるのはさすが。相手はルーキーばかりだけど三振はいずれも速球で取ってるし。っていうかスライダー投げてない?

フォームの微調整をやっている最中&決め球封印って事を考えれば現時点ではこんなもんじゃないのかな。


●酒井順也

最初の内角球が死球になる。まぁコントロールを売りにする投手ではないんだからそれはいい。その後の2三振が納得行かない。

紅白戦で小手先の結果を求めてるわけじゃないじゃん。球種縛りして点を取られたりしてるほうがまだいけてる。

その後の打者にほぼ内角を投げてなかったし、内角に構えられても外に球が逃げてばかりだったね。内に構えていた変化球が中に入ってきていたね、ファールで済んだけど。インローを要求されたらベースカバーいないのに牽制して嫌ったね、その後は首振って外に投げたね。

結果的にアウトローのいいコースにボールが来たから空振りしてもらって三振取れてたけど、そんな酒井をみてもぜんぜん嬉しくない。

自分の課題が、こんなに素材はいいといわれて目をかけられていてもなお活躍できない理由が自分がわかってないんじゃないのかい。

この試合の一番のがっかりだよ。


●岩舘学

2打席連続で凡退したとは言え、両打席とも8球ずつ投げさせて計16球と自分のアピールポイントがわかっているのが伺える。 だからこそ6回の打席、2死3塁の場面で初球を簡単に打ち損じてしまったのが余計にもったいなく見える。決めるところという気持ちは見えたんだけど、逆に前の打席に比べて気負ってるようにも見えたわけで。場面に関わらず同じような入り方でもいいんじゃないのかな。自分が決めなくても四球でつなぐとかでも岩舘の立ち位置としては間違ってないはず。


●寺内崇幸

結局守備機会が5回、一番球が飛んできたんじゃないのだろうか。どれもほんと無難で特に目立つこともなかった。でもプロ観戦になれた素人の目で目立たないということはプロ並ってこと。
話がそれるが慣れてる時に甲子園権予選(予選ですよ)とか見るとよくわかるしBRYANさんも指摘されてたことだけど、私らみたいな素人ファンはプロレベルに慣れ過ぎて、そのプレイがどれだけ凄いかみ失いがち。
そうならないようにたまにアマを見るのオススメ、それでも十分面白い試合はたくさんありますよ。


●斉藤宜之 吉川元浩 實松一成

それぞれ結果の欲しい年頃だけど、さすがに1打席だけじゃ結果を出せというのも無茶な話だろう。

それぞれ早打ちだったし、いいのか悪いのかほんと何にもいえない。2軍の練習も見たいなぁ。



○気になった場面○

いつもなら気にならないところだが、 時期が時期なせいか内野連係が気になった。場面は2回裏1死1・2塁。1走:矢野

脇谷のファーストゴロ。打球は速い速度で1塁線に。ファースト吉川の捕球位置はベースを起点に2塁を0度として外野方向に約70度、距離が2歩分ほど(実際捕球後2歩目でベースを踏んでいる)。

スローで見る限り捕球時点で1走はアンツーカー(実際はサンマリンにはないがベースを中心とした円形の黒土部分を越える辺り)、ショートは既にベースカバーに向かっている。

ここで1塁手:吉川は1塁ベースを踏み、セカンドには投げられず。1塁のみアウトで2死2・3塁となった。この吉川の処理が気になる。

本来なら1塁手はベースを踏まずに抜けて射線から走者を外して二塁アウトを狙うべき場面であったと思う。打者走者の足からしてゲッツーは微妙だったかもしれないが二塁は確実にアウトに出来た、フォースであれば、だが。

ところが先に1塁を踏んでいるため、2塁はタッチプレイ。だとすると走者にあたらないように遠めに投げなければならないこともあるし、難しかった。

遊撃手はルーキーの坂本だったわけだが、2塁ベース上ではサード側に立っていて、射線を外そうという努力はしていたしこれは及第点だと思う。紅白戦でクロスプレーになって怪我されても困るし。

良くある内野連係の場面ではあるものの、良くあることだからこそセカンド送球を第一に考え、フォースプレーのままにすることも考えてとりあえず1塁は踏まずに抜けて走者とベースカバーを確認する事を徹底して欲しい。確認してから踏んでも十分に1塁は間に合うのだから。

吉川にしても捕手をやらせたりと色んなポジションをやらせることで可能性を拡げようとしている方針のようだしそれは間違った方向性だとは思わないが、他職のために本職のポジションが疎かになっているようでは本末転倒。

キャンプ中のことなのでとやかくいうことでもないわけだけど、キャンプが終わった時にはこんなことはなくなっていてほしいものだ。

まぁ逆に言えばこういうわかりやすい粗を見つけられるのもキャンプのうちって事で、キャンプ観戦の楽しみでもあるんだけれど。


○全体的に○

1軍vs2軍という体裁だが、メンツを見ていただければ(ってか巨人ファン以外なら知らない名前が多いだろう事から)わかるように実態は「1.5軍対2軍」ってところ。だから名目ほど差があるわけでもなく1軍登録枠ギリギリをお互いで競い合う相手同士。だとすればもうちょっと2軍の側の選手に奮起して欲しかったなぁ。

特に投手陣。明らかに1軍の投手のほうが仕上がりが早い。会田をはじめとして「1軍に抜擢された」ってことが良い方向へ向かっている。だったとすれば「抜擢から漏れた」投手はもっと頑張らなきゃ「一歩先にいるライバル」は抜けないよ〜。

野手陣は打撃に関しては現時点ではまだまだ完成していることもないだろうし、ルーキーなんて下手すればピッチャーの球の差にめんくらってるかもしれないし、今の時期は何ともいえない。打った選手は褒められるけど打ててない選手が批判されることもないかな。

むしろ選球眼だったり守備だったり走塁だったりのほうを気にする時期かなぁと思ってみていたけど、松本、隠善、寺内、ルーキーのやる気が凄いなぁと思う。


ほんとにもう・・・・もっと2軍も中継してくれませんかね。

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