昨日のドラフトでどうしても引っかかる所が一点

ありまして。正確には、育成ドラフトで、なんですけど。
ロッテの育成５巡目の大谷龍次選手。育成ドラフトの速報を見たときに誰？とかいうよりもただ彼は指名できるの？ってまず思いました。
結果だけ先に言えば、詳しく調べてみたところ可能なんだろうなと解釈するだけの理由付けは出来たんですが。
それだけ言っても何がなんだかわからないと思いますので説明していきたいと思います。

まず育成ドラフトの速報、具体的にはこのページを見たんですが、それを見た時にまず気になったのは年齢でした、１９歳、で出身が日立製作所厚木。ここまで来ればちょっとおかしいぞと普通は思うと思います。
NPBと社会人チームが所属する日本野球連盟との間には、ドラフトに関しては協定が結ばれています。具体的には、高卒なら３年、それ以外なら２年はドラフトにはかけないというものです（参照、pdfです）。
そう考えたときに、明らかに社会人チームっぽい企業名の所属、普通なら高卒１年目か誕生日次第でも２年目、どう考えても３年目ではありえない年齢、明らかに協定違反ではないかと思いました。
とはいってもまさかそんな単純ミスはするはずもないだろうと思って、何か見落としがあるんじゃないかなぁとは思っていたんですがようやくわかりました。

最初に戻ってロッテ公式の育成ドラフト選手のニュース。所属が日立製作所厚木軟式野球部とあります。これが理由でしょう。
調べてみたところ、この日立製作所厚木軟式野球部が所属するのは日本野球連盟ではなく、全日本軟式野球連盟のようです。両団体がどういう交流を行っているかはわかりませんが、少なくとも協定の相手は日本野球連盟なので、上記の違反には当たらないのではないかと思います、たぶん。
上手く盲点をつけたという感じですかね、本人にしても球団にしても。昨日ずっともやもやしていたのがようやく晴れました。

ちなみにこの大谷龍次選手、鹿児島の樟南高校出身、高校時代は３番・中堅、11/11に行われたロッテの入団テストの参加者と言うことらしいです。
同郷の誼もあり、活躍を願っています。

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