実行委員会の話。

  • DIME
    2008年03月05日 13:40 visibility60

実行委員会があったようです、とりあえず引用から。

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セパCS進出1位チームに1勝“ご褒美”!実行委員会で決定
プロ野球の実行委員会が4日、都内で開かれセ、パ両リーグともに、今季からクライマックスシリーズ(CS)に進出する1位チームに1勝のアドバンテージが与えられることが決まった。

豊蔵委員長(セ・リーグ会長)は「リーグ優勝チームにはそれなりの処遇が必要」と説明。また、第2ステージが5試合制から6試合制に変更され、いずれも1位チームの本拠地で開催。先に4勝したチームが日本シリーズに出場する。

リーグ2、3位で争う第1ステージは、現行と同じ3試合制(2勝先勝)。第2ステージは1位チームの1勝0敗からのスタートとなり、1位チームは3勝、第1ステージを勝ち上がったチームは4勝でCS優勝となる。

今後、スポンサーや日程について協議されるが、遅れて開幕するセ・リーグは第2ステージを6連戦で行うことを検討している。
■その他の審議事項
選手会と折衝中のフリーエージェント(FA)権の取得期間の短縮問題は、16日まで結論を持ち越した。取得期間は8年、移籍の際の補償は人的補償を撤廃し、FA資格選手の成績、年俸に応じて金銭補償を旧年俸の80%−ゼロまで3段階に設定する方針などを話し合った上で、選手会側に伝える。また北京五輪期間に3人以上選手を派遣する球団に外国人枠の拡大を認める案なども提示する。
また、ジェレミー・パウエル投手(31)の契約問題などで表面化した外国人の契約・登録方法の改善案について、国際関係委員会で検討することも決まった。
サンケイスポーツ
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リーグ優勝チームのアドバンテージが決まったり、五輪期間中に特例措置として外国人枠が増えたりとかばかりが報道されがちですが、そこは既に話が出ていたもので、この実行委員会の報道して今更触れるほどのものではありません。
前にも書きましたが(日記:球界改革を早くせよ?)「リーグ優勝チームにアドバンテージがある」事がこの変更の本質ではなく、「アドバンテージがあったとしても3試合の興行を確保できる」事がこの変更の本質です。5試合戦制だったのが変則的な7試合戦制になったってことですね。個人的にはこれに併せて第一ステージも5試合戦制にかえとくべきだと思うのですけど、まぁこれは本題ではないので置いといて。

他のスポーツ紙は既定の事実をなぞるような無意味な報道ばかりしているなか、サンケイスポーツにだけ注目しておくべき記述がありました。「FA移籍の際の補償において人的補償を撤廃する」という部分です。
これに関しては、前に一度詳しく述べました(日記:フリーエージェント制度の修正が行われそうですが。)のでそちらを参考していただきたいのですが、人的補償枠を狭める事は「FA行使」という選択が超大物選手やお金のある球団に寡占化される事を助長する行為です。どうも逆だと勘違いしている人が多いんですけどね、なぜそうなるかは前の日記の方で確認してください。
とりあえず、狭めることを提案していた球団として前回名前が挙がっていた広島が、狭める事は自分たちに不利にしかならないということを自覚したんでしょう。
基本的には人的補償撤廃は大賛成です、これさえなければ後は「お金だけの問題」ですから、外国人選手の獲得などと平行した議論ができますからね、あたるかわからん新外国人より多少補償金を払っても中堅選手となるのは想像に難くありません。今までFAを使用してこなかった球団でもじゅうぶんFA制度の恩恵を受けることが出来るでしょうし、“そういう楽しみ方(大戦力に腐ってた選手が移籍して開花、とか)”が好きな人には喜ばしいんじゃないですか、私には良く分かりませんが。
今年の人的補償あれこれを見ていても人的補償で持っていかれてしまうというのはファンに対してもあんまりいい効果がないみたいですしね、ネガティブなイメージをもたれるというか、誰を持っていったにしても「なんで○○が!!」みたいな声は必ずどこかであがる、かといって名簿を公開するなんて自殺行為ですし。
「なんで○○が!」ってのが、持っていかれる1名だけだったのが、、「なんで○○が(名簿に入ってないの)!」とか「なんで○○が(名簿に入ってるの)!」を生むだけでなく、相手側にも「なんで○○を(選ばないの)!」が広がるだけです、1名でさえこれだけ荒れるのに俎上に10人も20人も乗っけられるような行為は自殺行為以外のなにものでもない。

外国人枠の1増については、思ったよりあっさり決まったなぁと。やっぱり一部の球団に偏ってしまうのは事実だからっていうことで関係なそうな(=召集少ない)球団としても反対はしづらかったか。
敵の助けといえば助けなんだから普通は反対しそうなもんだけど、反対しにくいなぁと思ってしまうのはある意味日本人らしいのかな、「敵に塩を送る」的な文化。
でも巨人はあんまり影響ないよね、もちろん外国人多めだけど順当に行けば今も呼ばれている李承ヨプと姜建銘もいなくなるでしょ、辞退したっていうバーンサイドも本選では呼ばれたらさすがにいくだろうし。支配下が今7人だから、3人連れて行かれて4人しか残らないよね、どっかが予選敗退とかすれば別だけど。
そのあたりまで考えて、敗退すればもうけものってぐらいに考えてるのかな。どうせ1人か2人は「はずれ」の選手だろうからそれも考えれば4名で足りるはずだけどね。

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阿部慎之助が怪我したそうですねえ、前にも書いたようにこればっかりは、どうやっていても起こり得るリスクですからおきてから対処するしかしょうがないのですが、運が悪いなぁ、軽症だといいのだけれど。

レギュラー捕手の離脱に伴ったときにリードどうこうってのは良く語られる話題ですが、注意深く解説者の言葉を聴いていれば(数年分ぐらい発言を記憶していれば)、同じ捕手でも勝っているときは褒めて、負けていれば批判しているだけです、主観的なものに過ぎません。
阿部だって2002年の時には、意表をつくリードといわれ(裏の裏をついていたから)、その後負けているときはあまりに定石どおりのリード(裏の裏は表だから)って言われていたんです、解釈次第でなんとでもいえる。
もちろんリードには個人差があるとは思いますけどね、少なくとも客観的に評価することは難しい、考えても結論の出ないところは気にしません、私の場合は(笑)。

むしろ阿部に関しては問題は攻撃力の低下です。
二塁手のようにどの球団も攻撃能力が低い選手ばかりのところであれば、そこに打てない選手がいるのはどうでもいい事なんですが、「捕手・阿部」の場合はそうではない。
捕手も基本的には「打てない選手」がほとんどのポジションです。そこに一人だけ打てる選手として存在している、これがどれだけ他チームとの差別化に繋がっているか。
だいたいの球団が80点ぐらいはクリアするような選手が並んでいるポジションで100点を取れる選手と、だいたいの球団が40点ぐらいしか取れない選手が並んでいるポジションで80点をとれる選手、絶対的には100点の選手のほうが価値は高いですが、相対的には80点の選手のほうが2倍チームに貢献しているんです。
阿部慎之助の存在価値はここにあります、大多数はここだと言い切ってもいい、古田も矢野も谷繁も城島も里崎も、捕手の中では打ててる方なんですよ。強いてあげれば中日以降の谷繁がそうでもないかもしれないぐらい。
偶然が重なれば必然を疑う、基本的なものの考え方です。彼らが捕手として試合に貢献できるのは守備だけではなく攻撃でもです、彼らが攻撃者として参加しているからこそ勝っているのではないか、そう考えた方が私には理が通る気がします。

まぁつまり、何が言いたいのかというと、控えを起用するときはまず打てるのからって事です。リードに困るのだったらそれこそMLBのようにベンチからサインを送ればいい。
だから實松一成はどうしても評価しづらいんですよ、困ったことに。

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気になったニュースをいくつか。備忘録。

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リーグVでCS1勝アドバンテージ

プロ野球の実行委員会が4日、東京都内で開かれ、セ、パ両リーグとも今季のクライマックスシリーズ(CS)第2ステージを3勝先勝の5試合制から、リーグ優勝チームに1勝のアドバンテージを与えて4勝先勝の6試合制にすることを決めた。第1ステージは昨年と同じ2戦先勝の3試合制。両ステージとも成績上位チームの本拠地で全試合を実施する。
この案は1月21日の実行委員会で巨人が提案。レギュラーシーズン1位を重視し、試合数が増えることで収益増も見込める。昨年は巨人などセ・リーグ側が消極的だったことからアドバンテージ導入は見送られたが、わずか1年で変更。
豊蔵一委員長(セ・リーグ会長)は「両リーグともに1年間144試合戦ってトップになったチームには、それなりの処遇をするのが当然」と説明した。日程は後日発表されるが、スケジュール的に余裕のないセは6連戦、パは3―3連戦になる可能性が高い。
昨年のCSではセ優勝の巨人が第2ステージで、第1ステージを勝ち上がった中日に3連敗。日本シリーズ進出を逃した。シリーズは中日が日本ハムを破り、史上初めてリーグ優勝チーム以外で日本一となった。 
[ 2008年03月05日付 スポーツニッポン ] 
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落合案、通った!! 
プロ野球の実行委員会が4日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で開かれ、今夏の北京五輪期間中に3人以上の代表選手を派遣した球団に対し、外国人4枠を1増の5枠に拡大することで合意した。
これは中日・落合監督が提案していたもので、16日の選手会との労使交渉次第で、正式決定することになった。また、クライマックスシリーズ(CS)のリーグ優勝に1勝のアドバンテージを与え、6試合制にすることも決めた。
「落合案」が通った。この日の実行委員会では、中日・伊藤代表が北京五輪期間中に限り、日本を問わず代表選手に3人以上派遣した球団は外国人枠を1枠増やす救済処置を提案。阪神など一部球団の反対こそあったが、ほぼ賛同を得て16日の選手会との労使交渉で打診することになった。
「ウチは提案させてもらった。ただ最終結論じゃない。選手会との兼ね合いもあるから…。16日の話し合いではかってからです」と伊藤球団代表。
発端は2月2日、沖縄・北谷にキャンプ視察で訪れた根来コミッショナー代行と落合監督の会談だった。この席で球界の諸問題に関して約2時間に及び意見交換。その中で、落合監督が北京五輪期間中の外国人枠拡大を要望した。
中日は昨年の北京五輪アジア最終予選に川上、岩瀬、荒木、井端、森野と大量5人を派遣。落合監督も全面協力の姿勢は打ち出しているものの、予選同様、今夏も大量派遣となれば最大14試合のペナントへの影響ははかりしれない。そこで落合監督は球団間の不公平をなくすために、3人以上招集された場合は現行の外国人4枠から1増の5枠を提案したもようだ。
外国人枠の問題は、選手会が日本人選手の働き場を奪うと懸念しているが、交渉で合意に達すれば「落合案」が正式に決定。中日はもちろん、大量派遣が予想される巨人、ロッテらにとっても朗報となる。
中日スポーツ
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「オレ案」通って阪神は困ったゾ〜
猛虎痛恨!!“オレ竜案”に押し切られた-。プロ野球実行委員会が4日、東京都内で開かれ、中日・落合監督が発案した、北京五輪中の特例措置が“まさか”の大筋合意となった。
日本代表に3人以上の選手が選出されたチームは、五輪期間中、外国人選手の1軍登録枠が「プラス1」となる。阪神は当初から反対の姿勢を鮮明にしていたが、大半の球団が賛成したため“白旗”となった。

  ◇  ◇

阪神がシーズン前からオレ竜の“策略”の前に屈した。2月キャンプ中に落合監督が突然、発案した北京五輪中の特例措置。これが実行委員会で協議され、まさかの展開をみせた。

阪神は、当初から各球団の補強がほぼ終了した2月段階で切り出すのは、不公平を生む可能性があるとして球団一致で落合監督の案に反対。さらに反対の立場を取る球団が多数に上るとの読みもあったが…。

関係者によると、この日の協議でフタを開ければ、中日と同調していた巨人の“GD連合”のほか、多数の球団が賛成に回り、阪神は押し切られる格好で、同意するほかなかったもようだ。

今後、プロ野球選手会に提案され、さらに細部を詰めるが、中日提案の「北京五輪に外国人を含む3人以上が選出されたチームは、五輪期間中の1軍外国人登録枠を(通常4人から)5人とする」ことで方向性が固まった。

枠が1人増えることを歓迎する中日や巨人に対して、阪神は事情が異なる。五輪予選に出場した藤川、矢野、新井に加え、本戦では久保田も有力候補となっており、4人が選出される可能性が高い。

ただ「外国人枠5人」の権利を得ても、現在の外国人は、ウィリアムス、ボーグルソン、アッチソン、フォードの4人だけ。育成枠のバルディリス、オヘイダは未知数。想定外の特例措置への準備ができていない。今後、新外国人の補強に動く可能性も出てきた。

このままでは“権利放棄”するしかない状況。まさに虎の“急所”を突く、オレ竜案-の構図となった。
デイリースポーツ

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オリ機谷代表、外国人契約にルール作りを
実行委員会に出席したオリックス機谷俊夫球団代表(45)は4日、外国人契約のあり方について米メジャーの契約例を示した。
パウエルの二重契約問題を発端とする外国人契約の問題に「私は合意してからサインするまでの期間に他球団とは交渉できないというルール作りをしないといけないと提案した」と説明。今後は実行委員会の小委員会である国際関係委員会で議論されることが決まった。
また同代表は「例えばメジャーのように発表して72時間以内に(契約に)ならなければ、それからはどことも交渉できる。一例としては話しました」と例を挙げた。

[2008年3月5日9時21分 ニッカンスポーツ]
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