で、誰が落とされたんだ。

  • DIME
    2008年02月26日 12:35 visibility103

ってことを書いてくれないんだよなぁ、報道って。たぶん自分でリストアップするとかいう手間をかけようとしないんだろうなぁ。

ってことで、2/25に帰京することになったメンバーはスポーツ報知によると以下の通り。

●投手 : 19名
 久保裕也
 上原浩治
 豊田清
 高橋尚成
 門倉健
 金刃憲人
 グライシンガー
 西村健太朗
 バーンサイド
 野間口貴彦
 藤田宗一
 吉武真太郎
 クルーン
 野口茂樹
 山口鉄也
 越智大祐
 会田有志
 栂野雅史
 東野峻
●捕手 : 3名
 阿部慎之助
 村田善則
 星孝典
●内野手 : 7名
 寺内崇幸
 脇谷亮太
 円谷英俊
 小田嶋正邦
 ゴンザレス
 古城茂幸
 坂本勇人
●外野手 : 7名
 ラミレス
 谷佳知
 鈴木尚広
 高橋由伸
 亀井義行
 矢野謙次
 隠善智也

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んで、これもスポーツ報知からですが、キャンプ開始時点でのC組は以下の通り。

●C班(2/1) : 10名(+5名)
 林昌範
 辻内崇伸
 真田裕貴
 深町亮介
 竹嶋祐貴
 (西村優希)
 (林羿豪)
 (大抜亮祐)
 (川口容資)
 加藤健
 (谷内田敦士)
 小笠原道大
 小坂誠
 二岡智宏
 藤村大介

話しついでに触れておくと、真田裕貴はやっぱり怪我だったようです、ちらっと公式HPのニュースに出ていました。
んで、キャンプ中の怪我人としては内海哲也と木佐貫洋ですね。だから合計で12名がリハビリ+若手組(以下リハビリ組)に属します。そして、姜建銘と李承ヨプがそれぞれ代表選手として抜けました。
帰京組が合計して36名(うち育成が1名)ですから、残った支配下選手は33名って事になります。このうちリハビリ組&代表=14名だから、ふるい落とされた或いは免除されたベテランは19名いるはず。
ってことで今までの間に名前の上がっていなかった選手は以下の通り。

●投手 : 8名
 上野貴久
 福田聡志
 深田拓也
 深沢和帆
 村田透
 古川祐樹
 木村正太
 加登脇卓真
●捕手 : 2名
 實松一成
 伊集院峰弘
●内野手 : 3名
 大道典嘉
 木村拓也
 岩舘学
●外野手 : 6名
 清水隆行
 梅田浩
 松本哲也
 加治前竜一
 田中大二郎
 中井大介

※数え間違い、複数記述などは一切責任負えません、自分で書いてて自信ないですから。

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んじゃ引き続いて個人的感想。

まず野手。この時点で選ばれていない、實松一成、岩舘学あたりは大きな出遅れと言わざるを得ない。岩舘の方は自打球の影響もあるかも、實松も何か怪我してなければいいんだけれど。
外野は遠征免除やリハビリ組に属するベテランが清水隆行1名しか居ない、谷、ラミレス、ヨシノブあたりが遠征メンバーに入っているからにはこれだけ残されるのも已む無しでしょう。隠善は置いとくにしてもそれ以外のメンバーに割って入れというのはちと酷。
ただ、出来ることなら途中からでももうちょっと若手を試しておいて欲しい、特に矢野謙次、亀井義行あたりがうまく結果を残せないようならば。

次に投手だけれど、全体的にベテランを優先して選んでいると言う印象が強い。
野口・藤田あたりは帯同免除させてもおかしくはないが、それをしなかったというのは、まずはそれらベテラン選手(他に門倉、吉武、豊田)がどれだけ使えるかどうかを見極めたいと首脳陣が考えた=使える目処がたっている選手だとはみなしていない、ってのがまず第一の理由だろう、もちろん本人たちの意向もあるのだろうけど。
実際、彼らベテラン陣がどこまでつかえるかって言うのは使ってみないと分からないところがある、それこそ昨年の藤田にしてもそうだし、山本昌などもそうだった、“ラインを下回る”時はいきなり来る、投手は特に。もちろん一度下回ったらもう終わりってわけでもないが。
そのため、若手が煽りをくって減ってしまっている、これはちょっと問題。ベテランの見極めがついていくようなら、それにあわせて一人でも二人でも1軍でテストしておいて欲しい、若手が飽和傾向にあることへの対策はうてるだけうっておきたい。
具体的には、深田拓也、古川祐樹あたりには期待をしていたのだけれど外れてしまっている、木村正太も紅白戦で結構良かったとか聞いていたのだけど。できれば途中からでも一時期だけでも加わって欲しいところ。特に正太は一昨年までは東野より良かった(と個人的には見ていた)のに去年一気に東野に置いていかれたからね。
ある程度1軍経験もある投手の中では、福田聡志が唯一の離脱者といっていい、CSキャンプ中継の感想をトウカさんからコメント頂いているけど、どうも非常に悪かったらしい、この時点で不振による離脱者1名。想定の範囲内、このままオープン戦でもぼとぼと落ちてくるだろう。
あと、投手に関しては「先発6名、中継ぎ6名」という発言が報道されている。これは、投手に関係する発言ではなくて、捕手に関する言葉。13名にしないと言う時点で少なくとも捕手2人&投手13人という昨シーズン終盤にとっていた選択肢は考えられていないということになる。もちろん捕手2人&野手+1と考えているのかもしれないけどね。

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★原監督に聞く

――キャンプを振り返って

「大きなけが人がなかった。リハビリの主力選手も順調で、2月1日と比べるとかなり違う。全員がそれぞれの中でしっかりとやってくれた」

――A、B、Cに分かれた3班制の成果は

「一番は選手のモチベーション。若い連中もかなり力をつけてきた」

――クルーン、グライシンガーらの新戦力については

「謙虚にチームに入って、慣れてくれた。これから(オープン戦)が『いざ見参』で、『お手並み拝見』ということになる。大きな期待を持っている」

――目についた選手は

「坂本や隠善。円谷、寺内、脇谷も楽しみ」

――開幕時の投手陣の構成は

「先発は6人、リリーフは6人。開幕12人でスタートする」

――キャンプを総括すると

「主眼であったB班の力を底上げするという点、A班はどれだけ自分を追い込めるかという点は、達成することができた。(今後は)いい形でシーズンに臨めるチームを作りたい」

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キャンプを総括すると、まず感想として最初に来るのは、びっくりするほど怪我人が少なかった、これが何よりの僥倖。
籾山幸徳の血栓塞栓症、竹嶋祐貴の急性胃腸炎、ラミレスの風邪とかなんだか内科系が多かったけれど、逆に言えばそんなのが目立つぐらい、外科系の怪我が少なかったともいえる。
元々リハビリしている選手=怪我しやすい選手に無理をさせなかったのも理由の1つだろうけど、それを差し引いても十分に少ない。
強いてあげれば木佐貫洋が開幕に間に合わないかもしれないとの報道があるが、前にも書いたとおり、無理に開幕に間に合わせるよりも全体を見て最終的に離脱期間が少ないことが大事。
現状では他の先発候補の調子もいい(特に計算していない中では門倉健あたり、野間口、金刃はこんなもん)から、なおさら目先の開幕よりも万全での復帰を優先させるべき、それが念頭にあっての木佐貫に関する首脳陣の発言だろう、急がせる必要は全くない。

私的なことでいえば、結局見に行きませんでした、キャンプ。報道によれば5万人増えたそうです。うん、行かなくて良かった。
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★昨年より5万人多い26万人がGキャンプ訪問

50回目の宮崎キャンプが打ち上げられた。昨季のリーグ制覇やラミレス、グライシンガーら新戦力の加入に晴天など好条件が重なり、オープン戦の24日と休日を除く20日間で昨年よりも約5万人多い約26万2000人の観客がキャンプ地の宮崎県総合運動場を訪問。06年の原監督の2度目の就任以降では最多の来場者数となった。
サンケイスポーツ
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よくよく考えたら毎年、春のキャンプは見に行ってないんですよねえ、これまでも。
自分がメモラビリアって言うんですかね、そういうのにまったく興味がない人間なんで、間を読むことなく選手が居ると見るや、サイン貰いに黒山の人だかりになるのを見ると腹が立つんですよね、特に練習の途中の移動とかでサイン貰おうとする人。まだ子供はいい、大の大人が子供かきわけるなんてどうよ。
選手たちは練習するのが仕事なんです、次のタイムスケジュールとか決まってるわけですよ、それがずれると他の選手にも迷惑がかかる。
キャンプを見たことのある人ならわかるでしょうが、選手は3〜4名で組を作り、1組が打撃練習、2組が守備ノック、3組がケースバッティング、4組が走塁練習、その次は1組が守備ノック、2組がケースバッティング、3組が走塁練習、4組が打撃練習という感じで練習をしていくんです、一組ずれれば全部ずれる、だから練習中の移動は滞りなくしなければならないんです。
報道見ててもわかるでしょ、「練習が終わったら」選手はたくさんサインしていますよ、これは別に巨人に限った話じゃなくて他球団も含めて。
選手たちは次の練習場に向かって動いているのに、その姿を見かけたら、「サインくださーい」って状況も読めずに声をはりあげて、それに応えなかったら(正しくはそれに応えるだけの時間の余裕がないだけ)、勝手に怒り出す、自分が悪いんじゃないか。
もちろんそれだけじゃないんですけどね、そういうところまで考えられた立地になっていないことにも問題があります。例えばホークスの生目の杜などはその点を考えられた立地になっていますから、そもそも選手が「露出」するときはある程度ファンに対応しても問題ないタイミングのときだけで、練習中の移動などではあまり露出しないようになっています。逆に露出するときはある程度ファンに対応しても時間のロスが少ないようにも設計されています。もちろん球団側も事前に「この場所なら応じる」というところをしっかり区別して居るようです。
ところが巨人のやってる総合運動公園はそういう目線がないので、あっちでもこっちでも選手がファンの前に「露出」してしまいます、そこで全てを応えていたら本当に練習できなくなります。その対策として「この場所なら応じる」という場所を今キャンプでは事前に定めていたようですが、この場合逆に応じられない場所に「ここではサインに応じられません」と告知の板を置き、アルバイトを置いてそれをリアルタイムでお願いして回るとか、そういう取り組みが必要です。欲しい客なんて選手さえ見かければアタックしに行くんですから。
前にも「ぼーるくださーい」ってのでもいいましたけど、間のわからない人間はほんと見ていてイヤになります、間抜けってのは救いがない。
まぁ私個人はいかなかったにしても、これだけ人数が増えたってのは喜ばしいことです。やっぱり勝たなきゃダメですね。


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(2/28 追記)

古川祐樹は発熱、田中大二郎は肩に違和感。
(2/28 追記)

水野雄仁氏がスポーツ報知紙上のコラム(報知G評論家)で、阿波野秀幸氏がスポーツナビのコラムで、いずれも同じ点を今キャンプの3班制の弊害として指摘している。前者の方は残念ながらネット上ではみあたらないので、リンクは張れないけれど。
後者だけ該当の箇所を引用します。

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これが弊害となったのは、キャンプのブルペン。普通の球団だと、ピッチャーは30人くらいで、一軍キャンプには18人程度を連れていくんです。巨人は倍以上の42人が同じ宮崎でキャンプを張っています。
ことしは投げること以外の練習にも時間を割いて、技術向上に努めているんですが、ピッチャーが多すぎてブルペンで投げるタイミングがうまくいってないんです。
やはり投手の練習は投げることがメーン。いいコンディションで投げさせてあげたいはずなんですが、ブルペンに入るまでに十分な時間がありすぎて、投げる頃にはもう疲れてしまっているんです。
キャッチャーの人数が限られているというのもありますが、そこがちょっとかわいそうですね。
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基本的に今回の三班制度は賛成というか、ずっと前に書いたように、キャンプ地の立地条件の悪さにうまく対応するには、あぁいう振り分けにするのが最も効率が良い、そういう意味で間違ってるとは思わない。
「模倣」の機会が奪われるとかいう意味のわからない主観的な指摘は放置するにして、三班制度の弊害らしい弊害はこの2つしか今のところ見当たらない。
もちろん全てにおいて優れている手法なんてものはないので、このデメリットがあるにしてもそれ以上のメリットの方が大きかったとは思うが、これは解決できなくはない問題に思える。

繰り返しになるが、今後も宮崎でキャンプをするのなら(沖縄市に行くと言う選択肢もあるはず)、あの立地条件に対応した現行制度が最適。
そして、立地からすればブルペンと新ブルペンは歩いていける距離、旧ブルペンはひむかの左翼に隣接し、新ブルペンは木の花の隣、互いに歩いて10分もかからない、後使われるブルペンは2施設に加えてサンマリンの屋内ブルペンとエアテント内のブルペンと木の花のブルペン、これらの施設でこれまで1・2軍制でも対応できていたわけであり、ハード的な問題から上記の「投手が効率的に投球できない」という弊害が生まれているとは考えにくい。
となってくると問題はソフトの方、その理由の1つとしてキャッチャーが足りないと言う可能性もあげられている(実際書かれている)。ただこの理由はちょっと微妙。キャッチャーにしてもこれまで1・2軍で対応していたわけであり、いきなり同じ時間に受けられる捕手が激減したはずがない。
しかし、昨年までの制度ではその捕手の数で回せて居たっていう事は、逆説的にいえば、これまでも「良いタイミング」で投げられていなかった投手が居たはずだっていうこと。

つまり、そもそも全ての投手が良いタイミングで投げられるために必要なブルペンキャッチャーの数に達していなかったのだ。
これまでの1・2軍制度ならば1軍で露出している投手が20名前後だったのが、今回の3班制ならばA・B併せて33名、このラインが下がったがために露出しただけで、「良いタイミング」で投げられない投手が居るのは三班制度に分けたがために発生した問題ではない。
捕手不足で「良いタイミング」で投げられない投手がこれまでも居た、それが2軍の選手であったために表面化しにくかったのが、今回の制度によって表面化した、そういう事ではないのか。
じゃあ対策としてはどうすればってのも自明、臨時でもいいから捕手を増やすしかない。
個人的には独立リーグあたりから供出してもらうってのが一番いいんじゃないかと思う。指導込みって事にすれば寝場所と飯だけ確保すれば喜んで参加するんじゃないのかな。
まぁとりあえず両氏が指摘したように、投げるのに適したタイミングというものがあるのだとすれば、そのタイミングで全ての投手が投げられるだけのスタッフを用意するのは球団としての最低限の仕事。
たとえ1・2軍制度に戻したとしてもそれは変わらない、2軍の選手だからそれが出来なくても良いということではない。

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