マリーンズのサブロー選手

クライマックスシリーズ第1ステージのMVPに輝いたサブロー選手、
試合前の練習中に、バレンタイン監督に「このゲーム、みんなで楽しみましょう」って(英語で)行ったそうだ。
いつもボビーに言われてきた言葉だったらしいが、
どっかのチームみたい(言わずとしれた…)と思っていると、
朝日新聞の記事の続きには、こう書いてあった。
「去年の新庄さんの姿を見て、あんな風に野球ができたらと、ずっと思っていた。」

急に、一年前にタイムスリップしてしまった私は、
思わず、涙が出そうになった。

たとえば、去年の最後の生観戦は日本シリーズ第1戦。
日本シリーズ唯一の負け試合だったけど、
デッドボールに当たっても、痛そうなそぶり一つ見せずチャンスメイクを喜ぶ新庄さんや、
満塁のチャンスで何とか犠牲フライを打ち同点に追いついて喜ぶ新庄さんなど、
生き生きと明るくプレイする新庄さんの姿にチーム全体が引っ張られている姿を見て、
「負けたけど、きっと大丈夫!」って気持ちになって帰ってきたことを思い出した。

新庄さんが残したものは、ファイターズにだけあるわけではなかったんだね。
なんだか、ほんとうに嬉しかった。

今シーズンが始まる前、
「今年のファイターズは、
 新庄さんの穴の大きさか、
 それとも新庄さんの残したものの大きさか、
 そのどちらを私たちに見せてくれるのか。」を
今年、私は見届けたい、と思っていた。
そして、新庄さんの残したものの大きさを、ファイターズが教えてくれた一年だった。

そして、ファイターズだけでなく、マリーンズのサブロー選手が
思いがけず、教えてくれた。
サブロー選手は、自分のブログにファンが書き込んだコメントを読んで、
そうだ、新庄さんのように楽しもう、って思ったそうだ。
新庄さんの姿は、マリーンズのファンの心の中にも残っていたんだね。

でも、一番心に焼き付けているのは、3年間ともにプレイしてきたファイターズのメンバーだよね!
第2ステージで、それをもう一度私たちに見せつけてほしいと思っている。

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