関西弁〜擬人法〜

aoiさんに外では注射禁止!と言われたので、
じゃあ今度は注射場にお誘いしよう、と思っているおりやんです(ウソですw)


そのaoiさんから、また関西弁講座やってね、と言われたので、




関西弁〜一文字イントネーション〜




に続き、ちょこっとやってみたいと思います。








今回は関西弁の擬人法。





関西人は、食べ物や、挨拶、建物、企業にさえ敬称が付き、


それらを擬人化しております。


、、、と言うと大袈裟ですが、


例えばよく言われる「アメちゃん」って言い方です(笑)








飴に何故、ちゃんが付くのか、やはり親しみを持ってるんでしょうね。





一説には、雨と区別するために付けたとか、
もっと面白いのは、進駐軍時代にアメリカ兵を表だって揶揄するために、
関西人が「アメちゃん」と言ったのが語源、という説もあるそうです。

、、、ま、あまり信憑性はありませんが(笑)


まあ他の物は、「ちゃん」より「さん」付けが多いですね。

芋(いも)→おいもさん
豆(まめ)→おまめさん
粥(かゆ)→おかいさん
揚げ→おあげさん

などです。

が、何でも付けるわけではなく、
例えば芋や豆は、食糧難の時代から支えてくれた大事な食物だったし、
粥は、お米から出来るもので、揚げはやはり、おいなりさんからだと思います。

敬う、感謝する気持ちから「さん」が付くんでしょうね。

まあ、おまめさん、などはもう標準的だと思われますが、
これも「フジッコ」が全国的に売り出したからなんです。
で、「フジッコ」は神戸の企業です(笑)

他にも、にんじんさんやピーマンさんも言いますよ〜、
という方もいらっしゃるかもですが、それは子供に対してとかの優しい表現で、
方言的な擬人化ではありません。


食べ物だけでなく、挨拶にも「さん」は付きます。

おはようさん、ありがとさん、ごきげんさん、、、など。

まあ、アホの坂田とか、関西のお笑い系っぽく聞こえるかも知れませんがw、
昔のお父さん方は、そんな感じでしたね〜確かに。


あと、神社仏閣にも付きますね。

戎神社→えべっさん
伏見稲荷→ふしみさん
住吉大社→すみよっさん
生田神社→いくたさん

こちらも感謝の現れだと思います。

感謝と言えば歴史の人として、


豊臣秀吉公を「太閤さん」と言う人も大阪では多いですね。


かと思えば、老舗デパートも付きます。

三越さん、大丸さん、そごうさん、、、。

比較的新しいデパートや、勿論コンビニなどは付きません。
(今はつくとこもあるのかな?あったら教えて下さいw)



最後に面白くて印象的な「さん付け」が、生協さん、或いはコープさん。

これは生協(生活協同組合)は神戸が発祥の地だから、なんですね。
昔を知ってる方は、灘生協(今のコープこうべ)って聞いたことあると思います。
これが生協の第一号、でここから全国に生協、CO・OPが広がった訳です。

神戸人は(ワタシもそうですが)もっと生協さんを自慢した方がいいですよ〜(笑)








以上、今回はクイズはございませんが、関西弁の擬人法でした。

とっても親しみがあって、私も今でも大好きな言い方です(^_^)



chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。