【サッカー 甲府】  ♪甲府が弱いというのは嘘である♪(二度あることは三度ある)

 甲府サポーターは自虐的な人間が多すぎる。


 ゲーム前、応援チャントをもじって♪J1はつまらないここは俺らの場所じゃない♪(元歌詞 J2はつまならないここは俺らの場所じゃない)とか、♪青赤La甲府 J2へ帰ろう  青赤La甲府J2へ戻ろう♪(元歌詞 青赤La甲府 J1へ行こう)ってサポ仲間と話しても、「ありかも」って受け入れられるこの怖さ。だいたい、まだ今シーズンまだ10ゲーム以上残っているのに「来年はとりあえず6位狙い」なんて話すお馬鹿さ加減。10年前の労苦を知っているからこその洒脱。きっとここ数年来サポになった若い子には通ずることのない自傷行為。


 


 前回、ここ国立で1-4と凹られた相手。前回はそれこそ大黒摩季のミニライヴを見に来たようなもの。今シーズンも一人少ないにもかかわらず埼スタで2-0と凹らてしまった相手浦和。この日もホームゲームと言いながら、アウエイゴール裏は赤一色。バックスタンドの情景もこれまた同様。自虐ネタの一つや二つすぐにも思いつく。


 個人的は話だが、ここ国立で私自身勝ちゲームというのを見た記憶がない。


 前述の甲府ホームの4年前然り、今年の元旦も同様。コースケの泣く姿すら見た。ナビスコに至ってはよもや大分相手に恥をかくとは思っていなかったし、高校サッカーの決勝では、エスパ入団の決まっていた元紀に2点も決められ、静岡県代表藤枝東が流経柏に敗れ去る。


 お祭りのJOMOオールスターでもこれまた、Kリーグのラドンチッチを見に来たようなもの。


 まったくもって国立は鬼門。


 


 まさか、大舞台で井澤が仕事をするとは思えなかった。きっと当人もそうであろうが、たまたまヘッドのボールをパウリーニョがうまく切り込んでまず先取点。


 浦和相手に先制を決めたのは驚嘆。ゴール裏はお祭り騒ぎ。ただ山形はこの後グダグダに。先制点だけで浮かれるの尚早。


 守備も、個々がきちんきちんとマークしてつぶしていく。このようなゲームができるチーム、守備陣ではなかったのに。


 追加点は、マイクのヘッドから。これでゴール裏は完全にイケイケモード。


 ただ、全体が前に行きすぎると裏が空くのは甲府の悪癖。抜け出した原口を誰もマークしておらず、たまたまの吉田が当たっていく形になってのFk。結局、このような点は相変わらず。こういったケアがあまりにも雑である。FKは壁に当たっての失点。


 以前の甲府であれば、ここで崩れるのであろうが、選手もなえることなく攻撃の手を緩めない。また、守備もきちんきちんと相手につき反攻のきっかけを与えない。


 ただ、守備に関して言えばダニエルのあたりがファールととられることもあり、苛立ちが見て取れる。


 3点目は、パウリーニョのシュートから。これはきれいな流れから正面を突破するさまは見事。


 


 前半折り返して3-1とリード。ゴール裏の高揚感は増すばかり。


 「ノルマはとりあえずあと1点。お前ら4点ないと、勝てないんだから!」サポーターとは現金なもの。


 


 後半も甲府ペースで最初始まる。井澤が果敢にゴールを狙う。パウリーニョがミドルをうつ。シュートもゴールマウスをとらえきれない。惜しい場面が続く。


 前線の仕事に守備もこたえる。パワープレーで来る浦和をきちんきちんとつぶしていく。


 ただ、交代後の虚を突かれるような形での失点。柏木に抜かれてしまい、1点差。


 荒谷を不本意な形で交代せざる負えなくなり、フィールドプレイヤーの交代枠がなくなる。


 監督はダヴィを投入して追加点を狙おうとしていたが、守備陣の交代枠がなくなったその後の失点だけに少しばかりの痛手ではある。


 


 それでも、うまい形での時間を使って、ゲーム終了を迎える。


 国立で♪カガヤクヨゾラ♪を歌うとは思わなかった。


 国立で♪サライ♪を歌うとは思わなかった。


 国立で♪ら・ら・ら♪を歌うとは思わなかった。


 国立で1万余の赤いサポーターのブーイングを聞こうとは思わなかった。


 


 この日の中央道石川PAも、談合坂SAもきっと陽気なサポでいっぱいだったであろう。


 この日の応援臨時列車も、「かいじ121号」もきっと陽気なサポでいっぱいだったであろう。


 


 「浦和に勝った!これで勝ったことのないJリーグのチームはガイナーレだけ!!」「運営費40億以上のチームにしか勝てない」とジョークも弾む。


 


 ただ、お祭り騒ぎはここまで。浦和に勝っても勝ち点が倍付になることはないし、順位も二段階UPする訳でもない。状況的には今までとなんら変わることはない。降格圏にであることに変わりはない。いや、Xデーが最終節になる確率が増しただけ。続く、鹿島戦、名古屋戦とも前回のような仕事をさせてくれるとは到底思えない。


 


 走りぬくこと、守り抜くことそれが重要。守りを忘れたが最後、冒頭のような自虐ネタが現実となる。まだ、事態はなんら好転していないのだから。


 


 御礼


 今回、ビックフラッグをゴール裏で行いました。ご協力ありがとうございました。

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