【サッカー 甲府 清水】 ♪ローコー ロコロコロコロコー メウ カンピオン オレ!

ゲーム終了後あれほど降り続いていた雨が一旦止む。


ピッチを挟んでアウエイ側は左右に大きく揺れる。勝ちロコ。あれは見てるものではなく中に入ってやるものだとしみじみ実感。


後ろにいた若いサポーターが「負けてあれを見たら腹が立つのわかる」なんてポツリ。かと言ってどこぞのサポーターよろしくスタジアムを封鎖するなどといった芸当などできるはずもなく、「鰍沢あたりで封鎖しようか」「じゃあ誰か先回りして土砂崩れ起こせ」などと愚のつかない軽口を叩くのが精一杯。


隣県同士の戦い、「富士山ダービー」と名付けられた一戦。世界遺産にも登録内定の富士山。その山頂はまだ所属が確定していない。最高裁の判決で富士山頂は富士浅間神社本宮の所有となり、富士宮市の本宮の所有。ただ県としての境界線はお手元の地図の通りラインが引かれていない。


勝てば山頂はその県のものとゲーム前に冗談をとばし、祝世界遺産登録(三保松原を除く)などどゲーフラに下書きしたりと、ダービー特有のギスギスした感じのものがあまりないのもらしいといえばらしいもの。


 


試合前の準備、集合時間を一時間間違え、早く着きすぎたのがケチの付けはじめ。


午後に入れば雨も本降りに。後援会ブースも閑古鳥。となりの甲府JCのフェイスペイントもこれまた閑古鳥でかわいそうなくらい。


気温の低下とともに温かいコーヒーが欲しくなり、小瀬に来ていたサポ仲間の移動コーヒー屋さんに行けば「今日はお客さん少ないですよ。第一駐車場から来るお客がこの時間になってもまだいますから」


確かに入場者数は7700人。フロントはこの倍の集客を目論んでいたはずなのに、さすがにこの雨では腰の引けたお客も多かろう。これは収益をあてにしていたフロントの大誤算。恨み節の一つも出たに違いない。


 


選手のアップ前、アウエイ側からから聞こえる懐かしいリズム。♪タッタタン(hey) タッタタン(hey)タッタタンタンタン~♪ ついぞIスタでも聞かなくなったリズム。


ヴァンくんも媚を売って篭絡されたに違いない。


事実、月曜日出勤して会社にいるサンバ隊に属している人曰く「ヴァンくん踊ってくれましたよ」って。


 


さてゲーム評、まさかまさかの攻守入り乱れての展開。前半、エスパがパスコースを探すいつもの後方でボールを回す悪癖に、甲府サポがしびれを切らしブーイング。でもね、ブーイングしたいのはエスパサポも同じだから。攻撃も最後はバレーにあわせてと誰が見ても見えみえのワンパターン。


実際このゲーム開始の佐々木翔のシュートが入っていたらどうなっていたかわからない。佐々木翔が気を吐けば、少し残念な交代で戦列に加わった伊藤翔によってゲームが俄然動き出す。


スローンからキジェのシュートでエスパが先制。


このあたりから前半戦に清水が見せたような後ろでのボール回しが甲府にも目立つようになる。


まさかの平岡の一発レッド。いささか厳しい判定で直接FKで狙うもバーの上。


せっかくのチャンスをモノにできない勝負運のなさ。


そしてあのバレーのカウンター。まさかまさかそれで点が入ろうとは。


 


そして、終了のホイッスルとともに、あの勝ちロコ。


実を言えば今シーズンまだ勝ちロコをしていない(つまり勝ちゲームをみていない)。その勝ちゲームがまさかこのゲームになろうとは。


だから勝ちロコはみるものではなくやるもの。


二律背反表裏比興の金吾中納言生活。今日はホームの義理立て青赤の戦闘服。後ろ指を指されまいと煽るガナのメンバーに言われるまでもなく声出し。さりとて結果はご覧の仕儀。


 


エスパもどこでギアが入ったのか俄然動き出し、甲府はどこで歯車が狂いだしたのかできることができなくなった。結局90分同じモチベーションで戦うことのできない両チーム。中位以下に低迷するのもさもありなん。


 


ゲーム終了後、雨天でもあり特に片付けることも少くなく、バックヤードからトラックの縁を回れば、見知ったサポ仲間が撤収の最中。「ありがとうございました」と。主催者然と挨拶するのも変な気持ち。


 


すべての撤収が終わり、サポ仲間と合流。地図を見なくとも移動できる卸売市場横の奈良田。ほうとうで冷えた体を温める。


周りは、Suzuyoのレプユニ、オレンジのTシャツ。ひとりフォネットと甲斐ゼミナール(雨のため練習着に)。


 


 


 


 


 


 


 

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