痛み分けとは言うけれど‥
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太田町見付
2010年07月26日 22:31 visibility100
改札口を出て、地上に上がると、全身を包むムッとする熱気。名古屋名物数あれど、真夏の暑さはたまらない。以前名古屋に住んでいたことはあるのだが夏の暑さと冬の寒さには結局慣れずじまい。
この日も36度を超える真夏日を記録した名古屋。思わず踵を返し、地下鉄名城線でうたた寝しながら涼むのもまた一興などと良からぬ考えすら思ってしまう暑さ。
所用がありスタジアムに到着したのは6時前。それでもその酷暑は収まることなくじっとしているだけでも汗が噴き出してくる。
地の利の名古屋か、中断期間中フィジカル面を鍛え上げた清水か。家本のホイッスルが鳴ったのは19時5分。
名古屋が巧く縦に攻撃を仕掛けてくるのに対し、同じサイド攻撃を真骨頂とする清水は中盤以下、守備に廻らずおえず後手後手に。特に左を大きくえぐられる場面が多々。
開始早々の玉田の先取点もそのような中から生れた。追加点を挙げたい名古屋と、何とか追い付きたい清水がピッチ内で一進一退の攻防を繰り広げる。当然応援もヒートアップ。それでも攻撃に関して言えば名古屋が主導権を握っていた。その主導権を手繰り寄せたのがヨンセンが押し込んだ1点。これで振りだしになるとともに攻撃にもリズムが出てきた。
そのまま前半が終わるとかと思った刹那、再び玉田のゴールで突き放される。
一進一退の攻防は後半に。
兵働からパスを受けた岡崎がシュートを決めて再び振り出しに持ち込む。
そのような混戦のさなか目のすくような一発。藤本の不用意なパスがそのまま金崎のカウンターに持ち込む、一気呵成にカウンターかくあるべしというゴール。
それでも、カウンターで一点献上した直後、藤本のCKを巧みに回し最後はボスナーが決めて三度同点。
最後はそれぞれパワープレーに持ち込むものの、痛み分けを告げるホイッスル。選手もピッチに倒れこむがこちらもがっくり肩を落とす。
3点取られて3点とりかえす。やはりDFに一抹の不安を抱える。玉田のFKがもし決まったのならその後の展開はどうなったのか分からない。
特に最初に音をあげたのは名古屋であり走り勝ったのは清水だけに最後の最後に決めることができなかったのが悔やまれる。
名古屋からもどる最終の新幹線。静岡終着のはずなのにあまりオレンジ色を見掛けなかった。スタジアムであれだけ見たオレンジ色、やはり車で来たのであろうか。やはり1000円で移動ができるのは大きいからか。距離にして200キロ程度の中距離での鉄道輸送の受難はまだまだ続くが、それはまた別の話。
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