【サッカー 清水】 9番を背負っての勝ちロコ

IAIスタジアム日本平は仙台にとっては鬼門らしい。昨年の天皇杯ではいいところなく敗れている。だが、今季のナビスコでも勝利しているし、振り返ってみればベガルタはお得意さま。事実10勝3分3敗と聞けばさもありなん。うちが大阪で勝てないように相性というものが存在するらしい。


そのようなお得意様であっても、前半は得点の匂いすら感じられなかった。それこそゲームの入り方を間違えたいい例。それは仙台とて同じこと、シュートが1本と2本では噴飯もの。わずかなミス、呼吸がワンテンポずれる、客席はため息ばかり。


ハーフタイムに監督の雷でも落ちたか、実際、ハーフタイムのコメントを試合終了後読み返してみればそうだったようで、後半になればそれでもゴールを狙う姿勢が貪欲となっていく。


吉田から、六平からとサイド中央問わず揺さぶり竹内、河井とボールがつながり、ノヴァ、トッシー、元紀にボールが渡る。

ゴールシーンは河井。トッシーから折り返したボールを河井が合わせシュート。待望の今季初ゴール。


そして、村田が途中から出れば、再三仙台ゴールを脅かす。1点が欲しい仙台は後ろからロングボールを放りこんでくるが、平岡がこれをカットする。


そしてゲーム終了。

今季待望の4連勝。相手に合わせるゲームをして自分たちで難しくしたような展開。それでも勝ちは勝ち。

このゲームの選手入場時、皆が9番のシャツを着ていた。そして勝利のお約束、勝ちロコでも9番のシャツ。

9番は言わずと知れた長澤駿の背番号。ケガで戦線離脱を余儀なくされたプレイヤーの想いを背負ってのゲーム。このゲーム「駿がいなかったから勝てなかった」と言われたくないために、皆が頑張った結果。


翻って仙台。惜しい点も多々あった。が後方からロングボールを放り込むのはいかがなものか。ちょうどサブメンバーでハチくんが入っていた。選手紹介時には拍手で迎えられた。

ロングボールを多用するゲームプランならハチくんの活躍の場は限られる。活躍の場をもとめて新天地に移ったはずなのに少し心配。


この日少し強かったが快晴の観戦日和。それなのに観客は12000人を割ってしまった。相手が仙台でもあり遠隔地のサポはのぞめないにしろようやく上昇気流に乗ってきた感のあるエスパ、もう少し観客動員があっても、と思わずにいられない。

映画「相棒」とタイアップし、ポスター、マッチデープログラムも「相棒」を模したもの。杉下警部が元紀。そして甲斐くんがトッシーと凝ったつくり。それでも笛吹けど踊らず、動員には結びつかないようで、今節も好調であった六平つながりで映画「相棒」にも出演している六平パパを利用するしかないか。

この観客動員については夜の靜岡偉蹴に続くのでした。(キートン山田調で後半へ続く)



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