【サッカー 福島】 1/4の純情な感情

不快指数MAXの国立競技場をあとにし、一夜の宿としたのは京急沿線のホテル。出船入船ならぬ、窓外には行き交う電車。


払暁、日も明るくなった5時過ぎにホテルを出立し6時前には空港に。早朝にもかかわらず空港は多くの旅行者が。始発便にのり富士五湖、小牧、木曽三川を眼下に、西日本は雲海。豊予海峡を眺むればそこは目的地大分空港。一年半ぶりの大分県。


連絡バスで大分駅に向かえば、すでに駅舎は取り壊され高架化された駅が全容を見せる。駅前の大友宗麟像は白い工事用防護板に囲まれた姿。確か1年半前は久大本線・豊肥本線のみ高架だった。


高架下の自転車置き場でレンタサイクルを調達。向かうは大分川沿いの市営陸上競技場。幾度か訪れ、且つJ2リーグ戦も観戦した場所とあって、地図なしで向かうことが出来る。


そして幾分どころか大分の早着。


昨日同様、日差しが眩しく焼けるよう。


 


開門直前に成田からのLCCを利用したリーダーほかサポーター勢が到着。総勢4名の大応援団で敵地大分に乗り込む。アウエイのおなじみTUFさんの取材もいつものように行われ、気温とともに高揚感も急上昇。そしてキックオフ。


 


最初の5分は、積極的に動く。吉濱をはじめとしコースケも純弥もウッチーもその動きは俊敏。これはいけそうだと思っていたのだが、なかなかボールが回せない。徐々に主導権がHOYOに移る。それはあれよあれよという間。


最初の失点は、まさにDFのマークのずれ。相手FWをフリーにしていため、折り返したボールをヘディングで押し込まれる。


その後また再びの悪夢。相手FWを後ろから手にかけ、また足で引っ掛けるようにして倒してしまう。ペナルティーエリア内での不運。まさに「岡田よお前もか」と叫んだ瞬間。


残念ながらPKを決められ2失点。


 


後半も終始HOYOペース。それでも、純弥もコースケもシュートを放つが枠外。途中交代の裕太朗もまた同様。フィニッシュに精度を欠く辛さ。


暑い暑いゲーム、それは熱い熱いゲーム。声枯らすまでの応援も力尽きの敗戦。


 


ゲーム終了後、サポーターでお金を出し合っての差し入れ。バス囲み称して彼らを激励。


純弥はツンとして声をかけられる雰囲気もなし。流石に自分自身に腹がたっているのかもしれない。


監督は「申し訳ない」と一言。それでも「バス囲みましょうか?」の問いに「どうぞ どうぞ」と苦笑しながら答える。


監督もチームも苦悩し模索するさなか。そんな時はどこかで点がはいれば、チームの雰囲気も変わるはず。


壊れるほど愛しても1/3も伝わらない愛情とは至極名言。壊れるほど愛するが故に遠く九州まで日帰り遠征する。


 


空港への帰路、こじゃれた和食店で大分名物「とり天」と「関アジ&関サバ」で舌鼓。勝利すればその味も格別であろうが、少ししょっぱい味がする。


「アウエイの醍醐味はこのようにその地の名物を食すこと」。ちょっと先輩風を吹かせて講釈たれる私は掛け持ちサポーター。

























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