【サッカー　甲府】　　　やるときはやるんです

スタジアムについたのが朝９時前、もうすでに、待機列は伸びていて私はちょうど１２１番。今日は暑くなりそうな予感。

ちょうど私の前がN夫妻。Nさんはゴール裏では知らぬものがいないくらいの超有名人。その人と供に集合場所のスタジアム正面入口に。

９時になれば、いつもビッグフラッグを拡げるサポ仲間と、ボラスタで顔なじみのK女史、そしてゴール裏で顔をよく見るAさんが集まってきた。

海野会長も顔をみせ、「今日はよろしく」と一声かける。

都合３組で、バックスタンド側、ホーム側、そしてアウエイゴール裏とそれぞれ回る。

朝早く出かけたのは、フットボール専用球技場建設の署名集めのため。

ようやく山梨でも、専用スタジアム建設の機運が高まりつつあることから、まずは県知事あての陳情署名集めから。

国立の6日に初めて署名活動を行い、ホームではこれが初めて。目標は大きく県民の一割である５～１０万筆。大きな企業のない山梨にとっては県を動かすしかないのです。

またフットボール専用球技場の建設陳情署名。サッカー専用でないのは山梨の経済的規模からラグビー、アメフトといった他団体と協調、協同で事を起こすのが効果的だから。各協会も発起人に名を連ねてます。

私はNさんとともに、アウエイゴール裏をまわります。待機列先頭のコアサポさんには、鼻であしらわれましたが、シートで4番目ぐらいからは、冗談交じりに「署名したら何くれる？勝ち点３？」とか言いながらも署名していただきました。やはり「日立台みたいなスタジアムが欲しいです」って言いながらお願いすると快く応じてくれます。中には「あんまり近すぎると旗竿でつつかれるから」なんて（自虐）的なギャグも。

柏サポのみなさんありがとうございました。

一旦途切れたことから、今度はメインの入場口に。会員ではなく、券で入場する方にお願いしてまわります。

署名は未成年でもかまわないし県外でもかまわないため、サッカークラブの子供たちにもお願いします。「どっからきたの」「ぐんま～」「合宿できたの？」「ちがう！コーチがここで試合するの」「コーチって誰？」「こまつばらまなぶ～」聴けば、今日行われる芸能人のサッカーチームとVF甲府OBのゲーム、そのOBとして出場するのが小松原学。久しぶりに懐かしい名前を聞いた。彼らは一所懸命に住所を書く。おうらぐんおうら町と平仮名で書く子もいれば邑楽町と不格好ながら漢字を書く子も。

ほんとに小松原学さん、現役の頃は大きな活躍もできなかったが、この子供たちをみて良き指導者なんだろうど実感。

この日、前座試合で、スキマスイッチの常田真太郎さんらのチームとOBがゲームを行った。

ちょうど裏方作業していたため、見る事ができなかったがマイクがサプライズゲストとして登場したよう。その勇姿見たかった。

また、セパタクローの実演（これはみれた)もあり、マイナースポーツにもスポットを当てることができたのかもしれない。

さて、暑いさなかのゲーム評。

もう何も言うまい。

3点目の、あの水野のボレーシュート、見てて惚れ惚れする。まさに今季一のゴール。そしてゴール裏に走って来たとき、チームとサポーターは一心同体。傾斜がなくて見づらいって言うがこんな時はこのようなつくりで良かったと実感。

年を取ったせいか、終了間際には目頭が熱くなってきた。ちょっとどころがウルルウルルしたのは事実だし、この日が甲府今季観戦初勝利だから目から汗がこぼれても誰も咎めはしまい。

署名集めのとき柏サポさんが「署名しないと停電させるんでしょ」ってジョークを飛ばし「だから、柏戦は昼にやるんですよ」と返したが、停電以上のダメージを与えたのは確かかもしれない。

帰る時のみんなの笑顔、観客はようやくの１万超え。この感じをきっと中断期間後ももってくれたなら動員もV字回復になるにちがいない。

ほんとに笑顔ばかりだもん。

PS　　この日の審判はポーランド人とか。外国人審判は、色眼鏡で見ないから（逆にサポも）、いいかもしれない。カードもお互い様だし。