【サッカー 福島】 いい夢みろよ!あばよ!by萱野権兵衛
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太田町見付
2013年07月30日 23:23 visibility333
今季二度目の会津若松。前後の日程が押さえられている都合のため、この日も早朝自宅を出発し10時半過ぎに会津若松の駅頭に立つ。
キックオフは15時。13時過ぎにスタジアム入りと計算し、2時間を市内観光に当てる。
前回同様駅レンタカーでレンタサイクルを借り、いざ出発。
鶴ヶ城はやはり観光客でいっぱい。かれこれ10年以上昔に来たときは(快速ばんだいが455系の頃)こんなに観光客はいなかった。これも大河ドラマ効果。走長屋も干飯櫓もその時はなかった建物。
天守閣から小田山方面を眺めれば気分だけは肥後守綾野剛。
城近くの食堂で名物ソースカツ丼を食す。完全にノリは一見さんの観光客。ユナのレプユニを着ていてもその出自をたどればシズオカケンミン。
あいづ陸上競技場は、前回のこけらおとしの際に吉濱の50M弾などで快勝したゲンのよい場所。
前節ツエーゲン戦では惜しい形で勝利を逃したことから今回は気合十分。
金沢に置いてきた勝ち点2の代わりではないが金沢で購入した「柴舟」をゴール裏の一部の方ではあるもののおすそ分け。
午前中は陽もサンサンと差していた良い天気だったのだが、まさにゲリラ豪雨、ゲーム開始直前から雨が降り出すあいにくの天気に。
立ち上がり、様子見のHONDAに対して積極的に仕掛けていく。うまい具合にパスがつながる。
早い時間に相手ゴールネットを揺らすもこれは残念ながらオフサイド。
それでも、いいリズムでの攻撃、ホンヨンがゴール前できめれば今度は間違いなくの先制点。
その後も攻守ところを変えての攻防戦。濡れたピッチのせいもあろうがパスでつなぐ魅せるサッカー。
2点目は吉濱。これもまた中央からのシュート。開始20分で2得点とは、今までのフラストレーションが一気になくなる楽しい展開。
ただここからの運びがあまりにも宜しくない。自滅と言ってしまえばそれだけのこと。簡単にぬかれるのは仕方のないことだが相手選手に対するケアが全くと言ってできていない。まるでツエーゲン戦の失点シーンと変わらない。ボールウオッチヤーになりすぎである。
結局のところせっかくの2得点も守りきれず前半を終了。
一度は止んだ雨も、ユナのプレーに神様も少しお怒りとみえ、今度は雷とともに激しさを増す。
稲光もあるが、東の山肌には虹も現れるまるでキツネの嫁入りのような天気。
30分の中断を経ての後半戦再開。
やはり両チームとも追加点が欲しく、激しく動く。
で、恒例となった相手チームにPKを与え自滅との悪循環に。
ただ、相手を引っ掛ける、倒すと言ったラフプレーでなく、「野田がハンドを犯した(それはそれでペナルティエリア内での不用意な行動)のが救い。
それでも小林康剛が頭で合わせ同点。
最後まで攻撃を続け吉濱の惜しいシュートも。
上手の手から水だったらまだしも、せっかくのゲームを自分たちで壊した責められる内容。
着実に勝つゲームが求められる後半戦。せっかく得点できるようになっただけに、これでまた萎縮して負のスパイラルにはいるようでは困りもの。
一時期堅守と他のチームからは見られていたが、こうPKを与えるゲームが続くとその堅守も色あせたものに。
ゲームが終了と同時にまた日も出てきた。会津の空と空気は心地よい。この競技場では、2戦1勝1分。
今シーズンこのスタジアムでのゲームはもうない。
この日、大河は、会津戦争の責めを負い家老萱野権兵衛が切腹。
物語は新章に突入。
まさに、会津よさらば。いい夢みろよ、あばよの心境。
来シーズンもここでの開催を望むや切。
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