【サッカー 清水】 サポーターは12番目の選手だから…

 まったくもって完敗の一語に尽きるゲーム。

 

エコパのシート貼りの手順が変わり、早朝から出かけずに済んだのは幸い。気温も思ったより上がらず、30℃を幾分下回る程度。

開門時待機列の最後尾をみればいささか拍子ぬけ。列もあまり伸びておらず、いつもの7割程度か。それが現在のエスパのチーム状況を表している。

 

復帰移籍トリオのそろい踏みとなったこのゲーム、いささか怪我で精彩を欠くラドンチッチ、まだチームにフィットしきれていない元紀とやはり復帰組に期待するのは荷が重かったようである。

前半の失点は目も当てられない惨状。ズルズルと下がるDFライン、それをあざ笑うかのような絶妙なるサイドチェンジ。

完璧なまでに浦和のそれは巧く、清水は崩壊しきっていた。

個の能力もチームそしての総合力も完璧に浦和の方が凌駕していた。

 

後半コータを投入してようやく形が整い、ボールを持つ時間も増えてきたが、いかんせんシュートの精度が悪すぎる。否シュートまで持ち込むことができない事実、パスの受け手を探して横パスに逃げることも再三。

 

結局のところ最後まで形を整えることができず、無得点のまま試合終了。

これで、3戦勝ちなし。降格ラインがひたひたと音もなく近づいてくる。

 

ゲーム終了後、中には野次を飛ばすモノもいる中、応援で、いつも近くにいるサポーター、

「まだまだ、これからだから、2005年とか2006年は今よりひどかったんだから」

「これでチームがなくなる時のことを思えば」

極めつけは

「今日はこれくらいにしてやらぁ。 いい夢見ろよ」

思考回路がポジティブにできている。

確かに降格圏が近づいてきたのも事実だが、まだまだ、あの苦しいときを思い出せたのなら。勝負はこれから。

サポーターは12番目の選手。ピッチにたつことはできないけれど、異幾ばくかの後押しをすることはできるはず。負ければ選手のせいでは12番目の選手の名折れ。だからこその応援。そこにあるサッカーを愛せ。

 

こんなことを書いているゲームで、非常に残念なことが起こった。

http://www.at-s.com/news/detail/744826629.html

このゲームの前に浦和サポーターが逮捕されるという事件である。

本人は容疑を否認しているが、朝刊では実名入で報道されている。

この前に容疑者は爆竹を選手バスに投げつけたとも記されておりそれが事実なら由々しき事態である。

浦和サポーターとひとくくりにするのは浦和サポーターに申し訳がないし、知人の浦和サポさんも佳い人ばかりである。

事を構える気などサラサラないし、これでこの容疑者の処分が数試合のホームゲーム入場禁止であるのなら何を甲斐わんやである。

これらの人にサポーターは12番目の選手である事を肝に銘じて欲しい。安易な処分で終わるのなら世界一安全なスタジアムを標榜するJリーグの名折れである。

爆竹や発炎筒をスタジアムに持ってくる方がどうかしているし、今時爆竹ならぬウンチクを傾けることも煙たがられるご時世だから。

 

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