【サッカー 甲府】前車の轍 何度転覆したらわかるのか (甲府1-愛媛1)

 ハーフタイム。前半戦終了直後、コールリーダーF崎くんの期せずして発した、柏コール。そしてそれに続く大西、養父、津田と控えの選手を次々コールする。お前らよりまだ、サブメンバーの方がましだとの強烈な揶揄。


 さもありなん、あのようなゲームをホームで見せられた日には。秋風が吹く小瀬。小瀬劇場などと称賛されていたのも今は昔。


 


 ゲーム前、バックスタンドに広げるビッグフラッグ。勝ちたい想いから気分転換にいつも「青」と「赤」の2枚拡げるところを、「青」1枚、そして「ユニホームフラッグ」と目先を変えてみる。それは何とかして現状を変えたいとの気持ちから。


 そのフラッグを片づけ、一目算にゴール裏の次席に戻る途中、きこえる歓声、「マイクゴール」のチャント。欣喜雀躍するサポーター。一瞬のゴールを見逃し、その輪に中に入れなかった私たち。


 


 その後、追加点を期待するものの、それは秋本、マイクの攻撃が最後。そう開始10分程度で甲府の攻撃は終了。


 本来、一気呵成に追加点を奪い、相手を突き放す態勢を整えないといけなかったのに、愛媛のボール廻しに付き合うはめになってしまった。


 中盤が機能していないゲームは幾度となく見てきたが、昨日ほど中盤が動かない、DFとFWだけのゲームも久しぶり。広く大きく展開することなく、安易なパス廻しで簡単にカットされてしまう。中盤の動きが鈍いあまり試合のテンポが緩慢となりすぎてしまった。


 なぜリーグ戦も終盤、31節にもなって、きちんとゲームメイクができないのか。引くのか前に出るのか瞬時の判断がなぜつかなかったのか。本来であるならば、藤田なり臣がゲームを御すべきところ誰ひとりそれもせず、荻の怒号がピッチを駆けるだけ。


 


  そして、この道はいつか来た道。緩慢なプレーが生んだ、ロスタイムのCK。サポーターの誰もが思った「これは決められる」と。刹那、それは現実のものとして私たちの眼前に。


 


 


 後半、いくら積極的になろうとも、前半30分間遊んでいたつけは大きい。時間は刻々過ぎていく。安易なゲームメイクがボディブローのようにチームをむしばんでゆく。


  そして、ゲーム終了。再びの引き分け。なぜにホームで引き分けなければならないのか?


 


 前車の轍は後車の戒めとは良く云ったもの。プロならば、本来はこのような学習能力が備わっているはず。されど、前車の轍に簡単に嵌ってしまう、このチームは何をかいわんや。


 繰り返して言う、なぜこの期に及んできちんとゲームメイクができないのか、瞬時にフィールドプレイヤー全体の意思統一が図れないのか。


 ホームでの引き分け。観客が1万人を少し超えただけとは、少しずつ、愛想尽かされている証拠。次節千葉での引き分けはいよいよもってチームとしては黄色信号。よしんば次回非ームゲームの北九州戦、引き分けともなれば赤信号。


 それこそUTYの解説にきた小野剛氏でも監督に招聘しようか。


 (あくまでも日記です。ほんとに引き分けたことが腹にすえかねています)


 

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