不可解な監督人事がなぜ、起こるのかー。サカマガイズムを読んで

 私は、サッカー週刊誌は「サカマガ」派。そのサカマガの巻頭コラム「サカマガイズム」。編集長が執筆していることから社説・論説といってもよいだろう。今週発売12月28日号は、「不可解な人事がなぜ、起こるのかー。」


 


 新監督を迎え入れるまでのプロセスや肝心の人選からは「なるほど」とヒザを打ちたくなるようなビジョンや心意気が伝わってこない。


 監督選びは、年末ジャンボ宝くじを買うのとは違う。運任せ、友達つながりみたいな人事はどうにかならないのだろうか。


 


 確かに、一理ある内容ではある。


 このオフ、応援しているチームの監督が両方とも変わった。


 監督の手腕に限界を感じての交代、監督の手腕が未知数であるからの交代である。


 


 甲府についていえば、「友達つながり」といえば十人中九人はさもありなんと思える人事。


 それでも、監督発表の際、オフィシャルにもGMのコメントがあり、


 「今シーズンは、ヴァンフォーレをご支援いただいている皆様のおかげでJ1に復帰を果たすことができました。本当にありがとうございました。来季については、J1という新たなるステージのもと、限られた予算の中で『クラブの目標であるJ1定着』を達成する為には、
1.「J1のレベルを把握していること」
2.「J1の戦い方を理解していること」
3.「他のJ1チームの情報を持っていること」
つまり、『J1における経験』が重要であると考えました。三浦監督には、これまでの経験を十分に発揮して粘り強いチームをつくってもらいたいと思っています。」


と、監督就任の説明をしている。


 当然のことながら、降格候補筆頭のチームの監督など受け手などそうそう成り手がある訳がないことは承知してる。また、クラブの予算からそうそう著名な監督を呼べないことも承知している。


 そのような中、GMのコメントがあるだけうちのチームはまだまし。


 まずは、このチームを応援しようと思う。


 


 もう一つのチームは、最後のつめが甘くこの6年ノンタイトルに終わった清水。


 アフシン・ゴトビ氏の監督就任。どこでどう浮上したのやら、それこそどこから見つけてきたのやらフロントのコメントは一切なし。だからこそ、サポーターの疑心暗鬼を生んでしまう。明確なビジョン・基準が見えないからマスコミの報道や無責任な噂話に一喜一憂してしまう。


 このチームをどこに導きたいのか是非聞きたいものである。


 それでも、このチームを応援することには変わりはないのだが。


 


 そういえば、両監督ともいわゆるプロリーグでのプレイ経験がないという共通点があることに気がつくのは遅かりし由良之助。(そう、今日は12月14日)


 


 


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