【サッカー 清水】前事を忘れざるは後事の師なり(清水3-G大阪0)
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太田町見付
2010年12月29日 23:17 visibility89
毎年、仕事納めの次の日に訪れる場所。それは、静岡スタジアムエコパ。
昨年は、名古屋グランパスと延長PKまで死闘を繰り広げつつも無念の敗退。アウエイ側の寒さが敗者にはいささか身に凍みた。
今年は、組合せの妙で、久しぶりのホーム側。降り注ぐ遠州の日差しが、入場待ちで冷えた体を温めてくれる。
そして対戦相手も組合せの妙で、名古屋を破って勝ち進んだG大阪。G大阪とはリーグ最終戦でホームでは完膚なきまでに叩きのめされた相手。
ゲームの主導権を握ったのは清水。サイドからの揺さぶり、攻撃が十分機能している。攻撃のテンポも小気味よい。観ていて得点の匂いのする好ゲーム。
ゴールネットを最初に揺らしたのはヨンセン。淳吾のクロスを巧い具合に合わせる。その前の淳吾のFKが惜しいものであっただけにここは、淳吾にアッパレ。
2点目も、淳吾が起点。こぼれ球を兵働が押し込む。
その後も追加点狙いで積極的に動く。これほど切れのいい選手を観たのはいつ以来だろう。前半は結局2点どまり。それでもG大阪を無得点に抑えたことが「元旦国立」に一歩も二歩も近くなったことを予感させる。
後半の攻撃の起点は再三にわたりコースケから。ただ最後まで行くことができない。
それでも突き放す3点目はこれまた淳吾から。ヨンセンが頭で合わせてゴールネットを揺らす。ゴール裏のチャントは「駒込」に。それは勝利を確信した証し。
ガンバの攻撃が激しくなるものの、DF陣の踏ん張りと、海人の好セーブで耐え忍ぶ。
そして終了のホイッスル。今再びの国立のピッチに。
王子と兵働のケガ、(ねんざ、打撲)はいささか心配であるが、それでも栄冠を獲得するためには総力戦で当たるしかない。相手は試合巧者の鹿島。
終了後、西日に輝く選手達のロコロコは満面の笑顔に満ちていた。この選手達でもう1試合観ることのできる幸せをサポーターすべてが噛みしめる。 そうこのチームでゲームができるそして観る、応援できるのはあと1試合。
元日国立に行くのは言わずもがな。
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