ビジネス オブ フットボール 2

  • みや
    2009年10月13日 01:40 visibility285

顧客のロイヤリティー


 


すべてのクラブが独自のレベルを持ち、サポートと資金繰りそして、カスタマーベースの成長はそれと同等であり(チャンピオンズリーグ常連チーム)人口統計学・同じ地区のライバルチームの数によって限られている。地域の競争相手がビジネスから撤退することはなくマーケットシェアを伸ばすことは難しい。基本のビジネスモデルでは適応されない。


 


しかし逆に言えば、ノースハンプトン・ルートンタウン・ワットフォードははウィンブルドンF.Cがミルトンキーンズに場所を移しMKDonsとブランド再構築したことに難色を示したが、新しいライバルが出現することはまれである。MKDonsが連勝を初め、ポールインス、Roberto Di Matteoなどの著名な監督を魅了した周りのクラブも少しは景気の煽りをうけたが、試合観戦に来る人数は極端に減ってしまった。


「お客様」これもまた、不適切な使い方だが彼らサポーターはロイヤリティーが非常に高く、ブランドを代えるなんてことはまずない。


フットボールのサポーターの勝利を待ちきれない焦りが、今まで慎重にビジネスを行ってきたものを崩す形になりリーズユナイテッドが5年前に犯したようなミスを犯す。「問題は、フットボールクラブはWeeklyベースで結果が訪れるショートタームのビジネスだ」とPhilip Long氏は言う。さらに「他のビジネスでは、12ヶ月から約3年先を見て決定を下す。フットボールクラブはシェアホルダーの皆がチームを保有していると考え、多すぎるほどのステークホルダーズがいるしその数だけ意見がある。」


 


実態的人口統計が変化すれば、クラブの目標がたかくなる可能性はあるが非常に綿密に計画しなければならないし、遂行しなければならない。ダーリントンのチェアマンであるAlbertReynoldsは、二万五千人のキャパのスタジアムを建設したが、そのクラウドの平均観客数はたったの3,000である。スタジアムを経営することで必要な経費を捻出するのはほぼ不可能であり、それゆえ今年の2月にビジネスを引き渡した。


クラブの売り上げ目標の設定はスタジアムの拡張、もしくは新設がマッチデイの収入をどのくらい増加させることができるかを審査することも含めるべきであり、ノンリーグのクラブはオールシートのスタジアムにコンバートにしたり、大きくするときにかかる費用を考慮し目標は現実的なものにしなければならない。


新しいオーナーの到来は、しばしばクラブをさらに高みに連れて行ってくれるはずだが、選手を買うための巨大な軍資金が必ず成功を導くとは限らない。ウエストハムのようにまたは、マンチェスターシティーのように。。。。


あるいは、サンダーランドのように、そこそこのお金もあり、平均4万人の観衆を集めよいチームなのだが、サンダーランドという地域があまり、ファッショナブルではないという理由でターゲットをミスする場合が多い。。。


さらには、すべてのテイクオーバーが巨額の資金を動かすわけではない。Phil Hallによると「オウナーはいつも資金注入をするとは限らない、マンチェスターシティーのように上層部が一掃されるケースもあれば、マンチェスターユナイテッドのようにほとんど変化無しのようなチームもある」


バイヤーは各々別のモチベーションがあるが、ほとんどのバイヤーはプレミアリーグのクラブを世界的ブランドとして捕らえ、さらにその収入に興味を示している。ほとんどすべてのプレミアリーグのクラブは利益があるうちに売られてきた。また、外国人のバイヤーにとっては、ヨーロピアンマーケットという、あまり知らないところで勝負しなければならない。


アーセナルの価値は、ここ十年で10倍になっているので、フットボールクラブを買収することは戯言ではないが、クラブの収入の増減はTV権、チケットセールともちろん、ピッチの上の勝敗で決まる。フットボールビジネスって賭け事みたいなものですかね???

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