甲子園で優勝するためにはクジ運も必要

甲子園で優勝するためには「クジ運」&「投手の駒」が必要だと、
改めて思った甲子園でした。


決勝まで勝ち残った大阪桐蔭と光星学院はともに2回戦からの登場。
一試合少ないのは投手の疲労を考えると有利ですよね。


準々決勝以降のカードはクジによって日程が決まりますが、
両校はここでも比較的日程に恵まれたカードとなります。


両校の決勝までの道のりを見てみると、
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・大阪桐蔭    ・光星学院
 初戦(2回戦)  初戦(2回戦)
 ↓(中4日)   ↓(中3日)
 3回戦      3回戦
 ↓(中1日)   ↓(中1日)
 準々決勝    準々決勝
 ↓(中1日)   ↓(中1日)
 準決勝      準決勝
 ↓(連戦)    ↓(連戦)
 決勝       決勝
------------------------



仮にですが桐光学園と東海大甲府が決勝まで勝ち進んだ場合は、
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・桐光学園    ・東海大甲府


 1回戦      1回戦


 ↓(中5日)   ↓(中3日)
 2回戦      2回戦

 ↓(中2日)   ↓(中1日)

 3回戦      3回戦

 ↓(連戦)    ↓(中1日)

 準々決勝    準々決勝

 ↓(中1日)   ↓(連戦)

 準決勝      準決勝

 ↓(連戦)     ↓(連戦)

 決勝       決勝
------------------------



桐光学園と東海大甲府は1回戦からの登場で
大阪桐蔭と光星学院に比べて1試合多く消化。
さらに決勝まで進んだ場合、2度の連戦がありました。


東海大甲府は「中1日」が続いて「連戦」と
ベスト8に勝ち残ったチームの中で、
最も日程的に厳しかったチームといえますね[d223]
準決勝の光星学院戦ではエースの神原を温存していますし。


桐光学園の松井も準々決勝敗退後に、
「疲れて腕が振れず気持ちで投げた」と言っていたように、
こちらも日程的に厳しかったのかなと。


でも松井の場合は、奪三振記録の更新が期待されていたので、
恐らく全て一人で投げ抜こうとしていたのではないでしょうか。


周囲の期待はもちろんですが、
あれだけの投手ですから故障だけは絶対にしてほしくありません。
今後、桐光の野呂監督には松井以降の2番手投手を育成してほしい!


夏の甲子園を一人の投手で勝ちあがるのは、本当に難しくなっています。
それだけに早稲田の斎藤祐樹のピッチングは素晴らしいものだったと思います。


大阪桐蔭と光星学園ともに、
複数の投手を擁して決勝まで勝ち上がってきました。


来年、桐光の松井が再び甲子園のマウンドに立てるかわかりませんが、
もし来年も甲子園に出場した場合は、あまり奪三振記録にはこだわらず、
複数の投手を使い分けながらの采配をしてほしいと思います。

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