
<プロ野球>フルカウントの、その先<巨人>
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ヘンリー
2011年07月19日 22:33 visibility208
今日の内海は、今シーズンこれまでの投球の中と比べてもかなり上位の調子でした。
が、今日の試合を見ているとそこまでの余裕は彼には見えません。なぜか?それはカウントに余裕がないからです。
投げているボールはかなりのものです。ストレートは145キロ近辺まで出ていましたし、威力は充分。コントロールも上々。球種もカーブにスライダー・チェンジアップにフォークと非常に多彩です。しかし、慎重なピッチングを組み立てに掛かりすぎて、かえってカウントを悪くしてしまい、時にはピンチも迎えてしまいます。7回の失点時もまさにそれですね。
試合中盤までの投球を見ている限りは、完封も余裕かな……というほどのペースだったのですが……結局は7回終了時点で球数が120球を越えてしまい、あえなく交代となってしまいました。
考えられる要因としては、ちょうどひと月も遠ざかっていた二桁勝利到達への渇望と、そして打線が低調であるが故の「0点に抑えなければならない」というプレッシャーでしょうか。
要するにチームが悪いんですね(笑)
今日もチームとしてはヒットは5本のみ。昨日と同じです。ソロホームラン1本というのもまるっきり同じ。違うのは、藤村が放った右中間への飛球をライト小池が落球し、それが得点に繋がったこと。
相手のミスですね。それを除けば、昨日の焼き増しと言っていいでしょう。打線に関してはまったく評価できません。
タイトルにも書いたフルカウントというのは、最近目立つ坂本の半端な粘りについてです(笑)
今季、巨人のチームとしての出塁率が非常に良くない(セ最下位)のを慮ってか、最近の坂本はよく粘って出塁をしようという意識が打席の中でよく見てとれます(四球を勝ち取ったところで、次はバントのない高橋なのですが……)。それが功を奏し、1試合に2四球なんていうのもいくつかありましたね。
今日も第二打席目でそういった姿が見られました。早々と追い込まれながら、フルカウントまではなんとか粘る……ものの、ボール球を見極めきることができず、結局はボール球に手を出して凡退してしまいます。こういった姿が最近は非常に多い。
以前も似たようなことがありましたね(去年あたりに)。その際は、手を出して凡退というよりは、見逃して三振というシーンが非常に多かったように思います。
そういった意味では進歩が見られると言ってもいいのでしょうかね。ここから粘ってヒット、あるいは四球をもっと選べるところまでくると自然に打率も上がってくるのでしょうが……。
小笠原・谷などの復調よりは(彼らに関してはもう復調とかいうレベルではないように思いますが)よーっぽど期待できるので、のんびーりと待ちましょうかね。まだかなまだかなー、なんて。
これで内海は10勝目で最多勝。防御率もトップ。勝率……は館山が勝ったので2位ですかね。
この投手がオールスターでさっぱり票が伸びてないんですから、ホント実力とか関係ないなーと思っちゃいますよね。確かに圧倒的といったピッチングをする投手ではありませんけど。ショー的に映えなければ人気が出ないっていうのも寂しい話です。まぁ、メディアの見せ方の問題なのでしょうけれど。
・大事なことを忘れていたので追記をば
今日も東野が抑え。……やっぱり不安ですねー。
まず、コントロールがよくないのが非常にマズい。クルーンを思い出しますよ、僕は。
コントロールがよくない+変化球がスライダーしかない+球威は抑えとしてはあまりある方ではない。
なんでこれで抑えで使おうというのかがわからないです……金刃の方がまだマシですよ。
しかし、走り出してしまった車は事故を起こしてスクラップになるまで止まらない……。
さりげなくロメロが昇格していて笑いました。チームマネジメントって、そういうことじゃないと思いますよ、原監督(笑)
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