横浜DB物語 第51話「スターの華とは」

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    2012年06月11日 23:05 visibility42

横浜DB6-2東北楽天(6月10日 横浜スタジアム)

 

この日の決勝タイムリーを放った藤田一也、

プロ8年目にして

初めてのハマスタお立ち台だという。

驚いた。

とっくに一回は立っているものと思っていた。

 

なのに彼の認知度は

特にベイスターズ内では高い。極めて高い。

総選挙的な人気より、

玄人受け、マニア受けであり、男性人気、プロ野球マニア向けも含めての

「人気ではなくて、認知度の高さ」である。

それは初期から、ほとんど守備力だったが、

2年くらい前からだろうか、その打棒の奮いは、

本気で6番打者どころか、尾花に3番を打たせたくなったほどであった。

 

言い換えれば、3番打者がいなかった、と言うことでもあるが、

 

とかく彼の場合は、コンスタントに「考えず打てる」ところに特性があると思われる。

ですから、考える打席は、意外とよろしくない。

バントダメ、送りバントダメ、小技不得手、

となると、面倒だが、単純に打たせるしかない打者である。

 

彼の脳内が、野球のためにできていることは、

ファンフェスタのトークショーなどを体験している人からすれば、

納得せざるを得ないであろう。

 

本当に、細かいことより、感性による野球脳の人であると思う。

それはきっといいことで、彼のような野手がいるから、何とかなる部分、

助けられる部分も多いはずだろう。

 

昨年までの体たらくの中で、ピンチの場面で普通に投手に声をかけられたのは、

藤田くらいのものだった。

 

村田は残念ながら、一歩も二歩も遅かった。

 

そういう選手でありますので、百回どころではないだろう、

「藤田を使え!」という声がファンの中から沸き起こるのは

致し方なかった。

足もないので、小技が使えなければ、

もっともっともっと打てないと、スタメンで使えないのだ。

だもんで、守りの良さが買われて、守備固め要因にはなれたのですが。

 

そういう状態では、よほどのことがなければ、

ハマスタお立ち台は無いか。

 

??昨年だったか、藤田の打席を結果として、

野選でサヨナラ勝ちした読売戦では、

そうか、ヒロインではなかったか。

 

ともあれ、三浦大輔に勝ち星こそつかなかったが、

劣勢を良くひっくり返したものだ。

 

裏返せば、敵の落ち度につけ込める力を

少しですが、つけた、ということでしょうか。

 

逆転後の細かなミスは改めるよう、佐々木も辛口に言っていましたが、

当然のことです。

 

山口の9回はしびれるほどすごくて、

153キロくらい、ガンガン出ていました。

のに、逆転しすぎて、セーブも付かなかったのですが、

 

セーブの数字じゃあないわな。

試合内容の数字は勇気づけられましたが。な。

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