責任と希望とガッツポーズ

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    2013年05月01日 22:52 visibility50

ヤクルト三連戦、当初2勝1敗という安穏とした計算していましたが、3連戦直前で一戦必勝に修正しました。ここでこけるとずるずる行くぞ、と覚悟していましたが、結果は2勝1敗。

2回り目で見て、終わってみれば最低ノルマ、この15戦で7勝8敗は、数字上では、まずまず、かと思います。

ただ、実質は内容が良くない、むしろもう目先の一勝へ向けて、良い状態の選手から使うしかなかったような感じに、この3連戦でようやく修正した、感じがします。ドタバタが長かったですわね。

 

(27) ●DB3-12S(対ヤクルト④ 横浜スタジアム 4/29)

殊勲 なし  敢闘  松本啓  技能 ブランコ

土屋を責めても仕方がない。実績から考えて、チャンスが回ってきた、だけの状態だろう。力で先発をもぎ取った投手ではない。だったらトレードでうちに来るという流れには至らなかった可能性もある選手であることは、交換相手が北篤だったことからわかること。

しかし、内容がなかったようですね。バレンティン選手の飛ばし具合が半端なく、ブランコのお株奪われた!と思いましたわ。失点のダメージもひどすぎて、せっかくのゴールデンウィークが台無しです。本拠地でこの戦いぶりはいけません。これについては、土屋を起用した監督のせいでもなく、GMの投手補強失敗(と言っていい)をあぶりだしただけである。結果として、オリや日ハムのように、10勝弱の可能性を持つ投手を獲得する術が、現状のベイフロントには欠けているのだろう。高田GMにはそこそこ補強能力あると思いますが、投手に関しては、選手層や選手の駒の問題、交換相手として提出する人の問題があったのだろうし、駆け引きするにはもう少しチームが結果を残す必要もあるのだろう。もう1~2年、待たないと、7~8勝できそうな先発軸の投手は獲れないのでしょうね。

吉川がとうとうへばりました。二軍行きです。彼はよく踏ん張ったと思います。評価は低いようですが、彼が彼なりにごまかして相手チームを惑わすのが、よく1か月持ったなと。他のへばったり出遅れたりしてきた投手は、吉川に感謝、御礼してもいいくらいです。国吉と加賀美については、ふざけるなと。不調だの脇腹痛だのと、裏切り御免ですな。

そして最下位転落でもあった。この日の段階では、やばい、今年もか?という思考が頭をもたげてきていた。

 

(28) ○DB5-4S (対ヤクルト⑤ 横浜スタジアム 4/30)

殊勲 金城  敢闘 中村  技能 ブランコ

井納もへばったか、現状の限界か、他の投手も含めてまんべんなく出塁され、押されまくっていたから、厳しかったのだが、またブランコに救われた。恐るべしブランコで、月間14本て何だ?これでチーム成績も考慮されるだろうが、読売からじゃないだろう、月間MVPの打者部門。

継投策や代打起用など、順番通りでない部分もあったので、実際は良い内容ではない。結果がついてきたということではいいのかもしれないが、まだ信用ならないな、とりあえずの1勝だなと。とにかく、先発に勝ちがつかない。これを考えると、本当に強いチームではないんだなあと思わされる。

 

(29) ○DB5xー4S 延10回 (対ヤクルト⑥ 横浜スタジアム 5/1)

殊勲 金城  敢闘 ブランコ   技能 中村

現地観戦。今季初めて試合開始から見られたので、ゲーム前の演出も楽しめました。バックスクリーンいいね。

さて、期待の小杉が早々に崩れてしまったのですが、試合開始前の投球練習からボールがあっちゃこっちゃいっていたので、こりゃ荒れてるぞと思ったら、案の定でした。球数多い、試合長引くで、早めにスパッと替えましたが、その後をよくしのいだと思います。小林寛など、ほぼ実績のない投手がよくこらえたなというのがあります。

その上で、ノリが日米通算2000本安打など決めて、ブランコがひっくり返してくれた。

 

びびった。

また打球が早すぎて見失った。

 

8回表など、一塁側はスタンディングオベーションであった。

 

で、これで勝てないのがベイの悪いところ。

何気にソーサもピンチを招く投球が続いているが、山口については、もはや言葉もない。

彼は漫画の主人公のような投手なので、結果的にど真ん中に投げてしまうのだろう。力で抑えられると思ってしまっているから。

そんなことを未然に防げるような精度が高まっているのなら、彼はとっくにWBCで抑え投手として活躍していたはずだ。

今更学習しろと言っても無理だろう。

そんな彼の能力や精度を高める方法は、あるといえばあるのだが・・・・・・。

 

9回裏の山口の打席は、ピエロというか・・・・・・。

事情により、ここで球場を後にせざるを得ずとなった。山口のばか。

 

投手事情もあるが、とにかく感じたのだろうか。10回表を山口が何とか抑え、その裏。

 

敵の山本哲投手を責める気にはなれない。暫定的に使われている抑え投手の、一つの試練でもあろう。

ただ、金城の一撃は見事であった。

渾身の一撃の後は渾身のガッツポーズ。

ベンチで監督とチャン山が抱き合って喜ぶという映像がまた、素敵であった。

 

投手起用のギリギリ感も含めて、勝つには勝ったが、本来、山口が9回表で締めて終わりにしなければならなかった試合。勝つには勝った、という点では、手放しで喜べない。けん制アウトだの、9回の守備位置(白崎と井手)だの、言えばきりがない細かいミスの積み重ねは、牛島曰く「勝ったからこその反省」というところにつなげないとね。

あ、白崎くんプロ初安打おめでとう。トイレ行ってる間に放ってしまったようですが、うちでビデオ見て、なんか、ツキがある人だなあと思っているところです。

 

ともあれ、こういう試合運びでは、先が思いやられます。

前述のとおり、開幕以来14戦が終わった段階の、2回り目、7勝8敗は最低ラインであったが、よくできたなと。本拠地で勝つことが条件だったが、すべてはブランコの爆発と、松本啓や井手の覚醒、確変のおかげでもあった。

松本啓は予想通り(予想以上)であったが、井手には驚いている。実力があるのだろう。

多村や荒波の離脱を、この2人がよくカバーしてくれた。

それ以上に、ブランコにはもっと驚いている。

 

投手陣は、とりあえず吉川についてはご苦労さんだろう。とりあえず、だが。

菊地が上がってきた。藤江も上がってきた。この2人には申し訳ないが頑張ってもらわないと。

困ってしまったのは、井納と三嶋で、この2人を使いきれていない。だからこその菊地と藤江でもあるのだが。井納については、もう一息、何とかしてあげたいねえ。

 

あとひとつ。捕手問題は、完全に高城と鶴岡が併用になってしまった。これはいつまでもこのままでいるわけにはいかない。出てこい人材!とは実はこのことで、第三捕手を上に上げられない限り、問題は解消されない。それによって、高城も本気モードに入れる。

 

肝心なのは相乗効果である。高城に対する誰か。山口に対するソーサが、成果を上げれば上げるほど、彼らは伸びていく。それが本来だが、それに本人が気づけるかどうかだろう。髙城は気づくだろうが、山口は、どうなのだろうか。まだ、安穏としているのではないだろうか。それが許せないし、悲しいことである。

 

次は交流戦までの9試合である。ここの戦い方は「間違っていてもいいからヤクルト3連戦で2試合勝ったような勝ち方をする」ことしかない。

5/3~5   対中日(ナゴヤドーム)

5/6~8   対広島(マツダスタジアム)

5/10~12  対読売(横浜1、新潟2)

中日に2つ勝てれば奇跡、他を1勝2敗ずつ。これを目指せ。

9戦で4勝5敗。これならば、借金4で交流戦を迎えることになる。

3勝6敗では、ずるずる行くことになる。無理でも4つは、勝たなければならない。

 

現状で、交流戦のことは考えられない。そんなチームではない。余裕などない。

みっともない試合で構わない。

ただ、それでも勝つことができたから、金城が珍しくガッツポーズをするのだ。

 

だから、勝つしかないのだ。

チームスローガンは、そういう意味を持つ。それに気づかされた。

 

唯一の強みは、ここまでで、今日の勝ちで、ホームゲームで5分の星を残しているということだ。それで借金3。

なんだ、どうだ、4位っぽい数字ではないか。そう思いません?

 

絶対にあきらめるな。

そのための強力打線だ。

 

ブランコは、最後の希望だ。

 

 

58勝まで、あと45勝。

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