「舐めるな!」と「まわり道」と「なんて日だ!」

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    2013年05月06日 11:00 visibility63

(30)  ●DB0-4D (対D⑦ ナゴヤドーム 5/3)

殊勲 なし  敢闘 松本 技能 なし

結局、中日の大野投手を舐めてしまったか。

内容もよろしくなくて、0-0の緊迫感に高崎が焦れてしまったかのような失点で、

とうとう気持ちが切れてしまったか、と思われても仕方がなかろう。

モーガン途中レフトというおちゃめ采配には驚きましたが、

まあ、それを機とした3失点だとしても、

あのモーガンの超暴走機関車っぷりには、不安を覚えるばかりです。

突っ込んでこられない、肩が怪しい、飛んだり跳ねたり、ほんと、落ち着きがない。

これで結果を残してくれればいいのですが、まだそういう段階ではないので。

ただし、一軍復帰理由は、下で結果を残してきたから(4割近く?)だそうなので、

もう、それを信じて賭けるしかないのね。

鹿島氏の解説はひいき性がきつくないので聞いていられまして、それが救いでした。

 

せっかくのヤクルト勝ち越しも一気にしぼむ内容で、ありゃ、ナゴヤドームで反発に合い、

ずるずる行くかもしれない、こりゃまずいぞ、とこの時は思っていました。

 

(31) ○DB11-1D(対D⑧ ナゴヤドーム 5/4)

殊勲 松本  敢闘 ブランコ  技能 藤井

前日とは打って変わっていきなり火がついた打線は、

1点先制後の3回に出た、松本の2ランで、試合の主導権を握った感じがいたします。

井手が前日死球の影響で試合に出ておらず、心配でしたが、

好調の金城が結果を出してくれたこともあり、野手陣の底上げによる相乗効果は、

若手やトレード組の奮闘により、ベテラン陣の活躍にも結び付いているようですね。

この融合具合はいい感じであるとともに、松本が言うように、

結果を出せなければすぐに試合に出られなくなるかもしれない、

以前のような、放っておいても試合に出られる状況とは違うことを

我々にも知らしめてくれる。

そういう意味でも、松本と井手の活躍にはこの上なく感謝しているし、

この日猛打賞の内村について、トレード加入の意味合いも、

その真意が結果についてきてよかったなと。

1番センター、モーガンも、この日については結果を出してくれて喜ばしかったです。

それと、一人でも先発に勝ち星がつくのも大きいというのもあり、

藤井の努力には頭が下がります。

この日でノリが2安打し、谷繁選手とともに2,000本安打へ残り2安打となり、

両球団との因縁も踏まえて、最高に盛り上がる子供の日になりそうだ、と

今を奮闘する人にとっての、大事な試合の無事を祈ったのでありました。

国民栄誉賞授与式も大事かもしれませんが、

僕にとってはこちらの試合を通じた方が、生き様への勇気をくれるものになるな、と

思っていました。

 

松本はもう覚醒と言っていいでしょう。時間かかりましたが、ついに来たか!

レギュラーを「つかむ」生え抜きが。

 

(32) ○DB9-4D(対D⑨ ナゴヤドーム 5/5)

殊勲 中村  敢闘 ラミレス  技能 井手

権藤解説は面白く、そこそこの的中っぷりがまたいい感じでした。

現役最年長の山本昌投手の先発と、ルーキー三嶋のプロ初先発が合い重なり、

かつ、元ベイの谷繁捕手と、元中日の中村紀がともに日本通算2,000本安打へ

残り2本となり、

それがこどもの日で、

長嶋茂雄氏と松井秀樹氏の国民栄誉賞授賞式や松井氏引退セレモニーと重なり、

どうなるんだ、という外野的マスコミ的心配もありました。

 

でも、どうでもいいのよ。

肝心なのは、その日、その人がどう動くかで。

あまりマスコミが取り上げてくれない、と嘆きすぎると、人間が卑屈になるばかりなので。

お祭りはひとつじゃなくて、たまたま2つ3つと、喜ばしいことが重なるなら、

それでいいじゃない。

それを空気を読まない、とかやるから、この日、広島が一番やりづらいんじゃないの?という

論調になるし、

そういう印象になるやり方は、お客さんこそ集まるけれど、

実は敗退行為につながるから、個人的には嫌いなのよね。

だもんで、この日については広島がんばれ、の心境で、

かつ、ノリも谷繁選手も、双方がんばれ、の心境になりました。

いい試合になるように、全力を尽くしてくれればいいんですよ。

 

しかしまあ、この日のベイとDの試合は、3点リードしながらこの重苦しさはなんだ、

という展開を、一瞬にしてDにひっくり返され、6回の満塁を逸した段階で

今日は駄目かもしれんな、と覚悟していたものが、

あれよあれよと大逆転し

(モーガンのびっくりプレーについて尻拭いしてくれたラミレスは流石でした)、

ノリだけ記録達成となり、勝ってしまうなんて

思ってもみなかったことでした。

昨年までなら、無い流れです。

とはいえ5回のDの4点については、D戦初戦の高崎も踏まえて言えば、

1イニング集中打を浴びることが多すぎる傾向を持ってしてでありましょう。

これは「ベイの捕手の問題、修羅場をくぐっていない第2捕手のリードも問題である」

と権藤さんから言われてしまうと、ああ、そうなんだろうなって思うんですが。

投手もね、今後三嶋をどう使うかの難しさもありますし、

投げてみないとわからない加賀の扱いや、藤江と菊地がどこまで持つかの問題もあるし、

勝ったとはいえ、本当の安定した力じゃないよね、ってのは、今更ながら

あらためて思うところですよ。

 

とは言いながら、実のところ、権藤氏の意見をなるほどと思ったのは

ひいきチーム以外を極力あれこれ言うのを避けている上で思ってしまった、

中日の迷走采配でした。

誰だライトの2番って、と思ったら、ライト荒木?12年ぶり?

で、セカンド森野?

これは違うんでないの?

こういうことやっているチームが過去にあって、

昔、セカンド中村紀、とかやっていたチームがあって、

昨年もそのチームは、ライト筒香とかライト石川とか、

キャンプでもやっていないことをやってしまうところなのですが、

案の定、最下位でしたよベイスターズ。

 

人がいるのに、わかっている上で使わない。これじゃいかん。

二度とやらないほうがいい。士気が下がるし、突破口にはならない。

それともそれを、わかっているなら、とっかえひっかえせずに選手を使えばいいのですよ。

そうすりゃファンも納得します。

こういう飛び道具采配(モーガンレフトとかもダメだが、1試合でわかったようなのでな)を

やっているチームは、

 

あぶないあぶない。本当に。

 

挙句の果てに、山本昌投手の途中降板や

井上投手の打者1球目投じた後での途中交代(後に負傷らしいとわかりましたが)とか

見ながら権藤氏いわくの

「投手がいなくなる。後の試合どうするつもりだ」とか

「特定の投手をさらし者にしちゃいかんのですよ」の結果的中(中田投手)とか、

見ていますと、

 

ああ、あまり上手くいっていないな、

上手くいっていなくても、雰囲気としてよろしくないな、と思いますので、

 

ダメだダメだとなりそうなところで喰らいついていくベイの戦いっぷりは

もうギリギリのところでありますが、

 

ブランコなどの補強とは関係なく、補強は大切で、

代謝も大切で、

 

そこの転換期に入った(ように見える)中日に対して、

9戦で7勝2敗としてしまい、

ビジターでかつての不思議時空だったナゴヤドームで

2勝1敗の勝ち越しが2度目であるどころか、

昨季なら5月1日には今季終戦感を抱いていたのが

何とかまだ続いているあたりに、

 

他球団の自滅による可能性を見てしまい、

 

本当に、

最下位脱出の可能性が、

1パーセントから2パーセント、3パーセントまで、見えてきたと、

言ってもいいのではないか?

 

ちょっとだけ、何とかなる感が増しました。

 

とはいえ、ここでマツダで広島と3つ、

そのあとホームゲームとはいえ新潟2試合含む読売戦と続きます。

NSP(なんとかすっぺ!)の2球団との対戦です。

 

予定では対中日2勝1敗なら奇跡としていましたが、その奇跡が起こせました。

あとは、広島戦をとにかく一戦必勝で行くしかありません。数字を考えている余裕はありません。現状でのベストを尽くせ。

 

何はともあれ、ノリ、おめでとうございました。

その信念と必死っぷりに、生きるエネルギーを大いにいただきました。

 

これで生きていけるなと。

 

 

まさかの借金2。まさかの3位。

それでも現状でまだ想定の58勝まで、それでもあと43勝。

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