失速

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    2014年09月18日 00:12 visibility63

9月16日 対中日 横浜スタジアム ●0-6  ●山口

  殊 なし   敢 田中   技  黒羽根


9月17日 対中日  横浜スタジアム ●1-2 ●高崎

  殊 なし   敢 白崎  技 グリエル


  16日の段階で、どうやら無理っぽいなCS、と思ったのですが、

今日17日で、終了、無理っぽいではなくて、無理、と確信。

良く言えば、近年体験していなかった

「緊張感のある試合」の連続の中に

いつの間にか入ったようです。


9月以降の勝敗を見てみましょうか。

 6勝9敗

 得点 3 3 3 0 0 11 3 2 2 0 0 3 4 0 1

 完封負け5

 総得点35 一試合平均2.3

 失点 4 1 5 8 1 4 0 0 3 4 2 0 3 6 2

 総失点42 一試合平均2.8

 

 

 完封勝ち3


 どこのベイスターズかとお思いでしょ?僕らもびっくりですから。


要は、こういう試合展開に持って行けている、とは言えるのです。

相手チームの不調もあるのですが。

その上で、考えられなかった「生みの苦しみ」のようなものに

勝手に入り込んでしまったチーム状態が、

なんと、強力と思いこまれている打線に症状として表れてしまったわけです。


具体的には

一時期の読売や、ある時期のオリックスのような、

打線に一発のありそうな人ばかり並んでいてもそんなに機能しない、

という状況と、

両雄並び立たない感じが見えて、グリエルとブランコの間に筒香入れた途端に

打線としての機能が止まった、ということでしょうか。


加えて、

外国人野手の優遇措置や契約に日本人野手が至らず、

むしろ罰則規定ばかり目立ち、

ノリや多村のような措置、三浦や金城でも二軍に落とされる状況がある中で、

ある条件が満たされると使われやすくなる、という展開で

各自首を絞めているのではないか、と思えて仕方がないのだ。


ずばり「積極打法」「積極攻撃」だけ!

とにかく初球から打つ!振り切る!強く振る!

どうもそれだけのようなので、

長打を望まれていないであろう石川や憲晴あたりまで振り切るあまり、

引っ張り、スタンドインが見えてしまうような攻撃パターンばかり生まれてしまった。

そこに、外国人野手の相互ライバル感のようなものが垣間見えるので、

ただ打つだけという感じに陥ってしまったのが現状ではないかと。

右打者がおっつけて右方向へ打てる感じが出来ているのは

黒羽根と柳田くらいのものか。

初球打ちについても、待球型の選手が次々放出されたり戦力外になったりで

生え抜きで下園くらいしか残っておらず、

その下園も試合に出るために、いつの間にやら初球から打ちに行く選手に

変わってしまっている。


それでもって走塁についても、

春先のノリ事件でグリーンライトがやりづらくなり、

最近は塁にランナーが出ると送りバントばかり。

尾花がベンチにいるのかと探してしまうほどで、

今日の7回、白崎のバントも間違い。

無死二塁で当たっている白崎なら打たせるべきなのに、

それをやらない。

結局代打後藤の併殺で点も入らない。

バントで空気がどんどん重くなっていく感じしかしないのだ。


だからチャンスで凡退する。


中畑カラーは出ているが、

好機での凡退とか、

積極打法の選手の重用とか、

自分の幻影をグラウンドに求めているのだろうか、と思えてしまう。

攻撃野球自体は、自分が仕えた第一次王政権と同じではないのか?


今日の試合なら、中日は、

内野ゴロの1点と、犠牲フライの1点。


こちらはそういう攻撃もできず、

ブランコが出塁しても走れないから、送ることすらできないし、

バルディリスはずっと足の痛みを抱えているせいか、ブランコより走塁が厄介。

そんな状態で盗塁もエンドランもほとんどなく

送りバントはミスが多い。

敵のような緻密さの1点が皆無に近い。きれいに決めようとしているからか。

だもんで梶谷から振り回すばかりで、

流石に今日の最後の打席はセーフティなど見せましたが、


守って守っての野球しかできず、

しかし外野は内野からのはぐれグループばかりですから、

これでいいんですか外野手、としか言えません。

エラーが多くて当然かと思います。

その上で打撃に苦しむ憲晴あたりは、

怪我もあろうが、白崎起用に焦ってのエラーが増えました。

送球に関してはイップスではないかと勘繰りたくなるほどで、

今日などはイニング間のキャッチボールで外野手と遠投を繰り返して

調整しているようにしか見えなかったほど。


打てないことで守りのほころびにまで影響しているのは、

選手の配置転換がすべて好転するわけではないという証明になっている。


これからどうチーム状態を回復させていけるのか、

苦しいが見ものでもあろう。


一つ間違えれば、最下位で終わるかもしれないからな。


今のままでは

「9連戦がんばりました」

「14連戦戦い抜きました」という

自己満足しか残らない。


そういう、ただ打つだけ野球に成り下がっていることを

大いに恥じて、改善に向けた工夫を始めなければならないだろう。

今日の梶谷のセーフティバントのように、考えるべし。

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