人のスイング見てわがスイング直せ

考えて見れば５月から８月までだけならセリーグトップなどという

順風満帆な状況こそが異常であって

今の敗戦状況のような揺り戻しがあっても

おかしくはないのだ。

「I♡YOKOHAMAの奇跡」で迎えた９月、甲子園の３つめで

逆転負けを喰らってから明らかにおかしくなったのだが、

兆候はあったわけで、

ここへ来ての４完封負けは異常どころの騒ぎではない。

投手陣の踏ん張りから言えば、完全に投手と守りのチームになってしまっている。

筒香を４番に据えたのは、グリエル加入以降の

外国人野手同士の感覚的なものであろう。

ちょいちょい意識しているから互いに打てないし、

繋がりも悪い。

その上で、日本人野手が総じて

力いっぱい振りきる感じの選手ばかりになってしまい、

力量的に単打主義の選手まで振りきっているから、

粘り強さが消えてしまった。

少し前の日記にも書いた通り、今日などは好機の石川で

ことごとくつぶれている。

相変わらず梶谷出塁後の初球で凡退とか、

結局投手ゴロとか。

中軸の不振と相まって流れが悪い。

石川の件はこの前の連戦から言っていることなのに、

梶谷の次で２番としての機能をなしていない。

かといって憲晴も欠点がわかっているからこそ書かないが

打てなくなりがちで、

白崎はセンスに基づいた打力だけなら憲晴より上だと思うが

センスだけで、本当の長打力が発揮されていない状態。

チーム方針で柳田の使いどころが限られているのはわかるが、

同様の理由なのか何なのか、松本あたりをベンチで腐らせてしまっている。

守りで固めるなら松本、しぶとさなら下園という左の２枚を

今日は使いそびれて、最後に松本を出すだけで終わってしまう。

実際、８回の代打後藤は歩かされる前提で出し、次の白崎が２安打と当たっているので

賭けたのかもしれないが、

それほどのものでは、まだないのだろう。

この秋口でショートは半分くらい白崎を使っていかないと

来季に繋がらないのはわかっているが、

生え抜き外野手をコンバートだらけと石川の緊急措置で使う術を無くし、

更に、金城も温存のままだった。

金城の今季の不振ぶりでは、選手寿命もそんなに長くないとも思えるので、

気になって仕方がない。

CSを狙いながら同時に、ベテラン勢の終了サインを次々出しながら、

投手主体のチームバランスになっている現状を、

それを望んでいながら納得いかない自分には、

受容するエネルギーがなかなか発動せず、

時々、どの外国人野手が来季残るんだろう、という不安を感じさせられてばかりである。

ここで相手のことを言っても仕方がないのだろうが、

７回あたりから、攻撃の際、阿部慎之介捕手などを見ていると、

ああ、足腰弱ってるな、しょっちゅう立膝だし、

一塁走者白崎、打者黒羽根で執拗に内野連携サイン出すほど

うちは作戦立てられないだろうに、と思ったら、

捕手でありながら、もう蹲踞の体勢に長時間なれないほどくたびれているんだな、

はは～ん「立つ理由づけで休憩してるだけだな」と思ってしまうのです。

黒羽根と比較するとわかりますわ。

とすれば、打率２割５分もわかりますし、

捕手やっているうちは打撃も瞬発力だけでしょうから、

衰えているんだろうなと。読売ならば早いうちに一塁にコンバートするだろうなと。

今季優勝してしまえば、

来季多少叩かれても狡猾な小林捕手に切り替えているからと

理由づけできるだろうから、

いわゆる「どんな手段を使っても勝ちに来る野球」に

この先も切り替えてくるだろうなと。

一方で、ウケ狙いでノリと勢い重視の割に

ピークを過ぎているから好かない片岡選手や、

監督に信用されていない印象しかない長野選手あたりが見せる、

右方向への打撃力と確率の高さ、

こういうものを、ベイの各野手が身に付けてほしいのですよね。

黒羽根あたりのライト打ちは個人的に好きなのですが、

憲晴もそう、梶谷もそう、石川もそう、

基準が振り切り、強く叩くことになってしまっているので、もったいない。

もうちょい、敵チームから学んだ方がいいのだろうね。

人の振りみて我が振り直せ！ってな。

この揺り戻しの先、見えてくるんでしょうかね。

３タテされる可能性で見ていますが、

負け方が異常ですから。

明日、江柄子投手ごとき、とか言って仮に打ち崩しても、

井納KOの乱打戦で負けた、とかなると、

投手見殺しの次は打っても守れなくて４連敗、とかになるから、

途端にチームの雰囲気が悪くなりますぜ。

僕はもう、ヤクルトの２つ目のヒロインで

梶谷が「暇ですね」発言をした瞬間、

勝利の女神が離れてしまったと思っているので、

謙虚に、願掛けをしつつ、

梶谷だけ、チームが勝つまで、声援を送るのやめておきますわ。

連日、現地で、落ち込みまくっております。

９月１３日　　対読売　　東京ドーム　●０－２　　●モスコーソ

　　殊　なし　　敢　モスコーソ　　技　柳田

ごめんねモスコーソ。