補強期限は有効に

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    2014年09月08日 22:33 visibility68

明日から対ヤクルト3連戦です。

久保は今季はじめて対ヤクルトに投げるといいます。

なじみのあるベテラン系投手ではあるが、

初投げはどちらが厄介なのだろうと思いました。


先日の対広島、

ヒース投手はシーズン途中の加入ですから初対決でした。

大瀬良投手は2度目の対決でした。

九里投手は2度目でした。

結果的にこぞって初物(に近い)顔をぶつけてくる采配を取られ、

前田健太投手を対読売にぶつけていたわけですが、


どちらがどうということよりも、

キラー対策ではなく、初物づくしに近い形をとられて、

不慣れ感で試合を優位に進めていこうという作戦もあったのでしょう。


ヒース投手の球の出所がわかりづらいらしく、

このパターンではどうしようもなかったのですが、

それを含めて、

秋口に敵と初対決、というパターンで乗り切るという策略は、

交流戦の導入後、顕著なのではないかと思えるくらい、不可思議ではありました。

この類で、かつ変則フォームの投手を先発に立てる作戦は

ずるいよなあと思っているのです。


逆にこれまでの、昨年までのこれでもかというくらいの、

対横浜への前田健太投入は、頭に来ていましたし、

今季のヤクルトは、小川投手ともう6度目くらいです。

あとは石川投手?

とにかく、うちにエース級をぶつけてきます。


だから、投手編成で苦しんでいるヤクルトは、

他球団相手にくたびれて勝てないんだろうなと、想像がつきます。


ベイスターズの場合は、あまりいじっていないローテーションの中、

たいがいヤクルト戦はモスコーソと井納、三浦というめぐりあわせなのですが、

今回は、久保、次がローテ通りなら山口が来ます。

なじみの顔であっても、先発対決としては今季初なのです。


こういう目晦まし作戦が敵の打線にどこまで通用するか、でしょう。


シーズン中の補強はグリエルのみでしたが、

山口先発でのヤクルトとの対決などは、

チームによる配置転換の冴えですので、どこまでいけるのか、楽しみです。

それだけ、キーマンでもあるということで。


そういう意味で、今季はキラーコンテンツとしての対阪神対策が無かったです。

打ち込んでいた鶴岡を手放し、

キラー投球を見せていた藤井を干してしまい、

キラーだった三浦にめぐりあわせが少なかったあたり、

対阪神の星勘定に影響したな、と、思っているのです。


言い換えれば、今季のベイスターズは、

どういうわけか、特定のチームへの戦い方をせず

まんべんなく、自チームの成長とペースづくりに終始した一年、

とも言えるのかもしれません。

その方が、遠回りですが、地力は付くと思いますが、

例えば対読売の勝ち越しも、結果論で、

最初のハマスタで5点差をひっくり返されて大敗しているところから、

よく数字上、対戦成績の勝ち越しまで持ち直してきたな、というくらいです。


チーム状態や流れから、

読売戦の時に粘り強く、

阪神戦で詰めの甘さを見せてしまうあたり、

戦力層とも相まって、流れがわかりやすく結果に結びつくなあ、と。

換言すればそれだけ、今季のベイは、

先発と中継ぎ陣がそれなりに粘っているということでもあるのでしょうが。


これで考えれば、明日のナーブソン投手への攻略策次第ですが、

対ヤクルトは、1勝2敗、ないしは2勝1敗という結果に結びつくだろうと思っています。

どちらかの3連勝、3連敗にはならないでしょう。


補強と言っても、シーズン中のトレードがそんなにうまくいくわけもなく、

それでも苦しいチーム事情によっては、

せざるを得ないのでしょうが、

それよりは、新顔(助っ人)の補強をしていって、救世主に仕立て上げる方が

勢いはつくのかもしれません

あるいは、その選択肢を加えて、

更には若手の成長やベテランの復活劇などと同様考えて、

補強の手数を増やして、チーム力強化に努める、

読売的な勝ちの総合商社みたいな方法こそが理想なのでしょうけれど、


ううむ、現実は、つらい。つらいなあ。


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