ここまでのオシム率いる日本代表

喜びを抑えきれなかったワクワクの立ち上がり30分のトリニダード・トバゴ戦。

産みの苦しみを存分に味わったイエメン戦。

いやはや、オシムが就任して1ヶ月もたっていないが、非常に濃密な時間が代表の周りを流れた。

 

サッカー協会の横っ面を引っぱたいた13名の代表発表。

それでも反省しない協会 -- 新潟行きの新幹線のチケット、喫煙席しか取れないとはどういうことか。また、そもそもJリーグ、A3、U21代表、A代表の錯綜したこの日程はなんなのだ。

 

準備期間の短い中で成果を出さなくてはいけないオシムが取った方策は一つのクラブ(浦和レッズ)から多数の選手を選考するというもの。この2試合のディフェンスの安定度(もっとも相手も弱かったが)は浦和の選手でセンターラインを固めた成果である。

海外に多くの選手が出、ビッグクラブ(浦和、G大阪、横浜FM)が育って来た日本の現状を見ると、1,2のビッグクラブの選手で基礎を固め、そこに海外組数名をピースとして当てはめて代表を作って行くのが現実的な代表強化策だろう。

 

以下雑感。

・前任者があまりに硬直的な選手選考をしていただけに、オシムの選手選考は新鮮!我那覇、中村(名古屋)、田中隼麿、鈴木啓太・・・今までたまっていた鬱憤をこれから晴らして行って欲しい。それにしても海外組、ジェフ、ガンバ、アントラーズの選手抜きであれだけのメンバーが揃うとは、日本のサッカーのレベルも上がったものだ。

・山瀬の起用。動きの幅は少ないがタテへの動きの鋭い彼のようなタイプはオシムの目指すサッカーに当てはまるタイプなのだろう。膝、腰と大きな怪我に悩まされた彼であるが、是非頑張って欲しい。

・イエメン戦の先発。先発したMF4人の選考はどうだったか?オシムの意図が読めなかった。頭から羽生や佐藤(勇)を使うべきだったのではないか?

・イエメン戦。選手へ。引いた相手の崩し方を今一度考えて欲しい。ミドル、ロングからシュートを放ち相手DFラインを引きずり出す。その上でサイドから攻め、またDFラインのウラを狙う。監督の指示がなくともそれくらい即興でやらきゃ。

・9月のアウェイ2連戦。中東での戦い方、オシムは知っているのだろうか。この点非常に心配。今こそ協会のノウハウの見せ所である。十分なバックアップをし、この2連戦を乗り切って欲しい。。

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