ディフェンスVSディフェンス

  • レキ
    2006年06月18日 01:03 visibility81


メキシコ代表、アンゴラ代表ともにボールへの寄せが速い。
試合の流れからか、ディフェンスに重きを置く試合になっていった。

 

特にメキシコは守備ラインの統率がとれていてオフサイドとラップも再三取っていた。
ペナルティエリア付近でも選手全員が落ち着いていて、ファウルのない守り方ができるのが特徴で強みだ。

 

ジーコ監督になってからの日本代表は、守備になると危なっかしくなる動きが本大会までなくならなかったけど、体格的にはそう大差のないメキシコの組織的にボールの行き先を読むような守り方は、これからのいい手本になるのではないだろうか。

 

メキシコの監督は後半早々に攻めの采配で、3トップ気味に。次戦の相手がポルトガルということもあって、どうしても勝ち点3をとれという監督の強い意思表示だ。
しかし、皮肉にもその後メキシコの攻めは上手くつながらなくなってしまった。

 

メキシコはマルケスが守備の要なのはもちろん、アンゴラが1トップということもあってか、再三いい攻め上がりを見せていたのが印象的。

 

アンゴラのキーパー、リカルドは飛び出しと、特にキャッチングがさえていて、メキシコの得点の芽をよく摘んでいた。
結局アンゴラの優れた身体能力を生かし、全員が粘りのある守備を見せて、メキシコの攻撃をしのぎきった。

 

メキシコの実らなかった攻撃は、欧州の強豪と比べるとパスのほとんどがグラウンダーなので、今後ダイナミックなロングパスやミドルシュートの展開といったバリエーションが増えると、さらに厚みを増すかもしれないと思った。

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