4年間の積み重ね

  • レキ
    2006年06月21日 21:16 visibility112


ドイツ代表の一方的な90分間といってもいいゲーム(NHKの解説者は違うことを言っていたけど)。
3−0というスコアも、試合内容も。

 

決して多彩な攻めをするわけではない。
けれど攻めの形がしっかりとある。
そしてその形を信頼し、勤勉に何度でもチャレンジする。
その勤勉さゆえに、その攻撃は実を結ぶのだろう。
ポーランド戦の最後の最後に挙げた1点がそのいい例だ。



 

具体的に言えば、左からはシュバインシュタイガーが、右からはシュナイダーが(この二人は現代サッカーにあってもポジションチェンジをほとんどしない)しつこくサイド攻撃を仕掛け、クローゼをはじめとするFWはクロスにあわせられるポジションへと走る。
中央からは、ミドルシュート打つ、エリアのスペースへパスを出す、というごく普通の攻めを何度でも行う。

 

これらはどこの国もやる攻撃かもしれないが、相手に読まれていても選手が自信を持って同じ仕掛けをしてくるところが他の国と違うように見える。
強い自信を持ってやられると守る側だって、焦りが出ることもあるだろう。

 

エクアドル代表選手の動きは先の2試合より疲れもあるのだろうが重く、今まで見られた躍動感が攻守ともになかった。
デルガドが出場していないのが大敗の原因ではないだろう。

 

2002年ワールドカップでは優勝候補に挙げられずに準優勝。
今大会はどうなのだろう。開催国だからという枕詞がつく条件で優勝候補、なのだろうか。

 

2002年から2006年の4年間に、ドイツはシュバインシュタイガーら新たな若手も育ち、シュナイダー、バラックは安定したパフォーマンスを維持して、特にクローゼは点を取るチャンスで見る者に「大丈夫か?」という不安感を持たせず、決定機を生かせるストライカーになった。
ありていの言葉で言えば、4年間で着実にチーム力を上げてきたと思う。

(残念ながら日本代表はその逆になってしまった…)

 

1次リーグ3試合は試合ごとに選手の調子も上がり、今の力を見ると有力な優勝候補のように思える。

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