一矢を報えず
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レキ
2006年07月02日 00:06 visibility87
ザンブロッタの低目への強いミドルがゴールを割る。その前に同じようなドリブルからのカモラネージのミドルもあったが、序盤のウクライナのゴール付近中央でプレスが弱かった。
一時的にだが先制された後、ウクライナはイタリアを止めるためのファウルが多くなった。1対1の巧みさに差があったためだろう。
今大会、試合のたびにといってもいいほど、メンバーやシステムをリッピ監督は変えてくるが、イタリア代表選手の1人1人がしっかりと、そのやり方についてこれるのはさすが。
試合中のメンバー交代による、選手のポジションチェンジも何のことはないというふうに順応しやってのける。
ウクライナは後半すぐグシンのヘディングにはブッフォンのファインセーブ。が、ゴールポストに頭を打ち付ける。痛そうだった、というかよく出血しなかったものだ。
続く後半12分の分厚い攻め、シュート2本をことごとく(辛うじて)はじき返す。ゴールに鍵はかかっていた。カテナチオは健在だ。
その直後にCKをトッティからのショートコーナーにし、トニが得点。
ここで勝敗は決していた。
セリエAで7年間戦ってきたシェフチェンコ。まだ復調していいないせいもあるだろうが、この試合に関してはイタリアDF陣に抑えられた。
ウクライナ代表の中にシェフチェンコにいいカタチでシュートを打たせられるような選手がいたら、この試合にかぎらずもっとシュートを打ち、得点を重ねることもできたかもしれない。
スペイン、イタリアといった列強の国には1枚劣るのが今現在のウクライナだが、若くて有望な選手も多くシェフチェンコがいなくなっても成長を続ける国かもしれない。
ドイツVSイタリア、予想はまったくつかないが好ゲームになるだろう。
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