アルバラデホもトーレスもまだまだ調整不足! 3月5日春期教育リーグ 巨人対ヤクルト戦のレポと動画アップ

  • 舎人
    2011年03月06日 06:51 visibility692































試合経過
2011年3月5日(土) 春期教育リーグ 巨人対ヤクルト(in戸田球場)

関東にファームチームが帰ってきました。球春到来です!この季節にしては暖かい野球観戦に適した日和でした。戸田にある道満グリーンパークの抜けるような快晴の元で今年の関東でのファームの対外試合はスタートしました。
































今年の特長としてはファームに2軍が2つできたことです。育成枠の選手が20名を超え大所帯になったことで実力によって第1二軍になるか、第2二軍になるかが決まるそうです。この試合はどうやら第1二軍に位置付けられているらしく、一軍にもう少しだったり、朝井や両外国人投手などのように一時的にファームで調整しているような選手が多く出場していました。昨年の今頃はルーキーや育成枠で入団した選手たちが数多く出場していましたが、今年は新戦力を見る事を目的としてこの第1二軍には行かない方がよい気がします。第1二軍はかなり一軍に近い位置の選手が集められ、すぐにでも上げても良いように待機させられる場所なのでしょう。試合数も多くなったのは喜ばしいことですが、見たい選手が分散してしまうという点では少し残念な気がします。

試合の方は一軍枠を争う朝井が先発で、アルバラデホ、トーレスと継投するもので、一軍のオープン戦と全く変わらないようなものでした。朝井はヒット5本を打たれましたが、失点は1だけでまずまずの投球でした。時折、フォークがワンバウンドをしていましたが、キレは素晴らしく良く、カーブとのコンビネーションは今年も武器になりそうです。次は一軍での登板が試されるのではないでしょうか。それに対し、アルバラデホとトーレスは調整の遅れを感じます。アルバラデホは登板していきなりユウイチにセンターオーバーの二塁打を打たれてしまいます。体格の割に威力を感じないストレートで、コースも甘いものでした。196センチの上背から投げ下ろすタテの変化球はキレがよく、これが大きな武器なのでしょうが、それを活かすストレートがダメな感じです。いわゆるアーム式の投げ方で、球威の割に威力を感じないようです。あと、5キロ球速がアップしないととても一軍で通用するとは思えません。開幕まで3週間でどこまで調子を上げられるかが課題だと思います。トーレスは2イニング投げたのですが、最初の七回は素晴らしい投球をしました。球威もキレもファームの選手のものではなく、「さすが!」と感心していたのですが、2イニング目の先頭バッター宮出に決して失投ではない外角スライダーを上手いことヒットされ、次のユウイチの打席でボークを取られてからおかしくなりました。あれよあれよと言う間に3失点、ボークや大田と寺内のエラーがなかったら、そこまで失点していなかったでしょう。ボークに対する対策をすることは次までの課題ですが、球自体はアルバラデホよりも生きていました。少しシコースキーに似た感じを受けました。
































打線はまだ眠ったままです。橋本も大田も、あまり球が見えていません。橋本はらしくない三振をし、大田は打席の中で雰囲気が出てきた感じですが、簡単な球を見逃し、難しい球で打ち取られている感じです。それでも橋本は自分が不調の時やチームが停滞している時の自分の役割を知っているようです。勝ち越され、2イニング続けての三者凡退に終わっている味方の攻撃の中、意表を突くセーフティバントを決めていました。惜しくも得点には絡みませんでしたが、こういったプレーができることは大事なことだと思います。盗塁も2つ決め、調子が悪い中でもしっかりとアピールできたと思います。大田も平井との対戦で大田らしい右中間への大きなフライを打ち上げていました。打球があまり伸びずフェンス手前で失速しましたが、こういったバッティングをしていれば必ず調子は上がってくることと思います。
































今年は育成選手たちが007とか009とか面白い背番号を付けるようになったのですが、4点差にリードを広げられ意気消沈する中、008の福元がヒットを放ち意地を見せていました。試合前の打撃練習でも人一倍目立っており、誰よりも気合いを感じました。また、007の伊集院は四球2つを選び、巨人の中で最も雰囲気を感じました。球をしっかりと見極めています。先日の中央大との交流戦でも本塁打を放っており、良く球が見えているのでしょう。

試合後に、ベンチでは川相監督のスピーチがかなり長く続いていました。そしてそれが終わると小関コーチによって身振り手振りの指導をやっていました。今年のファームは昨年までよりも少し厳しくなったのかもしれません。

動画は試合前の大田と橋本の練習風景とダイジェストの2つを作りました。こういった作業ができるのも今シーズンが始まったからです。球春到来!楽しい季節がようやくやってきました。

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