大田のセンター守備と中井の2度のタイムリー!6月19日イースタンリーグ 巨人対ロッテ戦のレポと動画アップ
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舎人
2011年06月20日 07:15 visibility968
試合経過
土曜日に引き続いてロッテとのイースタンの試合を見てきました。二試合続けて見た感想としては、やはり第2の試合を見るよりもイースタンの試合の方がはるかに面白いというものでした。選手のレベルも違いますし、試合の駆け引きが楽しめます。第2はプロに入りたての新人がどんなかを見る楽しみはありますが、試合そのものの楽しさは遠くイースタンの試合に及ばないと実感した週末の2試合でした。
さて、今日も昨日に引き続き大田のセンターの守備についてから・・
この日も大田はセンターでスタメン出場し、センターの守備をソツなくこなしていました。観客からは「大田なかなかやるじゃん」とか「けっこう上手いね」なんて声が聞こえたりします。しかしその一方で、「一歩目が遅い」とか「真っ直ぐ追ってないよ」なんて声も聞こえます。これらの声は実のところ全てその通りだと思います。取りあえずがむしゃらにプレーしている感じで、スマートさは感じません。しかし、頭を越しそうな当たりを素晴らしい身体能力でランニングキャッチしたりしています。足が速いということは何にも代え難い財産です。
追い方が時として最短距離とは行かず、少し弧を描くような感じになっています。練習はしているといってもまだまだ慣れていないことは明白です。しかし、チームトップクラスの肩の強さといい、足の速さといい、一流の外野手に成れる条件を大田は兼ね備えています。おそらく努力次第では福留や糸井のようなアスリート系の外野手になれるのではないかと期待してしまいます。ただ、いくら足が速いと言ってもこの体型では、どうしても始動は松本や橋本といった軽量瞬発系の外野手には及ばない気がします。したがって、将来的にはライト・レフトを守るのがいいのではないかと思います。今のアグレッシブな姿勢が続けば、将来福留のようなライトゴロが見られるかもしれません。
打撃の方でもこの日は右中間に非常に大田らしい当たりを放っていました。惜しくもオーバーフェンスとはいきませんでしたが、守備の負担が軽減されたことによって、なんだか打撃の方も上向いている印象です。早く一軍に復帰して欲しいものです。
イースタン巨人はこのところ4番に中井が起用されています。一軍から落とされてからまずまずの活躍を続けており、再び昇格されることを目標にプレーしています。6月14日の報知新聞の“2軍なう”は中井についてだったのですが、「一軍は甘い球がほとんどこない。打ち損じをなくさないといけない」と再昇格のためには打ち損じを減らすことを条件に挙げています。果たしてこの試合の中井ですが、初回の第一打席は無死満塁の場面でまさに打ち損じのショートゴロ併殺打。一番やってはいけないことをやってしまったという感じです。続く三回の第二打席は一死一二塁の場面で強引なまでの右打ちをしたところ、運悪くファーストの真正面を突いてまたも併殺打、やや内角寄りの変化球を窮屈な形で無理なおっつけをしてしまった感じです。最低でも進塁させようとする意図は良かったものの、判断は裏目に出てしまいました。
せっかく4番を任されて、チャンスに強い所をアピールする機会なのに、最悪の2打席でした。しかし、ここから中井は意地を見せました。五回に第三打席が回ってくると、再びスコアリングポジションにランナーがいます。二死一二塁でした。ここで外寄りのストレートをお手本のようなピッチャー返しのセンター前ヒットです。さらに七回にも二三塁にランナーがいる場面でセンターオーバーのタイムリー二塁を放ちました。クラッチヒッター中井の面目躍如です。修さんが自分の日記で解説しているように、私も今の中井の打ち方はあまり好きではありません。しかし、取りあえず結果が出たことは次につながると思います。一軍へ再昇格も近くに引き寄せたことと思います。
橋本は5打席で3打数1安打ながら四死球2つを稼ぎ3出塁。本人は今はあまり調子が良くないと語っていますが、そんな中でもしっかりと出塁をしていることは良いことだと思います。一軍へのアピール材料です。
最後に星野について、先週の三者連続三振ほどではなかったものの、抜群の球威で打者を圧倒していました。しかし、2イニングで四死球2つは余分です。今の思い切り腕を振るスタイルを崩さずに、もう少し落ち着いた投球をできるようになればまた一軍が見えてくると思います。
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中井大介 マルチタイムリーヒット!2011年6月19日 ←New
橋本到 ショート内野安打!2011年6月19日 ←New
星野真澄 奪三振!2011年6月19日 ←New
この試合、もう一人紹介したい選手がいます。九回に登板した宮本なのですが、だいぶ大人になってきた印象です。そのことはまた後日話しますね。
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